女性のメールのぞき見のauショップ店員逮捕「性的欲求を満たしたかった」 

2016年1月14日18時45分  スポーツ報知

 顧客管理システムを悪用し、女性のメールを自分の携帯電話に無断で転送していたとして、警視庁サイバー犯罪対策課が11日に不正アクセス行為の禁止等に関する法律違反と私電磁的記録不正作出・同供用の疑いで、埼玉県内のauショップ元店員・中村淳一容疑者(31)を逮捕していたことが14日、分かった。

 逮捕容疑は、2014年6月に20代女性のIDとパスワードを入手して米グーグル提供の「Gメール」に5回不正接続したほか、同年8月には別の20代女性2人のメールを自らの携帯電話に転送するように設定変更した疑い。メールの自動転送は、自身が勤務するauショップの端末を使い、会社のメールサーバーにアクセスして設定を行っていた。

 同課によると、中村容疑者は事件当時、ショップで新規契約を担当。女性2人のメールを計1200通転送させていた。「女性のプライベートを知って、性的欲求を満たしたかった。ほかにものぞき見した」と容疑を認めている。同容疑者の携帯電話やパソコンからは、女性らの写真約6000枚が見つかっており、同課では入手経路を調べている。

 捜査関係者によると、3人とは別の女性が昨年8月、メールに知らない連絡先が入っていることに気付き、警視庁に相談。この女性のGメールにも中村容疑者が不正アクセスしたとみられる。

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