KOBELCOスポーツスペシャル 第95回全国高校ラグビー大会 決勝 2016.01.11


ホタテ貝と熱湯殺菌組み合わせたらよりいいですねそうね!じゃあ今日はホタテをいっぱい食べましょうよスーパー行ってきます!だからお義母さん!そういうことじゃないんですけど!もう…
(実況)ラグビーの聖地花園から放たれる新たな息吹。
ついに開かれた世界への扉。
未来のジャパンラグビーを背負う者たちの熱き戦い。
大歓声に包まれる聖地。
今季公式戦無敗、東海大仰星。
東の横綱・桐蔭学園。
(実況)ラグビーワールドカップ日本大会の試合開催が決定しておりますラグビーの聖地・東大阪市花園ラグビー場。
きょうここで高校ラグビー日本一が決まります。
KOBELCOスポーツスペシャル第95回全国高校ラグビー大会決勝戦、大阪第1地区代表、東海大学付属仰星高校対神奈川県代表、桐蔭学園高校の一戦をお伝えしていきます。
放送席、ご紹介しましょう。
解説は、神戸製鋼コベルコスティーラーズアンバサダー、元日本代表おなじみの大畑大介さん。
そして、きょうゲストに今年ラグビーはオリンピックイヤーということで、7人制日本代表の活躍が期待されます、同志社大学の松井千士さんを迎えました。
大畑さん、松井さん、よろしくお願いします。
(実況)松井さんは常翔学園、3年時の3年前の花園で全国優勝を経験されました。
そしてその後、世界に羽ばたき、昨年のオリンピック、アジア予選で9トライを上げて大会トライ王に輝きました。
そんな松井さんにとって花園での優勝というのは、ラグビー人生においてどんな位置をしめていますか。
◆小学校ラグビーをしているんですけど、憧れの舞台でその舞台で全国優勝できたことはすごくやっぱり世界で戦う上で大きな自信になりましたね。
(実況)きょうはプレーヤー目線の解説をお願いします。
では、決勝に駒を進めました両校のメンバーです。
まずは東海大仰星。
ともに高校ジャパン候補、キャプテンフランカーハードタックラーぞろいです。
バックス陣の多彩な高校ジャパン候補のスクラムハーフ岸岡。
タックル、両ウイング、中の決定力も、花園のスタンドを沸かせました。
押してよし、走ってよし、そして、守っては今大会失ったトライがわずかに5つという鉄壁ぶりです。
続いて、桐蔭学園です。
フォワードには高北、石田、4人の高校ジャパン候補を初め、ボールスキルが高いものがそろいました。
キャプテンでスクラムハーフ高校ジャパン候補の齋藤直人が司令塔。
齊藤大朗がキープレーヤー。
チーム最多の6トライ。
今大会、波に乗っています。
非常に高いボールキープ力を生かして、相手にすきがあれば、どのエリアからもトライを狙っていくのが桐蔭学園のスタイルです。
なお、この決勝戦の模様は今大会のテーマソングを歌うスキマスイッチのお二人とハイライト番組メーンキャスター、小島瑠璃子さんの出演でお楽しみいただけます。
なお、きょう両チームのファーストジャージが紺を基調としたものですので、両チーム、セカンドジャージでのこの決勝戦ということになりました。
こちら青のジャージが東海大仰星、白のジャージが桐蔭学園です。
レフリーは日本協会A級きょうが高校ラグビー最後の笛と聞いております、原田さんです。
前半は画面向かって右に攻めていきます白のジャージ、桐蔭学園のキックオフで始まりました。
30分ハーフです。
まずは東海大仰星が自陣深いところから蹴り返して、一旦プレーを切っています。
桐蔭学園ボールのラインアウトでゲームがいよいよというKOBELCOスポーツスペシャル第95回全国高校ラグビー大会決勝戦です。
さてラグビーにおいては、このセットプレー、ボールがとまった状態からのスクラムあるいは、ラインアウト、マイボールをセットプレーをしっかりマイボールの攻撃につなげられるかが重要になります。
マイボールをどうキープしてその後、ボールが手につきません。
(実況)桐蔭学園に早くも反則が出ています。
松井さん、やはりこの決勝戦というのは、自身もご経験がありますが、今までやってきた花園のゲームとは違う雰囲気があるものですか。
◆そうですね。
◆1回戦、2回戦と違って、準決勝とも違って、やっぱり決勝はまた一味違った緊張感があったと思います。
