台北=益満雄一郎、新北=平賀拓哉 台北=金順姫
2016年1月16日00時52分
台湾の次のトップを選ぶ総統選が16日、投開票される。初の女性総統としての当選が有力視されている最大野党・民進党の蔡英文(ツァイインウェン)主席(59)は15日夜、「台湾の民主史上、3度目の政権交代が新しい政治の起点となる」と演説。8年ぶりの政権交代の実現に向け投票を呼びかけた。
民進党は選挙戦最終日の同日夜、雨が降る中、台北中心部で約10万人(党発表)が参加する大規模な集会を開催。蔡氏が演説で、支持者の団結や政治・経済の改革の必要性を訴えると、参加者は旗を振ったり、「蔡英文、当選」と連呼したりして盛り上がった。
蔡氏は同日朝に台中で記者会見し、前回総統選(2012年)で敗れた雪辱を果たす意気込みを示した。「民進党は様々な困難を克服し、再び立ち上がることができると信じている」
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朝日新聞国際報道部
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