ツトムさん家の写真日記。

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第491回 春節 中国寺院 聖天宮 中。

2010-02-22 02:22:22 | 旅行

2010 02 14(日)

前回に引き続き埼玉県坂戸市郊外にある中国寺院“聖天宮”(せいてんきゅう)の前殿に参詣いたします。
彫刻が施された入口の石門(龍亭)を入ると、そこは真に濃密な中華の世界!!

 
頑丈な石材で造られた入口門(龍亭)の両扉にも煌びやかな尊像が・・・。
入り口を守るのは「四大天王」像の2体です。
(出口門の虎亭にも2体あり、合計四大天王に成ります。)


朱塗りの柱が連なり、極彩色という言葉がぴったりの前殿内部です。


2本の石柱には見事な透かし彫りの双龍柱!!
上部に絡み合った2頭の龍が、下部には飛び跳ねる鯉が彫られ、随所に神仙が配置された双龍柱は中国石彫芸術の極みです。
この双龍柱は鯉が龍に昇華するという中国の昇龍伝説を表現しています。

 
前殿の天井は細密な彫刻が施された「八卦天井」。
全て楠木で作られ金箔を施された1満点以上の彫刻物は、驚く事に釘などは一本も使用せずに組み込まれています。
八卦天井は「森羅万象」の全ての宇宙世界を表現しているそうです。

前殿に置かれた漆黒の大テーブルの中央には馥郁とした香りを放ち、全てを浄化するといわれる「浄香原木」。
白檀でしょうか?伽羅でしょうか? これだけの大きさの香木の価値は計り知れませんね・・・。


香木の左右には聖籤(シンチャム・おみくじ)が置かれ、誰でも気軽に引いて楽しめます。

三日月杯を床に投げて陰陽で運勢を判断する「神杯」(シンパイ)占い。

陰と陽がバランスよく出なければいけません。

この前殿には入口が5ヶ所あります。
中央の3ヶ所の門は神様だけが通られる神門なので、人間の出入りは左右の一番端の門(龍亭と虎亭)を使います。


前殿の全ての門扉には素晴しい尊像か彫り込まれています。
中央の主神門の門扉像は「鎮守宝殿山門神」の2像。
左右ある2ヶ所の副神門の像は「如意四位正神」の4体。
(イタズラ防止用アクリル板の反射が残念。)


森羅万象を表す「八卦天井」は深いドーム型の形状になっています。

日本離れした異次元空間!! 唐か明の時代の中国へワープした気分です。

前殿から本殿への回廊に描かれた壁画


沢山ある絵画には聖天宮の宗派「道教」の神様たちが鮮やかに描写されています。

右上で後光が射しているのが道教の最高位「元始天尊」(万物の成り立ちを司る神)。左には高弟たちや麒麟と童児の姿も・・・。

中庭を挟んで左右の回廊には道教での説話・逸話などの壁画が所狭しと並んでいます。

中庭から見た絢爛豪華な回廊と前殿の裏側。 中国寺院の情緒たっぷりの聖天宮はまだまだ奥に続きます。

次回は聖天宮本殿と春節祝。

本日は平成22年2月22日 珍しく全てが2並び。 を白鳥の姿に見立ててスワン ⇒ 吸わんで禁煙の日。 毎月22日は夫婦の日

2010 02 22(月)記。  前橋市  最高気温8.2℃

おまけコーナー。

アイスダンスの演技中にポロリ・・・!

2009 Euros CD Rubleva Shefer

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