(実況)それだけにゲームの入りというのは難しくなっていくんでしょうね。
◆そうですね。
やっぱりかたくなると思いますが、思い切りやってくれたほうが点数は出てくるのかなと思います。
(実況)ペナルティーキックを東海大仰星のキープレーヤースタンドオフの岸岡が蹴り出しまして、東海大仰星のマイボールラインアウト。
ペナルティーキックは蹴り出してもマイボールでスタートです。
しっかりキープしました。
さあ、ゲームの序盤ではありますが、東海大仰星が大畑さん、最初のチャンスを迎えるという展開ですね。
(解説)そうですね。
まずキックオフから、やはり風といいますか、風を味方にするようなエリアをとっていきましたね。
(実況)ようやく選手たちのぶつかり合いが始まったということで、東海大仰星がじわりじわりと相手ディフェンスラインを押し込んでいきます。
スクラムハーフの西久保がつかまっています。
ゴールラインまでは8mです。
いきなり桐蔭学園、ゴール前でのプレーということになりましたが、松井さん、ラグビーの試合において、ファーストコンタクトというんですか、ゲームの序盤のぶつかり合いというのは、お互いの力関係をはかるようなところがありますよね。
◆そうですね。
やっぱりファーストコンタクトの部分でちょっと下がってしまうとその試合、なかなかうまくいかないと思うので、ここは譲らないように、頑張ってほしいですね。
(実況)このあたり、近場を攻めている東海大仰星、守っている桐蔭学園、優劣は…、どんなふうにごらんになりますか。
(解説)今のところ、しっかりと体が動いていますね。
特に僕たち、松井選手もそうなんですけど、外側のプレーヤーって、こういったところの序盤のフォワードの戦い方に非常に注目するんですよね。
フォワードの選手の表情を見ることによって、きょうの試合は優位に戦えるのかなということを感じたりするんですよね。
そういった意味でこのフォワード戦はまず注目したいですね。
(実況)非常に大きなサイズ、大会出場校中でもナンバーワンクラスの重量フォワード、東海大仰星。
根気よくサイドを突きながらの攻撃が続いています。
画面のプレータイムの下、連続攻撃の数です。
もう一度押し込む。
再びゴールラインが見えてきた。
そして、センターの野中、これもとめた。
白いジャージの桐蔭学園です。
そしてなおも左。
今度はロックの横井。
高校ジャパン候補、力で押し込んでいった。
ねじ込んだ。
東海大仰星。
決勝戦、まずはパワーで東海大仰星が先制です!14次攻撃、15次攻撃という流れになりました。
(解説)両チームとも、非常にスキルの高いチームですから、こういった緊張感のある決勝でも、ミスなく攻められながら反則をせず、しっかり守り切っていたんですけど、仰星のアタックの継続というところの前に、トライを許してしまいました。
しかし、やはり決勝戦ということもありまして、序盤のラインアウトからのミスというところが失点につながったと思いますので、ここからのキックオフで桐蔭学園としては、もう一度仕切り直したいところですね。
(実況)2大会前の決勝でうちが勝ったことで、今までの桐蔭とは、少し違う角度からラグビーをブラッシュアップしてきた印象がある、何より2年越しの思い、話していた東海大仰星、湯浅大智監督です。
1トライ、5点を先制しました東海大仰星。
(実況)KOBELCOスポーツスペシャル第95回全国高校ラグビー大会決勝戦、東海大仰星対桐蔭学園。
東海大仰星が1トライ1ゴールを先行。
7対0とリードして、30分ハーフの前半、5分から6分に向かっているところです。
それでは、決勝に駒を進めました両チームの試合前の表情を聞きましょう。
まずは2大会ぶり4度目の高校ラグビー日本一を目指す東海大仰星サイド、MBS森本栄浩アナウンサーです。
◆先制トライの瞬間も、監督は全く表情を変えませんでした。
グラウンドに出る直前までスタンドの全員が笑顔で終われるようにフィフティーンに声をかける姿を非常に頼もしそうに監督は眺めていました。
きょうの決勝に関しては、この1年間のチームの目標である倒れずに立ってやろうという言葉を実践して、高校生でもここまで来たのかというラグビーを見せたいというふうに抱負を語っていました。
