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躁うつ病は跳ねて沈む〜イサイヤスの日記〜

躁鬱病(双極性障害)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)で、大学院中退→自営業→引きこもり→社内ニート→ニートになったものが綴るブログ。

ぼくは愛を証明しようと思う。

書評

 今日はこの本を紹介しようと思う。

ぼくは愛を証明しようと思う。 (幻冬舎単行本)

ぼくは愛を証明しようと思う。 (幻冬舎単行本)

 

 

著者の藤沢和希さんは大人気ブログ「金融日記」や堀江貴文さんの次に読まれているメールマガジン「週刊金融日記」でも大変有名だ。

彼は外資系投資銀行を経て、進化生物学の理論、心理学や金融工学のリスクマネジメントの技法を取り入れ「恋愛工学」という新しい学問を提唱している。

 

「恋愛工学」は一言で言うと”どうしたら美女と効率よくセックスできるか。”に尽きると思っている。

昔は僕もメルマガを取っていたのだが、あまりの情報量とそれを実行する勇気がなくやめた。

それでも著者の藤沢和希さんのブログは大変面白いし、ツイッターでの言論も興味深い。

 

さて、今日紹介する「ぼくは愛を証明しようと思う。」は主人公のモテない渡辺正樹が永沢と出会い恋愛工学を教えられ、美女をナンパしてという物語。

表紙の裏に書かれていた、本文の一文を紹介する。

恋愛工学を知れば知るほど、そして、実際にたくさんの女の行動を目の当たりにすればするほど、世間に広まっている恋愛に関する常識は、すべて根本的に間違っていることを確信した。恋愛ドラマやJ-POPの歌詞、それに女の恋愛コラムニストがご親切にも、こうしたら女の子にモテますよ、と僕たちに教えてくれることの反対をするのが大体において正しかった。 

あまりネタバレはしたくないが、恋愛工学を用いた主人公が最後にどういった愛にたどり着くかという壮大な物語だった。

普段恋愛小説とかは読まないのでわからないが、巧みに心理学や進化生物学の理論、金融工学のリスクマネジメントの理論が織り交ぜられてストーリーは進み、息をつく暇もなかった。

 

僕は学生時代から著者のブログを読んだりしていたが、最後にこういった結末が待っているとは思っていなかった。

新しい「恋愛工学」を今でも模索しているということを思い知らされた、純愛小説と言ってもいいだろう。

 

「週刊恋愛工学」のメルマガから離れていたが、再び購読しようと思えるほど素晴らしい一冊だった。

ネタバレできないので何も書けないが、「恋愛工学」を知らない女性にこそ予防のためにも勧めたい。

世の中には実際に「恋愛工学」を使って近づいてくる男性もいるからだ。

 

 

ほな!

 

@イサイヤス