開運!なんでも鑑定団【退職金400万円はたいて一世一代の大勝負!!】 2016.01.10


こんばんはさぁ「鑑定団」始まりました。
今日もよろしくお願いします。
うちのPepper君がだいぶ慣れてきましたよ。
人間っぽくなってきて。
昨日「ダジャレを考えたんで聞いていただいていいですか?」。
おいおいおい最先端の人工知能のダジャレどんなやねん思ったら「布団が…」って言うんですよ。
おいおい嘘やろ嘘やろって思ったら手上げながら「吹っ飛んだ!」って言われたんですよ。
豊満なバストとエロチックなまなざしで世の男性をメロメロにしているこの方。
グラビアアイドルの…
幼い頃はとっても内気で恥ずかしがり屋。
まったく目立たない子でした。
しかし小学6年生のとき鼓笛隊の指揮者を務めた際注目を浴びることに快感を覚え…
そこで翌年某有名コンテストのオーディションを受けたところ…
以来女優を目指し月2回山形から片道3時間かけて上京し演技のレッスンに通いました。
その傍ら中学時代はバスケットボールに熱中し練習後必ず大好物の餅をたらふく食べていたところやがてバストも餅のように膨らみ…
そのため急に大人びてしまい中学生のときは…
とからかわれていたそうです。
高校2年生の終わりに本格的に芸能活動を始めるべく上京しまずはグラビアに挑戦したのですが
太陽のもとで元気いっぱいという演技がうまくできず笑顔が引きつってしまい…
ドラマに出演してもまわってきたのは…
16年間鳴かず飛ばずでした。
しかし2014年30歳で写真集を出したところアンニュイな大人の色気が評判となり大ブレイク
以来バラエティーやドラマで引っ張りだこになりました
しかし実はブレイクするずっと前にすでにマナミさんの魅力に気づいていた男がいたのです。
それはなんと…
しかもこんなにセクシーな写真まで撮っていました
依頼人の登場です。
東京都からお越しのはいどうぞこちらへ。
もう全身フェロモンの塊ですね。
でもあの写真撮った仕事は楽しかったなぁ。
はい今田さんと二人っきりで。
はいお風呂場のシーンは二人っきりで撮ったんです。
すごい楽しかったんです。
でしょ?今田さん乗せるのがすごいお上手で。
どんどん気持乗っちゃって。
でしょ?ニップレスっていうか胸のとこね。
一応隠すのがあるんですよ。
ちゃんとそこはつけてらっしゃいましたね。
そのときはつけてました。
篠山紀信さんのときはつけてないでしょ?もうそこからは…はい。
取って全然つけずに撮影したらすごく解放感でそれがよくて。
もう1回撮影しませんか?うちのPepper君と絡んだりとかね。
さぁ拝見したいと思いますこちら。
おじさんから借りてきました。
そのおじさんのお父さまがすごいお金持ちの方で骨董品が大好きで毎日のように骨董屋に通っていっぱい買ってきてたのでそのなかでも自信があるものっていって。
ほんまのおじさんですよね?今言うてんの。
はいそうです。
これ見たことっていうのは今まであったんですか?いや初めて見ました私。
初めて見て。
いかがですか?初めて見られて。
いや鶴ってこんなに羽が生えてるんだなって。
箱に珍品って書いてありますけど。
そうなんですよそれなんですけどすごく調べるのが好きだったのでここにちゃんと詳しく。
書いてありますね。
椿山32才のときの作品とか…。
で大珍品にはここを見ていただくとわかるんですけどシール3枚。
あっおじさんのお父さんが調べてシールも全部貼って。
そう全部貼ってそのままおじさんが保管してたので。
この中に箱があるんですねちゃんと。
そうです。
なんのダンボールやねん。
さぁご本人の評価額ですけどもおいくらくらいでしょうか?親戚と会議をしてきまして。
会議した?親戚と。
200万で。
大きくでましたね。
200万まいりましょうオープンザプライス!おっおっ…。
あっ100万円!すごい!本物ってことですか?100万安河内さんめったに出してくれない数字ですよ。
え〜!椿椿山本物。
左のほうの落款に年号がありまして辛卯これは椿山が31歳のときなんですけれども唐の時代の薛嗣通という画家の法で描いたということなんですね。
この薛嗣通というのはたいへん鶴の絵が得意だったということでそれを参考にして描いたんだろうと。
ですから本来の椿山の筆法とは少々異なるところがあるのかなと。
椿山はいちばん高いのが肖像画なんですね。
それとたいへんきれいな色遣いの花そういったものですと1,000万円になるものもあります。
ある意味珍品だと思います。
おじさんにもぜひ報告してあげてください。
貴重なものありがとうございました。
番組も最後まで楽しんでいってください。
早速ご自宅にお伺いしました。
次なる依頼人は数々の骨董に囲まれうっとりしているこの方…
コレクション数はざっと100点あまり。
しかし小遣いが少ないためつぎ込むお金の最高額を決めており…
そんじょそこらのコレクターには負けません。
ということは今回のお宝も安く買ったもの?
