真相報道 バンキシャ! 2016.01.10


皆さん、こんばんは。
ことし最初の真相報道バンキシャ!です。
まず、北朝鮮が今月6日に核実験を行ったことを受け、アメリカ軍はきょう、核兵器も搭載可能な、Bー52戦略爆撃機を、韓国・ソウル近郊で低空飛行させました。
Bー52は、グアムのアメリカ空軍基地を出発し、ソウル近郊の在韓米軍オサン空軍基地上空で、アメリカ軍と韓国軍の戦闘機を従え、低空飛行しました。
Bー52は、核兵器も搭載できる、大型の戦略爆撃機で、核実験を行った北朝鮮を、強くけん制するねらいがあります。
在韓米軍司令部の副司令官は、アメリカ軍は、核の傘を含む戦力により、朝鮮半島の安定に対し、強く関与していくと話しています。
さて突然の核実験。
世界に緊張が走りました。
水爆実験に初めて成功したと発表した北朝鮮。
キム・ジョンウン第1書記が力を入れる、義務教育の授業で教えられていたのは、水爆の開発にも使われる核反応の式でした。
現地取材で浮かび上がった、北朝鮮の核教育とは。
おととい、北朝鮮が公開したキム・ジョンウン第1書記の視察映像。
SLBM・潜水艦発射弾道ミサイルと見られる発射実験だ。
韓国軍関係者は、過去の映像が意図的に交ぜられているが、完成に向け、開発が進んでいると分析した。
水爆実験に成功したと発表した水曜日以降、お祝いムードに沸く北朝鮮。
しかし、爆発の規模が小さいことなどから、韓国当局やアメリカ、日本政府は、本当に水爆実験だったか懐疑的な見方を示している。
発表から4日。
きょう、北朝鮮は初めて、水爆実験に関するジョンウン氏の発言を報道。
それは、水爆実験を正当化するものだった。
核実験を強行し、国際社会からの孤立の道を突き進むジョンウン氏。
思惑は何なのか。
バンキシャが入手したのは、ジョンウン氏の兄、キム・ジョンナム氏とされる人物の写真。
そして、今回の核実験後に語ったこと。
それは。
今わが国は、大変複雑な時期にさしかかっている。
バンキャシャが入手した核実験4か月前のピョンヤンの映像。
向かったのは、日本の中学校と高校に当たる一般的な学校だ。
校舎の入り口では。
敬愛するキム・ジョンウン将軍様の真の息子・娘になろうとのスローガンが出迎える。
生徒数はおよそ800人。
廊下には、成績優秀で表彰された生徒の顔写真が貼られていた。
高校1年に当たる生徒の教室。
この日は、表面張力の原理を教える物理の授業が行われていた。
キム・ジョンウン体制になってから、カメラ付きのモニターが導入されたという。
ジョンウン氏はおととしから、11年制だった義務教育を、12年制に延ばし、授業内容も思想教育重視から、物理、化学、数学などの学問重視に変えたという。
さらに。
最後には、原子の核と、原子の構造まで教えています。
義務教育で核物理学を教えているというのだ。
すると、教師は生徒に教える反応式を書き始めた。
この難解な反応式。
高校3年生に当たる学年の授業で教えるという。
日本の高校3年生は理解できるのか。
反応式を見てもらった。
いやぁ、全然分からないです。
全然分かんなかったです。
さらに、東京大学の学生は。
水素原子がなんかヘリウム原子に、核融合か何か分かんないですけど、するんですかね、僕は物理が専門なんですけど、特にこの式を、こういうような反応のことを、授業で習ったりはしてないですね。
日本の授業では一般的とはいえない反応式。
何を表しているのか。
原子力に詳しい専門家に尋ねた。
水爆の基本的な反応式。