以上です。
(実況)東海大仰星は、1983年に開高。
創部は翌年84年。
72回大会に初出場。
3度目の花園となった79回大会で初優勝。
以降、3度の優勝を誇る名門です。
昨年のラグビーワールドカップ木津武士選手の母校。
もちろん大畑さんの母校でもあります。
これは激しいタックル。
相手陣深いところでの東海大仰星のディフェンスです。
継続ラグビーの桐蔭がなかなか前に出られない展開ですが、ようやく穴をあけた。
大きくゲインしました。
桐蔭学園12番の齊藤大朗。
フォローも早い。
ハーフウェイラインを超えて相手陣に桐蔭学園、入ってきました。
(解説)外側に大きなスペースができています。
(実況)では、いい形を続けている桐蔭学園サイドの試合前の表情です。
MBS赤木誠アナウンサーです。
◆おととしの決勝戦、途中出場のキャプテンは、あの気丈だった3年生たちがロッカーで流した涙を忘れることができないと語ります。
あれから2年。
60分間走り続けようとチームメートに声をかけました。
きのう誕生日を迎えた藤原監督の決勝戦のポイントは2つ。
合うか合わないか。
ボールを持った時に継続できるか。
準決勝で左足首を痛めたフルバック床田も復帰。
先取点を許しましたが、その間にスタンドからさあ、これからという声も上がっています。
(実況)赤木アナウンサーのリポートでした。
ボールを取り返しましたが、その前に反則が発生していました。
桐蔭学園がペナルティーキックを得ています。
桐蔭学園は1964年の大会。
同時にラグビー部が創設されましたが、96年度の76回大会に初出場。
2度の準優勝の後、90回大会東福岡との両校優勝という形で初優勝。
前回大会は地区決勝で慶應に敗れ、出場ならず。
今大会2度目の優勝、そして、悲願の単独優勝を狙っています。
昨年のワールドカップ日本代表、松島幸太朗選手の母校です。
桐蔭学園がやや盛り返すようなムードの中、東海大仰星に反則があって、7点を追いかける展開で、ごらんの位置、ごらんの距離で大畑さん、ペナルティーキック、ゴールを狙うという選択ですね。
(解説)まず得点を何らかの形で手に入れて、そして少しゲームとして落ちつかせたいというところもあるんじゃないですかね。
(実況)ゴールを狙うのは、キャプテンで高校ジャパン候補、司令塔のスクラムハーフ齋藤直人。
今大会、キックの成功率67パーセント、かなり距離があります。
もくろみどおり行くかどうか。
届きませんでしたね。
クロスバーの下。
そのままきり返します東海大仰星です。
これはしっかりおさめました。
ここからの攻めなおし、桐蔭学園です。
松井さん、ちょっと今のペナルティーゴールが決まらなかったという、この流れが、桐蔭学園フィフティーンに与える影響、心理的な側面、どう想像されますか。
◆外れてしまったんですけど、やっぱり決勝戦、長い時間あると思うので、そこから切りかえてもらって、得点に持っていくかということをまず次は考えてほしいですね。
(実況)きょうは、解説が神戸製鋼コベルコスティーラーズアンバサダー、元日本代表、大畑大介さん、そしてゲストに7人制ラグビー日本代表、同志社大学の松井千士さんを迎えて、花園ラグビー場からお送りをしております。
桐蔭学園ボールのラインアウト。
ごらんのように桐蔭学園陣内、12メートルから13m入っているところです。
桐蔭学園としては早くセットプレーを落ちつかせたいところ。
先ほどメーンスタンド側のタッチラインからのラインアウトでもボールはとられこそしませんでしたが、少し乱れました。
その辺がまだ、らしからぬといいますかね。
(解説)そうですね。
でも、ここからどんどん仕掛けていっている、非常に攻撃的なプレーをしていますよね。
(実況)桐蔭学園の司令塔、スクラムハーフの齋藤直人、キャプテンは、ボールを密集から持ち出してすぐのハイパントというような選択も大会序盤では使っていたんですが、ほとんどきょうは使わないんですね。
(解説)そうですね。
序盤の戦いの中でボールを持ってもいけるという手ごたえをつかんでいるんじゃないでしょうか。
齊藤大朗、バックス、キープレーヤーがぐんぐん前に出ています。