実は中嶋さん3年前に定年をむかえ…
それまで乗っていた車も売り…。
カタログを見ながらあれにしようかこれにしようか迷っていたところでした。
するとある日…
そこで大急ぎでその方の家に行くと…
そう言われました。
そこで選んだのが今回のお宝で…
今まで養ってきた鑑識眼を頼りにこれはと思うもの…。
そんな高いものを買ったことはなかったので安いものを買うときとは違って…。
そのため現在乗っているのは残りのお金で買った軽トラック。
しかし後悔はまったくないそうです
私の目利きが正しかったかどうか鑑定よろしくお願いいたします。
依頼人の登場です。
長野県からお越しのどうぞこちらのほうへ。
ただならぬ緊張感でございます。
思い切りましたね。
でもやっぱり自分の目利きには絶対の自信をお持ち?自分の目と感性には自信を持っております。
危ないな。
怖い。
さあ拝見したいと思います。
なるほど。
全部オール100万で?そうです。
1点ずつ説明していただいてよろしいですか?小さいですが形といい張りといい歴史を語るものに間違いない。
持った感じこれに惹かれました。
でも今までずっと5万円以内で頑張ってきたのにちょっといっぺんに行きすぎじゃないですか?千載一遇は1回それだけです。
これやと!そうです。
ご家族は何かおっしゃってましたか?家族は高級車のほうがよかった。
そりゃ家族でみんな乗れますからね。
あの軽トラ2人乗りでしたからね。
そうなんです。
奥様。
高級車に乗れると思っていましたけれど!高級車でちょっとお出かけとか。
はいそうなんです。
がっくりですね。
奥さんすっごい困惑してますよ。
だと思います。
ですが私は美術館に行き本を読みあとしてなかったのは手に取ることだけでしたがたぶん美術館のガラスの中に手を入れさせてもらえばこれと一緒ではないかと勝手に思ってます。
でも依頼人のような方今までたくさん来られました。
宋時代…
計4点である。
詳しく見てみよう。
唐三彩は中国古代陶器のなかで最も華やかな焼物と言われている。
三彩の名は主に緑褐色白の3色の組み合わせが多く見られることに由来しその独特の色合いは鉛釉に加える金属化合物の違いにより生まれる。
もともとは権力者の墓に入れる副葬品だったため完品はきわめて少ないがその見事な造形と華麗な色彩は愛好家垂涎の的となっている。
そして宋の時代中国陶磁器は一気に華開き多種多様な焼物が次々と生み出されたがその中で特に珍重されたのが…
汝窯はその最高峰で11世紀末ごろから宮中の御用品をつかさどる官窯で作られたがわずか数十年で消滅してしまった。
姿かたちにえもいわれぬ気品がありまたその神秘的な青は雨上がりの空の色にも例えられる。
世に名だたる北宋五大名窯において筆頭に挙げられる逸品だがすでに南宋時代の文献に…
と記されており現存数はきわめて少ない。
哥窯はその器全体に無数のひび割れ。
すなわち貫入が走り宋時代の青磁の中でひときわ異彩を放っている
これはもともと焼成中偶然生じたものだがそこに深い味わいを見いだしその後あえて人為的に再現したものである
しかもその貫入には太い黒のほかに細い黄色が混在しているがこれは哥窯ならではの装飾で金の糸のように見えることから…
一方14世紀の末に始まる朝鮮王朝では優美な青磁よりむしろ質素で飾り気のない白磁のほうが好まれた。