重水素ですね、このDって書いてあるのが、それからTと書いてあるのが、三重水素。
つまり僅か1グラムの重水素と三重水素が核融合反応すると、17.6メガエレクトロンボルトのエネルギーが生まれることを示している。
それは、タンクローリーおよそ1台分の石油を燃やしたのと同じだという。
水爆の製造以外で、この核反応式を使うことはあるのか。
唯一あるとすれば、核融合による発電ぐらいかな、現時点ではね。
一般的に、われわれ市民生活の中で、この反応使うということはあんまりないと思いますね。
おととい、北朝鮮は初の水爆実験成功の知らせを受けた大学関係者らの座談会を放送。
口にしたのは。
義務教育で教えていたあの反応式に出てくることばを使い、水爆実験の成功をたたえた。
子どもたちの施設を積極的に視察し、教育にも力を入れるジョンウン氏。
そのねらいはなんなのか。
子どものときから教育をして、20年、30年後の科学力が向上することを考えてるんでしょうね。
ミサイル、そして核戦力を強化する、研究をする子どもたち、学生たちを育成していこうというねらいが、そこにはあるでしょうね。
一方、バンキシャはキム・ジョンナム氏とされる人物が、核実験後、知人に語った内容を入手した。
あっ、キム・ジョンナム氏が、もう二度と政治には関わりたくないと話したと言っていますね。
キム・ジョンナム氏は、キム・ジョンウン第1書記の兄。
かつて、父、ジョンイル総書記の後継者候補として注目された人物だ。
ジョンナム氏は、キム・ジョンウン体制となって以降、マカオなど、海外での生活を強いられているとされる。
この写真は先月15日、知人とともに、マカオで撮影したというもの。
ジョンナム氏とされる人物は、核実験について、さらにこう語ったという。
今、わが国は大変複雑な時期にさしかかっている。
私はその事態に巻き込まれたくないので、しばらくは海外に身を置くつもりでいます。
朝鮮人民が幸せになることを心から祈っています。
ではここで、こよいのご意見番をご紹介いたします。
まずは直木賞作家の山本一力さんです。
こんばんは。
どうも、よろしくお願いします。
そして、書道家の武田早雲さんです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
よろしくお願いします。
さて、こちらは北朝鮮で売られていた切手シートです。
去年売られていたものですが、中を見てみますと、子どもたちと一緒に写る、キム・ジョンウン第1書記。
そして次のページは、今進められている経済発展を象徴するかのような建物やレジャー施設。
さらに、最後のページです。
このように、軍人のイラストとともに、人工衛星の発射と称する、事実上の長距離弾道ミサイルが描かれています。
さて、山本一力さんからお伺いしてまいりますが、この突然の北朝鮮の核実験。
こうした動き、どうお考えになりますか?
今の映像を見てましてね、中高生にああいうことを教えているわけじゃないですか。
私はもう古い経験になるんですが、小学校2年のときだったと思うけども、理科の先生が、湯川秀樹博士がノーベル賞を頂かれたっていうことを紹介してくれましてね、子どもたちが理科の時間に、ものすごい目を輝かせたっていうのがあるんですよね。
ですから、幼いころからそれをきちんと教えていくっていうのは、ものすごく大事でしょうけども、どの方向へ持っていくんだっていうのは、ものすごく私は危惧します。
そうですね。
武田さん、いかがですか?
