なぜ?デジタルで買えない?SMAPの「 #世界でひとつだけの花 」
【追記】スマートフォンとニンテンドー3DSでしか購買できませんが、レコチョクで、「世界でひとつだけの花」は売り切れ無しで購買可能です!しかし音楽をスマホや3DSだけというのはなぁ…。今回はスリーミリオンが目標なのでそこはあまり関係なし!
http://recochoku.jp/song/S14209590/
KNNポール神田です!
SMAPの解散をなんとかふせごうとしているファンの動きがソーシャルで盛んになっている。「#世界でひとつだけの花」「#世界でひとつだけの花購買運動」などのハッシュタグが並ぶ…。
■ジャニーズ事務所の今回の騒動登場人物とその担当図
週刊誌への掲載がお家騒動の問題だったようだが、真相はまだわからない。
そんな状況の中、契約がある以上、事務所所属のタレントとしては、従来のレギュラー番組で何もなかったような素振りでバラエティ番組を迎えることになるであろう。しかし、いてもたってもいられないファン達が唯一許される行為『購買運動』という行為で解散反対をアピールしはじめたのだ。しかし、物理メディアであるCDはミリオンヒット(300万枚)を樹立させたいというファンの願いとは裏腹に品切れが続くばかりだ…。
■デジタルミュージックに楽曲がないという問題
ここは、売り切れのない商材での購買運動が必要のようだ。
amazonのレビューには、あふれる想いが寄せられている。この歌に関する署名代わりのレビューもありかもしれない。現在の「世界で一つだけの花」のレビュー数は443件だ。
しかし、何よりも「世界で一つだけの花」に限ったことではないが、売り切れのないデジタル・ミュージックでSMAP作品が購買できないということが、本質的な問題ではないだろうか?有料サブスクリプションの聴き放題に参加しないのはまだ理解できるが、売り切れの存在しない、デジタルミュージックに参入していないのは、デジタルのCD屋さんにCDが並んでいない状態とまったく同じだ。せっかくのファンたちのこのSMAPに対する熱き想いも、デジタルで買える何かに置き換えないと、このアクションが最大化できなく、とても残念である。
すでに米国の音楽産業では、デジタルミュージックとパッケージミュージックの割合がデジタルへシフトしようとしている。それに対応できていないことは、音楽マーケティング的にはマイノリティーになろうとしている。もちろん、紙メディアにおいても、アーティストが表紙をかざっているにもかかわらず、ネット媒体では表示されないような対応も極めて異例な対応なのだ。書籍や雑誌、音楽がデジタルシフトしている状況に対して合理的な判断が必要になってきている。変わらなければならないのは、むしろジャニーズ事務所側ではないだろうか?