これは社会全体に清廉潔白を旨とする儒教思想が行き渡っていたためで麗しい純白の地肌を持つ白磁は最も格式高い器として宮中で愛用された。
その後15世紀に入ると白磁にコバルトで絵付けをした青花磁器が。
18世紀には銅を含む顔料を用いた辰砂が作られるようになったがいずれもその文様はいたって簡素で色彩は淡く筆致もやわらかい。
これらは桃山時代に日本に伝わるや茶人たちに珍重されたがその後度重なる戦火により多くが消失したため現存数はきわめて少ない。
中国および朝鮮王朝の焼物4点。
もし本物なら400万円どころの騒ぎではないが…
それではご本人の評価額ですけどもおいくらくらいでしょう?買ったときの400万円。
本物であってほしいですね。
本物であってほしいです。
それではオープンザプライス!あ〜!え〜!?ウソ!?え〜!これは…。
いやまあひどい偽物ですね。
まず唐三彩もっと華やかなものなんですよ。
白い釉薬をかけてその上に緑と茶の釉薬をかけて三彩を表している。
それは下が荒い砂の手でもってそれが見えておりますね。
それだけでももうわかる。
汝窯それは汝窯ではないんですよ。
本歌は向い獅子の香炉っていいましてね中国明時代に浙江省の龍泉窯で作られた青磁なんです。
その偽物なんですよ。
そして哥窯。
哥窯というものはねなんとなく哀愁をたたえた黒ずんだ青磁なんです。
そういうふうにキラキラしてないんですね。
そして朝鮮王朝の壺の品位というものそして日本人好みの俳句のような深い感覚。
そういうものがなければいけないけどもそれはただの壺ですね。
お金出しすぎましたね。
もっと勉強なすってください。
まじめに働きます。
奥さん。
東京見物をして帰ります。
もう声が声になってないですから申し訳ございません。
とにかくあちらまで大丈夫ですか?ありがとうございました。
江戸時代から鋳物が盛んで明治維新後は装飾に優れた銅器を生産し世界に名をはせてきた。
バブル崩壊後一時衰退したが最近は若い職人たちが斬新な商品を次々と開発しものづくりの町として再び活況を呈している。
そのなかで特に注目を集めているのがこの…
アルミニウムの熱伝導率のよさを利用しこれを握ったときの手の熱を即座に先端まで伝えることでカチカチに固まったアイスクリームをなめらかにすくうことができるためいまや世界中で大人気である
新高岡駅が新設されますますの発展が期待されているがこれに合わせオープンしたのが…
この地で年に一度開催される御車山祭は1609年高岡に入城した前田利長が御所車を町民に与えたことに始まるが現在7基ある御車山はこれまで祭りの日にしか見ることができなかった。
しかしこの会館では…
安土桃山時代の優雅な装飾を間近で眺めることができる。
伝統の面影が色濃く残る金屋町の通りを眺めつつさわやかな秋風に吹かれ散策を楽しむのは…
早速いってみよう
出張!なんでも鑑定団IN高岡!紙はやっぱりなかなか苦戦していますので私の会社は今…。
特に医療分野に力を入れており…
うちの会社では…。
お宝は…
半年前父にして会長の義雄さんが手に入れたもの。
現在は会社の会議室にデーンと飾られている
いかにも…。
みたいな状態で…。
しかし名品とはとうてい思えない。
例えば…
金色のこの金がね光りすぎとると思いません?