僕は実は、化学が大好きで、理系のほうに進んだんですけれども、化学って諸刃の剣だから、本当に一力さんがおっしゃるように、やっぱり、できればですけどね、いい、人類の未来にとって、地球人類にとって本当いいほうに化学を使ってほしいなって、心から思いますね。
つくづくそう思いますね。
なお今回のこの核実験について、国会では、衆参両院がそれぞれの本会議で、唯一の被爆国として、断じて容認できない暴挙で、厳重に抗議し、断固として非難するとした決議を、全会一致で採択しております。
さあ、続いてはこちらです。
激しく炎と煙を上げるバス。
年末年始にかけ、各地で観光バスが炎上する火災が相次ぎました。
なぜ、観光バスの火災が頻発しているのか。
取材を進めると、観光バス特有の構造が原因になっている可能性があることが分かってきました。
きょう、バンキシャは東京・池袋へ。
年末にある動画を撮影したという女性。
ここから撮影しました。
動画を見せてもらった。
激しく上がる炎。
燃えているのはバスだ。
ガラスが割れるような音も聞こえる。
部屋で寝てたんですけど、すごい焦げ臭くなって、カーテンがっと開けたら、もう黒い煙がすごい上まで上がってたので。
ー先月28日、東京・池袋で社員旅行の客を乗せるため、停車していた観光バスが、突然炎上。
翌日29日には、長崎・雲仙市でも、社員旅行で貸し切っていた観光バスが、駐車場で停車中に出火。
さらに月曜日にも、札幌でスイミングスクールがチャーターした観光バスが、走行中に出火した。
臭いというのと、熱いのと、なんかちょっと臭うっていって、出てきましたよ。
ジャンパーも着ないで。
いずれの火災も、運転手や乗客は逃げ出して無事だった。
3件とも出火原因は分かっていないが、およそ20年経過した古いバスが使われていた。
一体、なぜ古いバスの火災が相次いでいるのか。
バンキシャが検証すると。
焦げ臭いにおいがします。
わー、煙い!あー、燃える!
きのう、バンキシャが訪ねたのは、中古バスの販売会社。
1年ほど前から、中古バスの注文が殺到。
販売目標より多くのバスが売れているという。
目標3台にしたんですよね。
それに対する実績が12台。
予定よりも9台多く?
そうです。
この会社の相場は、20年前のもので、およそ800万円前後だという。
なぜ中古バスの需要が高まっているのか。
それは外国人観光客の増大ですね。
年式の古いバスを利用しなければ、外国人観光客の大量輸送には、追いついていけないという現状ですね。
東京・銀座。
観光バスから続々と降りてきたのは、中国人などの外国人観光客。
その数は年々増え、去年の訪日外国人の数は、11月時点で過去最高のおよそ1800万人。
その影響もあり、バスが足りず、古い中古バスも利用されているのだという。
しかし、古いバスには、ある問題が。
バンキシャが訪ねたのは、バスの整備工場。
見せてもらったのは、運転席の横につながれた配線。
観光バスには、テレビや室内灯、冷蔵庫など、あとから付けた電気設備が多い。
配線は至る所に張り巡らされている。
本来、観光バスの配線は固定され、カバーで覆われているのが望ましい。
しかし、あとから付けた設備の配線は、束ねられていないことがあり、トラブルを起こす可能性がある。
ビニール部分がすり切れて、中の芯線が飛び出して、金属部分には電気が流れてますので、接触して、そこでショート、スパーク、火花を起こしたりとか、最悪、配線が燃え始めたりとか。
古いバスの配線は、腐食や劣化から、バスの振動によって、すり切れることがある。
それを放置すると、さらなる振動で火災を引き起こしかねないという。
そのため、この整備工場では、鏡を使って、見えにくい部分をチェックしたり、点検の回数を増やすなどして対応しているという。
国土交通省によると、バスの火災は2003年以降、毎年発生。
去年は20件以上に上った。
バスの出火に至る状況で一番多いのは、ショートなど、電気関係としている。
では、配線が劣化した状態でバスが走行したらどうなるのか。
専門家の協力の下、大学の実習で使っている車を使用し、検証した。
劣化したと見立て、導線をむき出しにして配線をつなぐ。
その上で、バスが時速40キロで走るときの振動を再現する。
ではよーい、スタート。
徐々にスピードが上がっていきます。
すると、僅か1分後。
火花が出た、火花が!すごい今、煙が出ました。
あっ、煙が出てる、煙が出てる。
ぱちぱちぱちぱち。
