| おしえて944 投稿者 たださん | |
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制服には協調性を高める効果があるとききました。 アメリカでも最近、制服の学校があるそうです。人種や肌の色、経済状態のなどが様々な生徒たちをまとめるのに効果があるとか。 結局はうまく社会をまとめる為の道具のひとつだと私は思います。 社会は不完全な人間がつくった非常にもろいものです。しかしそのもろい社会がなければ現代人は生きていけません。 制服が中高で採用されている理由のひとつには、「そろそろ君たちも社会をささえるひとりになるんだぞ〜」という意思が込められているのかも? でも制服をみにつけなくても、そういう意識が身についているのが理想なんでしょうね。(…あ、お給料から税金ひかれてる〜T_T) 制度を作った奴の趣味。 制服なのは、中高校に限らず、小学校もですよ。 そこの教育委員会や、学校によって異なるので、一概には言えません。 職業柄服装史研究をしています。 先ず、何故制服設定時にそのモデルとして軍服が採用されたかですが、最も大きな理由は「合理的思考に基づく服装」であったからで、また、その機能美に当時の日本人が美しさをも感じたからだといえるでしょう。 現在も所謂「サープラス物」に感じる機能美に近い物があったのかも知れません。 また、よく言われる詰め襟服の首周りの窮屈さや、セーラー服の首周りの過開放は、逆にその上着一枚だけで着こなしが完結する(ネクタイやワイシャツなどを必ずしも必要としない)との理由で、制服を購入する時に必ず買わなければならないアイテム数を減らす事が出来るとのポジティブな理由であったそうです。 それから、学校の制服は何もアジア近辺だけの文化では決してなく、様々な形でイギリスアメリカ合衆国、フランス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ドイツ等々の欧米国でも盛んに用いられています。 それどころか、服装文化の自由化という美名の基に礼服文化が胡散消滅してしまった日本とは異なり、服装もまた歴史の積み重ねの上に花開いた文化だとしている欧米では、日常登校時に用いる物と式典時に用いる物とを厳格に規定している事が多いです。 戦前までの日本には、和服での服装文化からの流れを受け継いだTPOによる服装選びの基準が継承されていたようですが、 軍服=帝国主義や軍国主義との短絡的発想しか出来ず、服装既定の持つ統一性を統一の美とも解せなくなり、生徒の両親が亡くなった通夜や葬式に担任教師が日常着のままで出席する事までがある様なこの国の将来の文化はどうなるんでしょうか? セーラー服は、水兵の制服?軍服?から来ているのですが、 採用されたのは、たまたま制服の視察に行っていたオジサン達が、 その当事流行っていたセーラー服を見て、 可愛いと思ったのが採用の理由、とか聞いた事があります。 まあ、そう直接は言えないでしょうから、 水兵の軍服の持つ機能性とその役割が女性のそれとどうのこうのという 屁理屈はこねたことは間違いないでしょうねぇ(笑) いくつか訊いた事があるものでは ・貧富の差をわかり難くし、イジメをなくす。(これは小学校でしたけど…。) ・学校の稼ぎ所。(私立の制服はこれが目的と聞かされています。) ・軍隊の名残。(常識は中々、突然に変わらないものですから…。) ・生徒集めの要。(最近は制服で学校を選ぶという子もいるそうです。各校の制服を集めたパンフレットもありますし…。) ・生徒の常識に任せられない。(制服がなければ、とても奇抜な服で登校して来る生徒がいるかもしれない…。) ・他校生との見分けに。(お巡りさんは制服でどこの学校の子か判断してるそうです。) など。 参考になれば良いのですが…。 制服は元々は外国の軍隊から来たものですが、学問を学ぶ者や帝国主義で意思統一をするという意味で 学生にも着用させるようになったものだと思います。 「伝統的デザイン」である詰襟やセーラー服のデザインの元は、軍隊の制服です。 (詰襟がオランダ軍、セーラー服はsailerつまり水兵の服をアレンジしたものだったはずです) 一糸乱れぬ集団行動を求める場であった学校に、そう考えると軍隊由来の制服は非常にふさわしいことでしょう。 現代ではそうした理由はうすれている(なくなった、とは申せませんね)のでしょうが、 慣習として残っている、あればあるで便利である、ということで廃止に踏み切れていないというのが実情ではないでしょうか。 冠婚葬祭における正装としても使えますしね。 また、制服を着ていることでどこの学校の生徒かわかりますから、 いわゆる難関校・お金持ち校の制服には「ステータス」という意味合いもあることでしょう。 ところで、現在、学校のいわゆる制服は正式には「基準服」と名前を変えているはずです。 (生徒手帳などにはそう載っているはずですので、お持ちの方は見てみてください。) 着用義務も、憲法における基本的人権の尊重に抵触する恐れがあるので、 あくまでも「その学校における基準の服装」であって、強制する権利は学校側にないはず。 だから、基準服を着ないことも生徒側の権利としてあるのです。 私の学生時代(10年ほど前)にも、本人が・あるいは親が基準服を着ないことを選択して、私服で登校している生徒もいました。 ただし、基準服を着ないことが進学面で不利になりかねないという危惧が、どうしても生徒保護者側には出てきますから、 私服登校に踏み切るのはひとりでは大変難しいことになるでしょうが……。 余談ですが、最近の中学校には女子生徒のズボン制服着用を許可している学校があります。 