こんなものを飾っていては会社の信用にかかわるのでどうか片づけてほしいと会長に伝えると…
そこで今度は社員全員で頭を下げると…
すると客席からこんな横断幕が
本人評価額はとりあえず父の顔を立てて…
十中八九ガラクタだと思うのでそのときはこの番組を父に見てもらいなんとか説得したい。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
やっぱり〜!
え〜!新しいお土産品ですよ。
キラキラキラキラしてね遠目で見りゃいいけどもこれね水金っていいましてね化学的に合成した金であって本当の金じゃないんですよ。
形はね日本の古伊万里の沈香壺の形をそのままとってるんです。
なんとも中途半端なもんですね。
私からもお願いをします。
すぐに片づけてもらってください。
ありがとうございます。
続いては70歳以上限定の野球チームに所属している…
例えば1か月前の試合では1点リードのまま最終回にノーアウト2・3塁のピンチを迎え守っているレフトに…
それをうまく捕れまして…。
それを内野に返して内野が今度…。
今度はセカンドのランナーがサード来たんですよ。
1点リードのまま試合を勝った日もあったんです。
お宝は地元富山出身の日本画家…
10年ほど前なじみの骨董商にすすめられたもの。
その際言うにはこれはめでたい極楽鳥の絵なので…
そのときたまたま…。
息子さんの結婚がちょっと悩みだった。
30代半ばの息子がなかなか結婚しないのでどうかいい人に巡り合えますようにと数十万円で購入した
え?
本人評価額は46万円。
その訳は?
いくらヤキモキしても息子はどこ吹く風。
一日でも早くこの掛軸を結婚祝いとして手渡したいのだが…。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
よかった!
ありがとうございます。
今回鑑定額が本人評価額よりアップした方には高岡市のマスコット利長くんから…
おめでとうございます!
もうちょっとお安くしたほうがよかったですかね?本物間違いございません。
大正5年6年あたりにインドに旅行に行かれたあと鮮烈な色彩の花鳥画を描かれた方なんですけれどもこの作品がおそらく大正9年あたり帰ってからまもなくですね。
金泥を薄くひいて描かれてますので大空を舞う鳥の雰囲気がそれで一層出ていると思います。
大事になさってください。
続いては長距離トラックの運転手…
何年くらい?40年ちょっと。
大ベテランじゃないですか。
つっかけでいらっしゃるっていうのは…。
いつも重い荷物の積み下ろしをしているので腕力には自信があり若い者にも絶対負けない!というわけで…
え?お姫様だっこ?あっすごいなぁ。
安定感抜群ですね。
お宝は…
数年前なじみの骨董店で一目ぼれし…
ついに…。
長年頑張って働いてきた自分への褒美と思うことにし清水の舞台から飛び降りてしまった
おいくらだったんですかこれは?こんだけずっと引っ張って話を…。
30万円ダメか?40万円…でもいい?ってことはもっとする?うん…。
ん〜。
ん〜。
えっ!?
以来大事に飾っているが地震が来ると壊れると思い…
えっ!?最初から倒して。
最初から倒した状態で眺めてる?そうそう。
本人評価額は堂々の…
実は購入金額をはっきり言えなかったのは夫婦の老後の貯金をこっそり使い込んでしまったから。
そのためなんとしても名品であってほしいが…。
果たしてどうなるのか?
数年前なじみの骨董店で一目ぼれ。
しかし少々高かったので2か月間悩みに悩み購入した。
以来大事に飾っているが地震が怖いので…
果たして結果は!?
ジャカジャン!
あちゃ〜!
これはおそらく昭和時代に入ってからの九谷焼ですね。
古九谷というのはこういう形はありませんね。
中国唐時代のお坊さん寒山拾得。
実に奇妙な暮らしをしてるので明治以降になって九谷焼でもこれを布袋さんだとか獅子と同じようにこういう置物として焼いた。
紫黄色緑九谷の釉薬ですね。
ただ顔がね気持が悪い。
続いては本日の最高齢…
マツコさん?はいはい…。
握手。
あ〜どうもすみません。
ありがとうございます。
ねぇ。
いやいやいや…。
おいくつなんですか今?87歳!はい。
あらお元気じゃないですかでも。
そうですか。
何がいちばん好きなんですか?食べ物としては…。
カレーライス好きです。
カレーは自分で作ったりするんですか?作ります。
あら。
え!?
