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【鉄道ファン必見】魅惑のLRT(3)土佐電気鉄道「ハートラム」
中四国地区のLRT(軽量軌道交通)を紹介する4回シリーズ。3回目は土佐電気鉄道の「ハートラム」を取り上げる。
高知市の繁華街にある「はりまや橋交差点」を中心に十字の形に伸びる土佐電気鉄道の路線。ラッピング車両などカラフルな路面電車がガタンゴトンと音をたてながら頻繁に行き交う。同社は明治37(1904)年の運行開始で、路面電車としては日本一古い歴史を誇り、4路線で計25・3キロの路線距離も軌道線では日本一の長さだ。
路面電車の中でひときわ目立つのが淡い水色と白のツートンカラーの超低床車両(LRV)「ハートラム」。角張った造りの車体はアルナ車両製で、全長17・5メートル、乗降口の高さは高齢者や身障者、妊婦の乗り降りに配慮して33センチと低くなっている。
ハートラムの導入は平成14年4月。公共交通を通じてバリアフリーや環境問題をアピールしようと、国や高知県、高知市、南国市、伊野町の補助を受けて1編成を1億9千万で購入した。
ハートラムの導入を機に、同社は電停のかさ上げや拡幅、ベンチや上屋の設置などバリアフリーの取り組みを本格化させた。5つの拠点駅で駐車場を整備し、郊外から来た人が車から路面電車に乗り換えて高知市中心部に通勤するよう誘導する「パーク・アンド・ライド」も効果をあげている。
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