さらに30秒後。
今、あっ、すごい、今すごい火花が出てる。
焦げ臭いにおいがします。
ああ、煙、ああ、燃える!今、配線が燃えてます。
配線が燃えてる、煙が出てる。
激しく煙が上がった次の瞬間。
導線が燃えた。
さらに、その直後、熱で変形したのか、配線を束ねるクリップが飛んだ。
燃えた配線を確認してみると。
コードが溶けてる。
結構コード、溶けてますね。
そうですね。
この辺も溶けてる。
専門家によると、ショートによって発生した熱が、導線からバッテリーやエンジンなど、燃えやすいものに伝わり、炎上に至る可能性もあるという。
こうした火災を防ぐため、新しいバスは、対策が施されているものもある。
5年前に新車で購入されたバスには。
配線がしっかりと固定されていて、ショートとかが起こらないようになっている点とか、あるいはきちんとヒューズとか、大切な部分には保護板が付いていて、中の部品が保護されている。
国土交通省は、年末にバス火災が相次いだことを受け、特に古い車両に対しては、点検整備を確実に実施することなどを呼びかけている。
こちらはバスで火災が起きるときに、乗客が気付くことができる前兆現象です。
車内の照明がついたり消えたりする。
車内放送のスピーカーの音が途切れるなど安定しない。
乗降用のドアが誤作動する。
焦げた臭いや異常な音がしたりする。
こうした場合は、バスのどこかで火災が発生している可能性があるということです。
さあ、一力さん、この相次ぐバス火災、どのようにご覧になりますか。
私、20代の頃、旅行会社の添乗員のころは、バスに乗りますとね、非常口を見ろよというのは、先輩から言われてたんですよ。
今、バスの非常口ということが意識にあるかどうか、分かりませんけども、やっぱり焦げ臭いにおいがしたら、これは尋常じゃないと思うでしょうね、もう。
そうやって気をつけるしかないですね。
その背景には、外国人観光客が増えて、バスが足りなくなっているという。
びっくりしました。
現状もあったんですね。
武田早雲さんはいかがですか?
乗客が気をつけるのは結構限界があると思うんで、作り手のほうが、人類ってこうやって問題があると、それを改善してきたもので、あえてポジティブに捉えて、チャンスと捉えて、全く新しい例えば、電気系統の革命を起こすとか、新しい開発技術のために費やしたほうが、ポジティブに捉えたほうがいいかなと思います。
メーカー側がもう、新しい発明をしてほしいですね。
これを機にね。
しかし、先ほど、焦げた臭いとかってありましたけど、自分がうとうとしているとか、車内で寝てるときと思うと、ちょっとこれ、身構えてしまいますね、怖いですね、これね。
本当に、乗客が注意するといっても限度がありますからね。
そうですよね。
もとがしっかり作ってもらうしかないですね。
十分な製作、そしてあるいは点検をね、お願いしたいところでありますが。
過去の事例を見ますと、暖房など、電気を多く使うこの1月は、バス火災が多く発生しております。
もし異常に気付いた場合は、運転手さんに速やかに伝えてください。
さあ、続いてはこちらです。
世界的にヒットしたパフォーマンスショー、ブルーマン・グループ。
その生みの親は、実は日本人でした。
そんな彼が今、世界的な大ヒットを目指し、アメリカ・ニューヨークで、新たなミュージカルの制作に取りかかりました。
しかしそこには、さまざまな問題が。
ミュージカルの本場で奔走する日本人プロデューサーに密着しました。
ニューヨーク・マンハッタン。
最高峰のミュージカルがひしめくブロードウエー。
夢の舞台を求めて、世界中から人々が押し寄せる。
そのけん騒の中を、毎日、ある劇場へ向かう日本人がいた。
演劇プロデューサー、出口最一さん56歳。
自分の人生を懸けても、当たらせてみせるという、根性はありますね。
熱く語る彼。
実は。
世界中で大人気となった異色のパフォーマンス、ブルーマン・グループの生みの親。
そんな彼の新たな野望。
再び、世界を見据えた新作ミュージカルに打って出た。
それは。
1960年代にタイムスリップした少女の物語、トリップ・オブ・ラブ。
出口さんは、企画から予算調達までを担う制作陣のトップ。
総合プロデューサー。
ニューヨークのミュージカルで、日本人の総合プロデューサーは、過去に例がないという。
舞台はニューヨークの中規模劇場。
ここでロングランを成し遂げ、ブロードウエー昇格、そして世界進出を目指す。
