「ツイート(つぶやき)」が、もはや「つぶやき」でなくなるのはいつだろうか。
たぶん、10年前に比べて70倍以上の長さになるときか。米ツイッターがその歴史に残る簡潔さから脱却し、最大1万字の長いツイートに移行する可能性があるとの噂は、IT(情報技術)業界全体や経済界、マーケティング業界から注目を浴びた。筆者のようなツイッター利用者は、140字の世界で考えて行動するようにプログラムされてしまっている。ツイッターで使う言葉や視覚コンテンツは、簡潔でインパクトがあり創造的にしなくてはならないからだ。
■ネットの評価は二分
「触らぬ神にたたりなし」ということわざがある。だが、ツイッターが字数制限を1万字に拡大する案が報じられるやいなや、インターネット上では意見が二分した。
ツイッターを毎日使うわれわれのような者にとって変化は怖くもあるが、ツイッターが売上高や利用者を増やそうと必死に取り組んでいることも周知の事実だ。ツイッター誕生10周年を3月に控え、字数制限を1万字に拡大するのは同社がまさに探し求めてきた解なのかもしれない。もっとも、今回の変更は可能性があるというだけで既に大きな波紋を呼んでいる。
「1万字ツイッター」が及ぼす影響に目を向ける前に(ちなみに、実施されると利用者のタイムラインで全文が表示される可能性は極めて低くなる)、ツイッターが早い段階で人気になった2つの要因を思い出す価値がある。即時に動向を伝えられる点と、後に著名人が使い始めた点だ。
(米ニューヨークの)ハドソン川に旅客機が墜落したという情報や画像が、既存メディアが伝えるよりもずっと早くリアルタイムでツイッターに氾濫したのは記憶に新しい。その後の展開は知っての通りだ。著名人や公人にとっては、ツイッターは広報担当者やマネージャーを通さずとも注意深く演出され、紛れもない本人による(と思われる)ツイートを通じ、ファンとやりとりしたり関わったりする世界的な大舞台を提供してくれた。しかも、字数はわずか140字と書き込みしやすかった。
ツイッター、情報技術、アップル、インターネット上、ブランドウォッチ、触らぬ神にたたりなし
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