お宝は…
40年程前虎の掛軸が欲しくなり昔骨董商をしていた知人のところに行くとこの絵がすっかり気に入ってしまい作者も聞かず20万円で購入した。
それから10年後表装を直そうと思い表具店に持っていくと…
え〜!?前の方は…。
ちょっと前に…。
本人評価額は今ならこのくらいはするはずと…
もしも高ければ売り払い家族に車を買ってあげたい。
今朝はその前祝いに赤飯を炊いたが…。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
う〜ん残念!
表具屋さんね…。
残念ながら松村景文本物ではなかったです。
円山応挙の流れをくむ四条派のいちばん最初の人なんですね。
応挙ですと写実が前面に出るんですけれどもそれに京都らしい柔らかさが加わっていくのが四条派。
鳥はわりとよく描けてると思います。
菜の花が墨でなんかごまかしちゃったような感じがございますね。
でもきれいな表具をなさいました。
表具はいいですか?表具きれいです。
続いては庭いじりが趣味の…
庭いじりってかっこいいんですが…。
お宝は…
半年前夫婦でリサイクルショップに行ったときのこと。
孫に買ってあげる服を探していると妻が…
食器コーナーにこの花瓶が置かれていた。
いくらだろうと思い値札を見ると…
え〜!?ほんと!
これは絶対買い得だと思い大急ぎでレジに直行した
人間国宝の花瓶が税込みで1,300円で買えた?はい。
でこの日の出演を当然妻も楽しみにしていると思ったので…
本人評価額は期待を込めて…
妻は自分が見つけたものの人間国宝の作がいくらなんでも1,300円なんてありえないと思っているのかもしれない。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
これはすごい!
これは間違いなく三代徳田八十吉の作品ですね。
昭和63年に三代八十吉を襲名してから平成9年にね人間国宝に認定されるまでの約10年間の間の作品なんです。
共箱なんだよね。
わりと数を作ってあります。
ですからこの箱に「壺」と書いてある。
これがのちになりますと「恒河」とか「銀河」とかっていうのを書くようになる。
まだまだ初期の作品ですけども実に幻想的でいいもんですね。
最後は定年退職後インターネットショップを始めた…
年金で悠々自適と思ったんですけどちょっと無理になりました。
どんなものを扱ってるわけですか?
お宝はこちら
こちらいったいどういったものでしょうか?屏風ですね。
地元富山出身の南画家
5年前なじみの骨董店に行くと…
それで…知り合いがいないのにおかしいなと思って。
言われるまま奥の部屋に行くとこの屏風が待っていた
これが飾ってあった?はい。
この方がいらっしゃった。
とりえあえず見てみると描き込みがすばらしいのですっかり気に入ってしまいその場で購入
どれくらいでお買いになったんですか?20万ですか?ええそうです。
しかしあまりにも大きくて家では飾るスペースがなく現在は季節に合わせ2扇ずつ広げて楽しんでいる。
唯一気がかりなのは…
これには深い意味があるのか単なる押し間違いかそれとも偽物だからなのか…
ちょっと心配ですね。
それがちょっと心配?
本人評価額はとりあえず本物と信じ…
購入以来この屏風をきちんと広げたのは今日が初めて。
家で見るのとは印象が違いますます惚れ直した。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
やった〜!
本物に間違いございません。
富山から江戸に出られて更に大分そして長崎に遊学して最終的に京都で定住なさったようでございます。
京都で立命館という私塾の講師をしていたときの絵だろうと思います。
明治の10年61歳くらいのいちばん力が横溢した頃の作品だと思います。
春夏秋冬丁寧に描かれているいい絵ですね。
その印が反対になっているというのが私もなぜかというのはちょっとわかりかねますね。
遊び心なんでしょうかね。
今ここで答えが出なくて申し訳ございません。
出張鑑定IN高岡はこれにて無事閉幕
次なる依頼人は公園でサッカーに興じているこの方
こちらは一人娘…
そうですよね。
ぜひかっこいいパパ目指して頑張ってください
税理士の父武輝さんは…
どれでも好きなものを持っていけと言われたのですが何を選べばよいのか皆目見当がつかなかったので…
そうしたら父が…。
しかし詳しく聞くとネットオークションで買ったというのでとても不安になったため…
鑑定よろしくお願いいたします。
果たしてその有名画家とは?