制作費は、桁違いの17億円にも上る。
夢の実現に向け、超大作にも引けを取らないこだわり抜いた舞台セット。
そして、最高級の素材を贅沢に使った、きらびやかな衣装。
だがそこには、大きな壁が立ちはだかっていた。
本当に、数字的に1ミリオンなんですけれども、すがる思いで。
去年5月、出口さんは舞台セットのデザイン事務所を訪ねた。
彼が仕事を依頼したのは、ブロードウエーで数々の名作を手がけた大物デザイナー。
事務所には、舞台セットのミニチュアが。
劇場全体を、独特の色彩で覆うデザイン。
1曲ごとに、背景がめまぐるしく変化する仕掛けだ。
会場中がね、その不思議な世界に入っていくんで、楽しみにしてますけど。
今回、出口さんが新たに手がけるのが、トリップ・オブ・ラブ。
1960年代のヒットメドレーに乗せて、歌とダンスだけでストーリーを展開する。
せりふは一切ない。
斬新なミュージカルだ。
60年代をテーマとすることには、ある計算が。
出口さんが見せてくれたのは、ブロードウエーでミュージカルを見る人のデータ。
実は、観客全体の4割以上を占めているのが、50歳以上なのだ。
10代、20代のときに、見事にこの60年代の音楽を聴いて育っておられる方々なんですね。
まあ、ある意味ではその方々にダイレクトに届くという。
同じ世代の出口さんには、観客に見せたい原風景があった。
1970年ちょうどに起こった大阪万博なんですよね。
大阪万博で見た、独特の色彩や近未来のイメージが、小学生だった出口さんに、鮮烈な印象を残したという。
こういうものを僕らの劇場の中で体現させてあげたいなっていう、一つのわくわく感っていうんですか、僕なりのなんかこう、意識はありますね。
その思いに共感したのは、およそ250人の出資者。
8割近くが、これまでつきあいのあった日本人だという。
去年7月、劇場で行われた制作陣の打ち合わせ。
出口さんは、ある問題に頭を悩ませていた。
最前列の8席が、セットの都合上、座れなくなったのだ。
1か月で500万円以上の収入源。
出口さんは、別の場所に席を確保しようと模索する。
どうしても諦めきれない出口さん。
彼が、ここまで必死になる訳。
その答えは、本物に対するこだわりだ。
出口さんがステージ衣装を依頼した人物。
実は、演劇界で最も権威のあるトニー賞を、2度も受賞した有名デザイナーだ。
彼のデザインを形にした衣装は、すべて特注。
その数、実に500点。
最高級の素材を使い、最も高いものは、1着200万円もするという。
さらに、こんなこだわりも。
すべて本物の髪の毛で作ったかつら。
一つ一つ、人の手でセットしていく。
そして、マンマ・ミーアやキャッツを手がけた超一流の音楽監督。
世界を見据え、本物を求めるほど膨らむ制作費。
その額、ブロードウエーの超大作に並ぶ17億円。
巨額の制作費を管理するのは出口さん1人。
パソコンの画面から、片時も目が離せない。
もうメールがね、1分置きに1つずつ入ってくるんですよね。
数字が頭の中でいつも回ってますね。
そんな出口さんに、日本人の出資者から、一通のメールが届く。
困難な状況になってしまいました。
約束していた数千万円の出資ができなくなったという。
開演2か月前、制作費に開いた大きな穴。
この日から、出口さんと連絡が取れなくなった。
5日後、出口さんから連絡が入り、事務所へ。
聞こえてきたのは。
お願いしていた方が1つ、穴が開いてしまって。
その部分のところで今、お願いしようと思ってまして。
数字的に1ミリオンなんですけども、これはもう僕としては、もうこのラインがないと、この作品が開かないと思ってますので、ぜひ応援していただけますよう、お願いします。
相手は、たまたまニューヨークを訪れていた、音楽イベントなどに出資するプロの日本人投資家。
すがる思いで、お願いします。
たまたまですけどね、来たのね。
まあ、今その、どう売っていくかみたいなことに関しては、ちょっと不安な部分もあるんで。
感動というのは、一つの僕は株だと思ってるんですね。
この見えないバリューの感動に、どれだけの価値を見ていただくかということですね。
そして。
まあなんとかします。
ありがとうございます。
ほかのスタッフに、お金の心配だけはさせたくない。
それが出口さんの思い。
資金繰りのメドが立ったことで、公演に向けた準備が加速していく。
そして迎えた公演初日。
出口さんも、ちょうネクタイで劇場に現れた。
特別な日なのだ。
どんな気分ですか?
