全日本選手権第5日(15日、東京体育館)15歳の平野美と伊藤の2人が実力者を破ってともに自己最高に並ぶ8強入りを果たした。平野美は、過去5度優勝の平野早を倒し「乗り越えられたことは大きい」と喜んだ。ジュニアの部のシングルスではベスト4に終わっただけに「どんどん調子を上げて絶対にメダルを取りたい」と意欲を燃やした。
伊藤は、昨年の世界選手権個人戦代表の若宮三紗子(日本生命)をフルゲームで撃破。接戦の中、隣のコートで戦う平野美が目に入ったそうで「試合には集中していたが(平野美が)勝った瞬間を見て励みになった」と感謝した。(共同)