依頼人の登場です。
福岡県からお越しのどうぞお願いします。
また2人目の方も危ないエピソードですね。
ネットオークションですか。
ええそうです。
お父さんはすごいそういう骨董とかは自信がある方なんですか?はいすごい好きみたいで。
じゃあちょっと拝見しましょうかこちらです。
これ作者はどなたでしょう?小出重という人の絵らしいんですが。
お父さんはおいくらでお買いになったんですか?100万くらいって聞いてますね。
えっ!ネットオークションで100万?高い。
ネットオークションでよう100万使いますね。
ちょっと調べたら画風が違うんでですね…。
調べてみたときはどういう…。
油絵とかが多かったような気がしますね。
ちょっと全然雰囲気が違うんで…。
とにかくこれは珍品だと言われたんです。
また珍品!でもわかりますよさっきの鶴と一緒ですよね橋本さんの。
ふだんの画風じゃないものを描かれたっていう珍しいものかもわかりませんね。
橋本さんいかがですか?本物っぽい感じはしますけどね。
あらそうですか。
何の根拠もないですけど。
そうですよね。
今日娘さんも来られてますけど。
将来とか何になりたいなと思ってんの?税理士になりたいです。
税理士!どうですか?これ絵見てみて。
ちょっと…。
自信ない?偽物かなっていう気はします。
偽物かな?
しかしひとたび筆を握るとその絵には底知れぬ力が宿った。
男の名は…
わずか43歳でこの世を去った孤高の画家である
生家は広く名の知られた老舗の薬屋であった。
画家を志し19歳のとき東京美術学校を受験したが試験の成績がいまひとつで西洋画科への入学は叶わずかろうじて日本画科編入を許された。
しかしその後もたゆまぬ精進を重ね2年後晴れて…
当時洋画界では黒田清輝率いる外光派が主流を成し紫を多用する画風でもてはやされていたが重はそんなものには一向に関心を示さず暗い色調の絵ばかりを描いては物思いにふけっていた。
卒業後大阪に戻り毎年文展に出品するもまったく評価されず落選続き。
当然無収入で親類縁者はバカ息子呼ばわり。
母からは教師になるよう懇願されたが重の才能を信じる中学の同窓生が援助を申し出てくれなんとか画業を続けることができた。
29歳で結婚し翌年長男を授かったのち描いたのがNの家族である。
まだ何も知らない無邪気な一人息子を囲み不機嫌そうにうつむく妻とタバコを咥え冷ややかに一点を見つめる面長の男。
そこに幸福を暗示するものは何ひとつなく暗く陰鬱だが構図は綿密に計算されており単なる写実を超えようとする画家の強い意志が感じられる。
これを目にした友人の助言により斬新な試みにも門戸を広げる二科展に出品したところ有望な新人に与えられる樗牛賞を受賞。
31歳にしてようやく遅いデビューを飾ることができた。
その1年後少女お梅の像を出品すると今度は二科賞を受賞。
これにより関西を代表する洋画家として認められることとなった。
33歳のとき更なる飛躍を目指し半年ほどフランスを外遊。
その際最も心打たれたのは美術館に飾られた先達の名画の数々ではなく油絵を生み出しそれを根底から支えているヨーロッパの人々の生活の重さであった。
すなわち様式や画法を学ぶだけでは本当の油絵は描けないと思い知ったのである。
そこで帰国後は和服をそれまで着たこともなかった洋服に替え芦屋の洋館で暮らすなど生活のスタイルをすべて洋風に改めそのなかで油絵の重みと必然性をひたすら追求したのであった。
この努力のなかから生まれたのが独特の味わいを持つ裸婦画で重は日本女性の姿態をあるがままに直視しその奥底に潜むエロチシズムを描き出したのであった。
長い胴に短い足そして黄色い肌。
西洋の基準から言えばむしろ醜いこの肉体に美を見いだしたのはおそらく重が初めてであろう。
重の磨き抜かれた描写力により彼女たちはあくまで優雅で堂々としておりしかも淫靡である。
またそこにはなんとも言えないメランコリックなにおいと力強い生命力が横溢している。