いやもう、緊張しますけど、楽しみですね。
劇場スタッフ一人一人に声をかける。
そして、出演者やスタッフらをロビーに集めて語りかけた。
ようやくたどりついたこの日。
出口さんに、熱いものが込み上げる。
そして、開場。
観客が次々と劇場の中へ。
入りは上々だ。
観客の反応を肌で感じるため、出口さんは、客席の真ん中に座る。
そして、舞台の幕が開いた。
舞台が進むにつれ、その世界に客が引き込まれていく。
観客とステージが一体化した。
出口さんの顔にも、笑みが。
初日は大盛況だった。
とてもエネルギッシュで、楽しくて、興奮しました。
家に帰っても踊りたいくらい。
出口さんも確かな手応えを感じていた。
スタンディング・オベーションもかなり大きく出たので、終わったあとに、わー、よかったっていう、その会場の雰囲気ですね、高揚が残っている空気というのが、僕にとっては、喜んでいただいたなと。
しかし、翌日。
地元メディアの評価は。
悪夢のようだ。
薄っぺらなストーリー。
酷評だった。
出口さんの舞台初日。
観客の反応はよかったが、メディアからは酷評された。
そこで出口さんは、すぐに手を打った。
これは、出演者一人一人に送った手紙。
私が皆さんを守ります。
安心してください。
実は出口さんは、元劇団四季の俳優。
だからこそ、酷評が出演者を動揺させるのではと、気遣ったのだ。
それから1か月。
劇場には、開演を待つ人だかり。
出口さんが狙った世代の観客が大勢いた。
入りは、まだ多くて6割程度。
しかし、大成功したあのぶるーまんも実は開演から3か月、全く客が入らなかった。
自信過剰と取られるかもしれませんけれども、まずは作品の力っていうものを信じてますね。
僕にとっては、ここに一番の勝負をかけている瞬間なので、この作品が当たらなかったら、自分の人生をかけても当たらせてみせるという、根性はありますね。
この作品は必ずヒットする。
そう信じて、出口さんは劇場に通い続ける。
去年11月に始まった出口さんプロデュースのトリップ・オブ・ラブでありますが、お客さんの入りは、まだ満員とまではいってないんですが、最新情報では、口コミなどで徐々に増えまして、現在は、7、8割になっているということで。
武田さんは、特にあのブルーマンと、共演をされたことがあるんですか?
一夜限りのコラボレーションで、書道マン×ブルーマンで。
書道マンとブルーマン?
青い墨を投げられて、それを僕が書いたりとか。
その生みの親が出口さんなんですね。
本当にオンリーワンで、最新の映像ムービーだったり、こだわりがはんぱないんですね。
その腹の据わり方みたいなものが、もう、ブルーマンからの演者からもものすごい伝わるんですよ、何言われてもやりきるんだっていう、覚悟、今回も、かっこいいですね、腹が座った男の、かっこよさ。
男気がありましたね。
ほれますよね。
苦境を乗り越えた自信もあるんでしょうね。
そうでしょうね。
だから強いですね。
強いですね。
非常に。
山本さんは、この日本人プロデューサー、出口さんの挑戦、どのようにご覧になりました?
