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【2018平昌五輪】
テスト大会も中止の危機 韓国テレビも「とてつもない国際的な恥さらし」と報道 組織委はなお強気だが…
ところが、開催が危ういのではと、韓国・SBS(電子版)が15年12月15日付で報じた。15年12月中旬で旌善アルペン競技場の進捗率は53.7%。五輪組織委が実施可能とみる60%に達していない。SBSによると、工事遅れの最大の要因は競技場周辺の環境破壊論議によって着工が遅れたためだという。実際に工事が着工されるまで1年以上を費やした。
さらにお粗末な話だが、地盤が軟弱で補強工事が必要にもかかわらず、問題が発覚したのは11年7月に招致が決まってから4年が経過した15年春以降になってからという。これにはSBSも「話にならない」と呆れるばかりだ。
このため、開催に不可欠な施設である22基のゴンドラ設置が終わっていない。急遽、世界最大の豪州のゴンドラメーカーから最高水準の技術者が緊急派遣され、夜間も不眠不休で工事を進められているが、デッドラインとされる今年の1月20日までに準備が完了するかは「未知数だ」とSBSは報じていた。カスパー会長は15年9月、SBSに対し、ゴンドラだけでもデッドラインに合わせて設置されれば、大会の実施は可能と譲歩したが、FISは緊急代替候補地としてオーストリアを定めている。
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