しかしそれはまた徐々に滅びゆく重の肉体と引き換えに生み出されたものであった。
1931年心臓発作により他界。
デビューからわずか12年後のことであった
改めて依頼品を見てみよう。
小出重の日本画である。
描かれているのは孔子老子釈迦の姿。
中国古来の画題で儒教道教仏教は本来同じと説く三教図である。
明治40年5月とあることからすると重19歳東京美術学校入学直後の作か
ご本人の評価額ですがおいくらくらいでしょう?父が100万で前買ったというふうに聞いてますので110万でお願いします。
10万だけで?わかりました。
じゃあまいりましょうオープンザプライス!おおっ!おお〜っ!すごい!300万!珍品だ。
いや〜珍品ですね。
明治40年5月小出重と書いてます。
ちょうど東京美術学校の日本画科に入学した年ですね。
こういった作品を描いていた記録はあるんですけどなかなか出てこないこの三教図日本でも狩野派の画家が描いてましたおそらくその当時勉強のために誰かの絵を模写したものだと思いますね。
非常に力強い線と墨の濃淡とかこういったものが訓練として後年油絵に活きたんじゃないかなと感じさせますよね。
しっかりとしたいい絵だと思いますね。
小出重は出てくると非常に高いです。
このくらいの裸婦像でも1,000万円以上しますので油絵でほんとこれだけの大きさがあれば数千万から億つくんですねですけれどもこういったものが小出重の画業のなかでベースとしてあったほんと貴重なものだと思います。
お父さんかなりの目利きだと思います。
娘さんいかがですか?おじいちゃんさすがだなと思いました。
絵を大切にしていきたいと思います。
よかったね〜お父さんも大事にしてあげてね。
わかりました。
どうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
「鑑定団」また来週ですさようなら!2016/01/10(日) 12:54〜14:00
テレビ大阪1
開運!なんでも鑑定団[再]【退職金400万円はたいて一世一代の大勝負!!】[字]

5万円以上の物は買わないと決めている骨董コレクターが一世一代の大勝負!高級車を買う予定だった退職金400万円を注ぎ込み買ったお宝にとんでもない鑑定結果が!?

詳細情報
番組内容1
【退職金400万円を注ぎ込んだお宝】
依頼人は収集歴20年の骨董コレクター。その数は100点以上にのぼるが、あくまで「良い品を安く」がモットーで基本的に5万円以上のものは買わない。しかしかなり勉強を積んだため持っているのは良い物ばかりと自信満々!そんな中、唯一大金を出したのが今回のお宝。実は3年前、知人の収集家から「骨董を処分するので何か買わないか?」と言われた。多数の骨董を見せてくれ、
番組内容2
「どれでも1点100万円。例え1000万円のモノでもその値でよい」と言われた。これは千載一遇のチャンスと思い、それまで磨いた鑑識眼を頼りに数百点の中から自分の目にかなった4点を選び出し、本当は憧れの高級車を買う予定だった退職金なんと400万円を使い購入してしまった!まさに一世一代の大勝負!だが自分の目には自信がある。はたして正解だったのか!?中島誠之助の鑑定やいかに!
出演者
【司会者】
石坂浩二、今田耕司
【アシスタント】
吉田真由子
【ゲスト】
橋本マナミ
【出張リポーター】
松尾伴内
【ナレーター】
銀河万丈、冨永みーな
鑑定士軍団
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
阿藤芳樹(「阿藤ギャラリー」代表取締役)
永井龍之介(「永井画廊」代表取締役)

ホームページ
http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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