私、この出口さんという方、全然知らずに、ブルーマンは見に行ったんですよ。
そうなんです。
これはね、ブロードウエーの、オフブロードウエーの劇場でやってたんですけど、満員でしてね、本当にすばらしかった。
今回のやつは、私なんかの世代がストライクゾーンでしょうね、もう。
シックスティーズですから、あの時代をやっぱり聞けば、自分がそこへ持ってかれますから、酷評した評論家は、世代が違うかもしれないな。
そうかもしれませんね。
頑張ってください。
もう、絶対見に行きたい。
その出口さんの心の奥底には、1970年の大阪万博があるというのが、これまたいいですよね。
いいですね。
いいですよね。
日本に来てほしいですよね。
そうか。
でもこれ、アメリカでヒットしたら、ブルーマンよろしく日本にやって来て、いやぁ、うれしいな、日本で。
誇らしいですよね。
誇らしい、誇らしい。
しかしまあ、一力さんも、同じものを作るという方において、あの苦しみは相当理解されてるんじゃないですか。
それはもうね、本当に腹が座ってないと、自分で目の前に、壁なんていうのはいくつでもありますけれども、壁と思うのは自分が思うわけであって、そこに壁があるわけじゃないから、ないと決
ニュースをお伝えします。
きょう午前、横浜市の老人ホームで、入居中の93歳の女性の首を絞めて殺害したとして、93歳の夫が、現行犯逮捕されました。
警察によりますと、きょう午前9時ごろ、横浜市港北区の老人ホームで、入居者の女性の首を夫が絞めたと、施設の介護士から通報がありました。
警察官が駆けつけたところ、老人ホームの一室で、入居者の秋本万喜子さんが死亡しており、同じく入居していた万喜子さんの夫の秋本庄吉容疑者が、首を絞めて殺したことは間違いないと話したため、現行犯逮捕したものです。
警察は動機などを詳しく調べています。
安倍総理大臣はきょう、地元、山口県に入り、支持者を前に、夏の参議院選挙に向けて、支援を訴えました。
安倍総理はまず、安倍家の墓参りを行い、記者団に、一億総活躍社会という新たな目標に向かい、結果を出していく1年にしたいと語りました。
その後、安倍総理は、地元支持者の集会で、夏の参議院選挙での支援を訴えました。
結果を出していくためにも、安定した政治基盤が必要であります。
そのためにも、この夏の参議院選挙、負けるわけにはいきません。
一方、政権幹部から可能性があるとの発言が相次ぐ、いわゆる衆参ダブル選挙については、言及しませんでした。
新たに客室乗務員の写真が公開されました。
踊るような姿や、携帯電話で自撮りしている様子。
これは今月6日、南沙諸島の人工島で、試験飛行が行われたときに撮影されたものとして、中国軍系のメディアが公開した写真です。
写っているのは民間機の客室乗務員で、島の中国側の名前である、永暑礁と書かれた石碑の前で、ポーズを取っている写真もあります。
中国側は、この写真の公開で、2016/01/10(日) 18:00〜18:55
読売テレビ1
真相報道 バンキシャ![字]

バンキシャ!は毎週、注目を集めている事件・出来事について、他にない切り口で検証を加える番組です。今週もスタッフは各地に飛び、ただいま取材中。ご期待ください。

詳細情報
番組内容
真相報道バンキシャ!は福澤朗と夏目三久がお伝えする〈新型〉報道番組。日曜の夜、その1週間の起きた出来事について視聴者の方に「なるほど、そういうことだったのか」と言っていただける番組づくりを目指しています。取り上げるのは、事件・事故・政治・経済からスポーツまで、硬軟とりまぜ幅広く。ニュースの新しい見方をご提供いたします。番組への情報、ご意見は番組HPまでお寄せください。
出演者
【MC】
福澤朗
夏目三久
【ゲスト】
番組HP
http://www.ntv.co.jp/bankisha/

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 天気

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
ステレオ
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32725(0x7FD5)
TransportStreamID:32725(0x7FD5)
ServiceID:2088(0x0828)
EventID:10378(0x288A)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: