P.M2.5の危険性と症状
P.M2.5は、小さな微粒子だから、体に一度入ると、気管支をとおり、肺の奥まで入ってしまう。『風の谷のナウシカ』に出てくる腐海の灰みたいな感じだ。
肺の奥まで入ることで、肺などの呼吸器系に悪影響を与える。
その結果、肺がんや気管支炎、ぜんそくなどの苦しい病気になる危険がある。
1番影響があるのが、のどや気管支だ。
また、細胞などに付着して、肺の血管を傷つけるため、そこでできた血栓が脳の血管を詰まらせて、脳こうそくを起こす危険性がある。
さらに、P.M2.5をある程度吸うと、比較的はやい段階で次のような症状が出やすい。
それは、くしゃみ、目がかゆい、気管支炎、せきが止まらない、のどがかゆい、など。
さらにPM2.5は、未熟児誕生や 小さな子どもの致死率を高める。
例えば中国では大気汚染のため、多くの中国人が喘息や気管支炎になっていることが報道されている。北京に1日いればタバコを21本吸ったのと同じ状況である。
まさにこんな感じ⇒中国嫁日記:PM2.5が1000を超える、その時、月は!
日本の環境基準では、P.M2.5の安全な濃度は次のようになっている。
(画像引用元:環境省_微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報)
環境基本法第16条第1項に基づく人の健康の適切な保護を図るために維持されることが望ましい水準として以下のとおり環境基準を定めています。
1年平均値 15μg/m3以下 かつ 1日平均値 35μg/m3以下
(平成21年9月設定)
この環境基準値は、呼吸器疾患、循環器疾患及び肺がんに関する様々な国内外の疫学知見を基に、専門委員会において検討したものです。
1日平均値 35μg/m3以下なら、ただちに人体に影響はない。
しかし、1日70μg/m3を超えると、体に影響がでてくる可能性がある。
数値を測りたいならこれが便利
自分がいる場所のP.M2.5の濃度を計測したいなら、「そらまめ君」が便利だ。
ふざけた名前だが、環境省の大気汚染監視システムである。
(※そらまめ君に掲載されているデータは、速報値であり確定値ではないので注意)
飛散する時期
P.M2.5が元気よく飛散する時期は、1月から5月のあいだだ。
なぜなら、この時期は偏西風の影響を受けやすいから。
ちなみにご存知のとおり、中国から近い九州地方や中国地方はより影響が大きい。
特に熊本や福岡はヤバい。
個人的には、子育てする場所には選びたくない場所だ。
対策法
花粉用マスクは無意味
P.M2.5を吸わないためにマスクをつけるなら、2つの基準でマスクを選ぶといい。
1.品質が保証されている日本製であること
2.国家検定に合格した「N95」規格であること
「予防マスクをしてます」という連中がいるが、花粉用のマスクは防ぐことができないことも指摘しておきたい。
なぜなら、花粉症用のマスクはフィルターが大きいので、P.M2.5がマスクを貫通して吸いこんでしまうからである。
それゆえ、P.M2.5が通らないようなフィルターが小さいマスクを選ぶ必要がある。
ただし、ちょっと値段が高い。
( 画像引用元:微小粒子状物質(PM2.5)対策|東京都環境局 大気・騒音・振動・悪臭対策)
マスクを正しくつけないと意味がない
マスクを正しくつけないと、P.M2.5の対策にならないので注意が必要だ。
顔とマスクのすき間をなくしてマスクをつける、これが正しいやり方である。
例えば、マスクのヒモが緩いとすき間が空きやすい。ヒモを結んで長さを調節するといい。
また、あごや鼻のところはすき間があきやすい。鼻の形にピタット合うようにし、あごまでマスクを伸ばすようにするといい。
実は最大の排出国は中国じゃない
実はP.M2.5の最大の排出国は中国ではない。インドである。
世界保健機関(WHO)によると、大気汚染が世界最悪の都市は北京ではなくインドの首都ニューデリーである。
主な都市のPM2・5の年間平均濃度
- ニューデリー 153
- アブダビ 64
- 北京 56
- ソウル 22
- バンコク 20
- ベルリン 20
- ロンドン 16
- ニューヨーク 14
- 東京(千代田区)10
(WHOの2014年の統計より。単位はマイクログラム/立方メートル)
人口過剰と産業の発展の組み合わせが原因
最大の原因は、人口過剰と産業の発展だ。
インドの中国の圧倒的な人口と、産業の発展が組み合わさった結果、深刻な大気汚染となっている。
それゆえ、人口を減らすか、もっとエコな暮らし(貧しい暮らし)をするかしないと、大気汚染はますます悪化するだろう。
少子化?大いにけっこうだ!もうこれ以上子供を産むな、もっと減っていい。
地球人口は1億~5億くらいがベストだ。
老人もできるだけ長生きしないようにすべきだ。
私は、1億人から5億人といったところが適当だと思っています。そうすれば、このような社会問題の多くはなくなります。(人工知能研究家 Marvin Minsky(マービン・ミンスキー))
ちなみにマービン・ミンスキーによれば、人の身長をもっと小さくするのも1つの解決策であるようだ。
さて、総人口を何人ぐらいにすべきかという問題ですが、ここで選択する必要があります。多くの人は身長が60インチ(約150センチ)以上あり、これは空間の無駄です。10分の1にできればよいのですすが。ナノ技術か何かを使ってね。
インドや中国だけじゃなく身近な場所にもある
ちなみに、P.M.2.5はインドや中国から来るだけでなく、もっと身近なところにもある。
それはタバコである。
禁煙推進学術ネットワークの調査によれば、福岡市の喫煙できる喫茶店でPM2.5の濃度を測ると300μgを超える濃度だった。
また、横浜市の喫茶店の喫煙席でも最大700μgのP.M2.5が出ているし、新幹線の喫煙席でも700μgくらいのP.M2.5が計測されている。
しかし、PM2.5がタバコの煙でもあることをマスコミは報道しない。
タバコの煙というと大騒ぎになるので規制がかかっているのかどうかは知らんが、自動車の排気ガスや石炭の粉じんとかが原因と決めつけている。。
ちなみに中国の大気汚染でPM2.5が500に達したことと、タクシーの中でで2人がタバコを吸ったときのP.M2.5の数値は同じである。喫煙ルームも同じ数値。
考えられる対策
考えられる対策は、まずインドや中国を含め、地球の人口を減らすこと。
人口は1億~5億くらいがベストだ。
できるだけ少子化にして、老人も長生きさせないようにする必要がある。
少子化?大いにけっこうだ!
そしてタバコは禁止する。