プロ野球、DeNAの新人10選手(育成含む)が15日、東京・渋谷区にある親会社のDeNA本社を訪問した。
緊張の面持ちで球団の南場智子オーナー(53、DeNA会長)と名刺交換した。「もう社会人ですからね」と対応した南場オーナーは、「野球の仕事もそうだと思いますが、DeNAは若手に一番、チャンスを与える組織です。初年度から小さくまとまらずに暴れてください」とエールを送り、事業説明の講義を行った。
講義後、新人選手はDeNA社員が業務を行うフロアに移動。ドラフト1位・今永昇太(22、駒大)は「僕たち新人もDeNAのゲームをダウンロードしてから、プロ野球でも結果を残すので応援よろしくお願いします」とあいさつすると、約150人の社員から大きな拍手が起こった。
南場オーナーにとっては昨年1月の就任後、初のドラフト入団選手となり、「みんな緊張していて初々しいですね。非常に厳しい世界に入ったと思うけど、努力の仕方、気持ちの強さで、どこまで成長するのか大きく変わると思う。1日も無駄にせず、そのことに気づいてほしいと思いました」と目を細めた。
また、オーナー2年目として、「今年は間違いなく結果に結びつける。ずっとポテンシャルじゃしかたない。ファンの方にあれだけ期待を持っていただいたのに、後半にがっかりさせてしまった。反省しないといけない。必ず成果を届ける一年にしたい」と決意を述べた。