たぶん男子生徒のスカート着用も禁止はしていないでしょう(笑)羨ましい限りです。 ちょっと過激な「私見」です。 昔は管理的な意味や貧富の差を隠蔽など様々な意味があったと思いますが、 今は「みんなが責任逃れをしている」事で残っているのだと思います。 だって制服って回し使いが聞かないのに高いですよ、値段。 【責任逃れパターン1】 PTAも校長も「自分の代で廃止した」と言われるのがイヤ 【責任逃れパターン2】 親として、「誰かに決めてほしい」自分に判断を任されるのがイヤ 【責任逃れパターン3】 子どもとして、センス云々言われるのがイヤで「かっこいい(そうか?)」ことにして何となく着る 私としては、「いらん」と考えています。 理由があってやっていることは大いに支持しますが、「なんとなく」続いていくのはやだ。 でも、「制服反対!個性を!」と主張しながらルーズソックスでも紺ソックスでも みんなおんなじかっこうするのやめて(−_−メ) 学校というのは集団行動です。 よって、一人一人が集団の中の一人だという意識を持たなくてはなりません。けれど実際、それは中学・高校生には難しいことでね。 だから制服を着るのです。制服を着ていれば自分の高校が意識できますね。皆が同じ制服を着ていれば集団意識が持てますね。 それに私服だと変に気を使わなくてはいけません。 ・・・これらは私個人の意見です。 言葉足らずですが高校生の一意見としてお聞きください。 私が通っていた学校は私服でした。市内の高校は私服のところが多かったです。 基本的に、入学時の難易度の高い公立学校がほとんどでしたが。 また、基本的には私服だけれども、学期始めや終わりなどの式典がある時には制服着用、という学校もありました。 さすがに中学校まで私服の学校はありませんでしたが…。 ちなみに私が行ってたのは高校ではなく、高専というところです。 5年制で、母校は5年間私服でしたが、他の高専では3年生(通常の高校生と同じ歳)まで制服、というところもあるようです。 制服のある学校へ行った友達に言わせると、「毎朝何着てこうか考えるのが面倒」って言われましたが。 そんな風に、人からセンス等とやかく言われる心配がない、それをネタにからかわれる心配がない、ということから、いじめられる要因が減る、と考える人もいるのかもしれませんね。 (実際小学生の頃服装に関する理由でいじめられた経験があるもので…) まぁ女の子のミニスカート化やハニワ化を問題視するなら、スカートの制服をやめてしまえば話が早いと思うんですけどね。 (ハニワ化…ミニスカートの下に半ジャー等を履いて暖を取ること。わざわざそんなことするならスカートを短くするな、と言いたいらしいですよ) 詰襟の学生服とセーラー服は、旧陸軍と海軍の制服に由来するものであります。 それが旧制中学なり旧制女学校なりに形を変えて採用されて、それが学制の変化とともに中学校、高等学校に普及したというのが事情のようです。 平和の時代においても永く軍隊由来の制服が息づいている理由は、恐らく統制のとれた学校というイメージを、各学校側がプラスの面として評価しているからでしょう。(ブレザー形式の制服は戦後派で、統率のとれた企業社会を反映したものとしての意味があると思います。) 自由に思い思いの服を着たら悪に染まりやすいことも一因です。 学校から、そのまま繁華街へ遊びに行ってしまいます。 そのとき、制服であれば、そういったところへ行きにくい。 ですから制服であったほうが良いのです。 昔デザイナーの人が、日本の制服をもとにしてアジアの国(どこだかわすれました)にプレゼントしたそうです。 そのときすっごく子供たちが喜んだので、それを真似する学校が増えたそうですよ。 小さいころテレビで見ました。 記憶違いがあるかもですが、そんなことだったと思います☆ 学生が制服を着る理由というのは今では考えられない事から来ています。 戦後世代は普通みんなそうですが、義務教育というものを経ています。 しかし、明治・大正の頃というのはそうではありませんでした。 当時はネコの手も借りたいくらいというのが実状で、農村部では特に家事・洗濯・仕事の手伝いは子供の義務と言っても佳いくらいのものでした。 今と違って家事全般は全て手仕事ですし、その仕事量は母親一人には手に余ります。 その為に学校に行かすだけの金も暇もない貧乏人はそもそも学校にすら行けなかったのです。 ですが、金は無いが将来のことを考えたら学が在った方がいいだろうと思って無理して学校に入ろうとする人もいたんです。 そういう人たちがもしも私服で学校に行ったらどうなるでしょう?全員私服であるならば一目で貧富の差が顕れるでしょう。 それを回避するために制服は作られたという話です。 ということで、現在は制服を着る理由というものは消滅してるはずなんですが・・・日本人は慣習とか馴れにこだわりますから(苦笑) また、制服を着るという習慣は何も日本だけでは無いですよ。 オーストラリアやニュージーランド、アメリカにイギリス、ドイツ等にも制服のある学校はあります。(姉妹校の生徒で着ているのを見ました) 寮制が一般になっている様な学校やミッションスクール等、管理を売りにしているような学校では結構見られます。 (うちの学校も一応ミッションスクールでしたし)まぁ日本ほど多くは無いのは事実ですね。 あと、アジア周辺諸国に制服が多少浸透しているのは、戦後日本をモデルにしているからではないでしょうか。 逆に、小学校は 憲法の「義務教育は無償とする」に触れるおそれがあるので 最近は制服を強制しなくなったと聞きました |
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