(実況)キャプテンの齋藤直人、それから、センターの齊藤大朗がどれだけフリーで前に出られるかがうちのチームのポイントと、桐蔭学園監督が話しています。
なおも前に出ます。
桐蔭学園。
7点を追って東海大仰星ゴール前に迫ってきました。
両サイド攻められるような、フィールド中央、ややバックスタンド寄りの密集のポジションです。
ちょっとボールが手につかないところ、すかさず突き刺さっていく東海大仰星ですが、東海大仰星にノットロールアウェイの反則がありました。
ペナルティーキックを桐蔭学園が得ています。
先ほどは、かなり距離があるところでペナルティーゴールを狙う選択。
今回もこの距離でペナルティーゴールを狙います。
ということは、30分ハーフの前半、11分から12分に向かうところですが、大畑さん、まずはやはりスコアを刻みたいと。
(解説)スコアを刻みたいというのと、それほど大きく点数が入らないというような側面もあると思いますので、両チームともしっかりとしたディフェンス力がありますので、こういった形で得点を取れるところを確実に取っていきたいでしょうか。
(実況)そして大きなゲインを見せた、2年生の齊藤大朗、今のランプレイ、松井さんはどんなふう
(実況)高校ジャパン候補5人を擁して春の全国選抜大会、夏の全国7人制の大会に続く、高校三冠を狙います今年度、いまだ公式戦無敗、37連勝中の東海大仰星か、高校ジャパン候補は仰星を上回る6人。
昨年度、花園出場を逃した分、1年以上の時間をかけてチームを熟成させてきた桐蔭学園か。
KOBELCOスポーツスペシャル第95回全国高校ラグビー大会決勝戦、東海大仰星対桐蔭学園の一戦。
30分ハーフの前半13分を回って7対3。
1トライ1ゴールを制した東海大仰星がペナルティーゴールで3点を返した桐蔭学園をリードしています。
ターンオーバーが起こるのか。
起こった。
東海大仰星がボールを回します。
ディフェンスはある程度そろっている桐蔭学園です。
ボールを前にはじいた。
その前に桐蔭学園に反則がありました。
先ほどアドバンテージをとっていますレフリーの原田さんです。
前半ここまでの入りですが、大畑さんの目にはどう映っていますか。
(解説)やはり桐蔭学園としても、ボールを東海大仰星が持てば攻撃力もあるので、ボールを継続しようというようなしかし、このような形で自陣でのミスというところが大きなピンチになるので、これから中盤からどういった形でボールを動かしてくるのか、注目ですね。
(実況)決勝の大一番ですから、ゲームをポイントとしては、大畑さんからあった、ミス、ペナルティー。
(解説)仰星は本当にしっかりとディフェンスの立つチームなので、そういったところの桐蔭学園としては、しっかりと立っているところの選手に対して、ミスマッチをつくってボールを動かしていくということをしていましたが、前でとめられると、ああいった形での反則ということにつながっていきますので、ここはピンチの場面、どうしのいでいくかですね。
(実況)東海大仰星がマイボールラインアウトをキープして、キープしてモールを組みました。
桐蔭学園もモールを組んで対抗します。
少し重心を左にずらしました。
少しモールが割れましたが、ボールは地面に落ちてラックです。
これ以上、密集は進みません。
あとゴールまで10m余りです。
まずはフォワード、フランカーの山田。
しっかり突き刺さるようなタックル、白いジャージ、桐蔭学園です。
東海大仰星の先制トライは、こういった場面から最後サイドを突いていって、最後は力わざ、高校ジャパン候補、横井がねじ込む形でした。
今度はどうしていくかですね。
ブラインドサイド、ナンバーエイト。
そのまま飛び込んだ!キャプテンの眞野が飛び込みました!12対3。
今度もこの強さを出しました、東海大仰星。
(解説)決して体のサイズは大きくないんですけどね、今大会、本当に勝負どころというところで、すばらしいプレーをします。
(実況)高校ジャパン候補、キャプテンの眞野泰地。
読みの早さとトライをとる嗅覚があるという、湯浅監督の選手評ですが、ここも穴を見つけて…。
(解説)やはりフォワードで崩してくるのかなというような雰囲気を見せながら、逆サイドにボールを動かしていきましたよね。
(実況)東海大仰星の場合、華麗なラグビーの陰に隠れてはいるんですが、全国有数のサイドを誇るフォワードで、勝負どころでごりごり押していくといいますか。
◆そうですね、今季、特に春の選抜、7人制とかですよね、そういったところで、経験値抱負な選手たちが多いので、こういったところでのゲームのつくり方というのは、非常に安定していますね。
(実況)キャプテン眞野のトライで5点を追加。
12対3と桐蔭学園を突き放した東海大仰星。
さらに点差を広げるべくコンバージョンゴールを狙います。
高校ジャパン候補の岸岡。
先ほどのコンバージョンゴールは決めました。
距離は先ほどより遠くなっています。
少し左に曲がり加減。
決まりません。
追加点はなりませんでした。
しかし、東海大仰星が前半2つ目のトライ。
キャプテンがトライを決めてリードを広げています。
松井さん、高校ラグビーにおいてキャプテンがこうやってチームを引っ張っていく流れになる、これはゲームの展開で大きいんじゃないでしょうか。
(解説)やはりキャプテンという存在は、高校ラグビーですごく大事ですし、体を張ってくれるキャプテンってやっぱりチームにすごく大きな影響を与える、今の眞野選手のトライはチームを勢いづけるかなと思います。
(実況)これでさらに流れを強固なものにしたか、大阪第1地区代表、東海大仰星高校。
リスタートのキックのボールを受けて自陣深いところで、継続、そして、岸岡のロングキックです。
これがタッチに出ません。
ナンバーエイト、高校ジャパン候補の栗原。
突破力があります。
2人でつかまえた東海大仰星。
寄りが速い桐蔭学園です。
高北。
この人も高校ジャパン候補。
見えているのは東海大仰星、22mライン。
なおもループさせる。
そのまま齋藤直人が前に出る。
ゴールまでは12〜3m。
10mを切ってきました。
桐蔭学園がすかさずチャンスをつかんだ、30分ハーフの前半、18分に向かうところです。
しかし、桐蔭学園もリードは広げられたものの、大畑さん、リズムは出してますね。
(解説)そうですね。
やはり自分たちでボールを継続すれば行けるという手ごたえをつかんでいると思いますのでこういったところはまず試合の序盤でもありますので、主導権をもう一度取り戻したいですね。
(実況)先ほどの左オープンの攻撃でもありましたが、キャプテンの齋藤直人が何度もライン攻撃に絡んでいきます。
彼が絡んでいくことで意図的にスペースをつくり出していくのが、桐蔭学園のゲームメークです。
守っていた東海大仰星に反則。
桐蔭学園がペナルティーキックを得ています。
モールをわざと崩す反則がありました。
そのままタッチに蹴り出して、今度は桐蔭学園がマイボールラインアウト。
(解説)準決勝の東福岡戦でもそうだったんですが、仰星は反則をせずにしっかり守り切るチームでもあります。
そういった中、きょう反則を数多くしているということは、桐蔭学園のプレッシャーを感じているんだと思います。
(実況)ラインアウトはお互いにしっかりとっています。
ただ、とった後、ちょっと落ちつかないのが桐蔭学園。
そのまま前に出る!5番の石井!何度も今大会、大きなゲインを見しててきた高校ジャパン候補。
(解説)足元にありますね。
(実況)まだゴールラインの手前です。
レフリーの原田さんがボールの行方を見詰めています。
そのまま右サイド。
ふたをした東海大仰星。
ちょっと下がった白のジャージ桐蔭学園。
ボールは密集の足元、見えています。
さらに右サイド。
潜り込もうという桐蔭学園です。
しかし、ブルーの壁、東海大仰星が待ち構えます。
ここをねじ込めるか。
高校ジャパン候補石田もとめました。
ゲームの流れの上で大きな意味を持つゴールラインを挟んで攻防です。
さらに右。
右、右、右と、大畑さん、行ってます。
(解説)近づくような形で。
(実況)さらに右。
反転させますが、石井は届きません。
(解説)ここは意地のぶつかり合いですよね。
(実況)ですから、とれば大きなトライになります桐蔭学園です。
これも突き刺さるタックル。
左に行った。
高北。
これもとめた東海大仰星!
(解説)力がありますね。
(実況)なおもねじ込む左サイド!グラウンディングきた!桐蔭学園、力業のお返し。
密集サイドを突いて1トライをもぎとりました!ゲストの松井さんからもおお〜という声が漏れましたが。
(解説)そうですね。
やっぱりすごくここは、ここでトライをとることはすごく大きなことだと思うので、フォワード、すごく粘ったと思いますね。
(実況)桐蔭学園の個々の技量もそうですが、大畑さん、ゲームのポイントでちゃんととるという、こういう戦いぶりは今大会健在でしたね。
(解説)やはり今大会、本当にゲームのポイントというところをしっかりと自分たちのリズムをとって勝ってきましたので、こういった決勝戦、そして東の横綱でもありますので、経験値がしっかりとあるなというのを感じますね。
(実況)大畑さん、フォワード戦で、2つとられた桐蔭学園が、1つフォワード戦で取り返したわけですね。
(解説)そして自分たちのリズムでボールを動かしながら反則を得て、そしてゴール前に行って、フォワードで取り切ったというところになると、やはりスコアとしてはまだ仰星のほうが上回っていますが、しっかりとゲームを組み立てていけるというプラスの要素にはなりますね。
(実況)決まれば2点差。
決まりました。
しっかりとついていきます、東の横綱・桐蔭学園。
1トライ1ゴールを返して、12対10。
高校ジャパン候補石田楽人、価値あるトライでした。
前半の終了間際、ゲームは全くわからなくなってきました。
30分ハーフの前半終盤戦です。
21分から22分に向かっています。
一度は完全にゲームの流れをものにしたかと思われた、大阪第1代表、公式戦無敗、高校三冠を狙う東海大仰星。
この前半の終盤の時間帯、最後の流れをつかむのはどちらなんでしょうか。
深いボールは桐蔭学園の柴田がキャッチ。
そのまま前に出ています。
そして速いテンポでボールを出して5番の石井です。
先ほど、高校ジャパン候補の石田楽人が、東海大仰星のディフェンスをこじあけました。
桐蔭学園藤原監督は、力量は仰星さんが上。
60分間チャレンジできるかという話をこの決勝前にしています。
そしてアタックのポイント。
仰星のディフェンス相手にパスの数を重ねても、試合のペースはつかめない。
強い速いランナーでどんどん勝負しないといけないという話をしていました。
(解説)本当に強いランナーにボールを集めて、その選手たちがまず前に出ていくというようなね。
しっかりとできていると思います。
(実況)目立っているのが、バックスでいうと齊藤大朗。
それからロックでいうと、やはり今大会、何度もビッグを見せてきたロックの石井洋介というところでしょうか。
◆その藤原監督ですが、1トライ返した後にディフェンスを前に出そうと特にフォワード周辺という言葉をグラウンドの選手にかけていました。
(実況)桐蔭学園サイドのリポーターは、MBS赤木アナウンサーです。
自陣で連続攻撃をつなげています、桐蔭学園。
スペースがあるところ、真っすぐ突っ込んでくる。
ハーフウェイラインです。
ボールは継続。
ちょっと時間をかけました、齋藤直人です。
そして、石田楽人とです。
なおも連続攻撃が続きます。
この決勝戦、さすがといいますか、松井さん、両チームが10を超える連続攻撃をどんどんやってくるんですね。
◆やっぱり継続はなかなか難しいと思いますが、こういった決勝でもすごく緊張する部分ではあるんですけど、ミスなくやっているのが、両校ともすばらしいチームだと思います。
(実況)さすがに高校ラグビー日本一を決める戦いという技量が展開されている東大阪市花園ラグビー場。
次が15次攻撃です。
なおもプロップ石田楽人が前に出ます。
スペースが少し画面手前にあいたか。
しかし、東海大仰星の粘り強いディフェンス。
湯浅監督は、今年度。
東海大仰星チームを評して、どれだけ攻め込まれてもディフェンスで全く慌てることがない。
これは一つの強みではないかという話をしていました。
抜けかかった柴田ですが、つかまっています。
大畑さん、我々素人でも見ていてわかるのが、密集サイドの…。
抜けていきます、齊藤大朗!そのディフェンス網を打ち破った逆転トライ!15対12。
桐蔭学園、きょうのゲーム、初めてリードしました。
その東海大仰星のディフェンスの強さの話をしようと思っていたやさき、やはりといいますか、大畑さん、齊藤大朗でした。
(解説)そうですね。
自陣から本当に粘り強く、ミスもせず、しっかりとボールを動かし続けた中で、仰星としてのフォワードとバックスのつなぎ目のところですよね。
うまく攻めていってますね。
(実況)大畑さん、前半の終盤の時間帯に来て、ちょっと流れが変わりつつありますか。
(解説)やはりフォワードで取り切れたところが、非常に大きなリズムができたと思いますし、何よりも桐蔭学園がボールを動かしている中で、ふだん反則をせずに守り切る仰星が反則を犯しているというところで、自分たちの中のしっかりとリズムでボールを動かせるという、手応えを感じてる様子ですよね。
(実況)フォワードでとり返して、そして本来の継続ラグビーで今度はバックスでとった神奈川県代表、桐蔭学園。
プレッシャーが1つある。
決まりました。
そのプッシャーに負けなかったキャプテンの齋藤直人。
2点を加えた桐蔭学園が、17対12。
東海大仰星に5点差をつけました。
◆近藤さん、東海大仰星は11番の滝本にかわって、22番の山本浩貴が入りました。
(実況)東海大仰星サイドの森本栄浩リポーターの情報でした。
山本は準々決勝、京都成章戦途中出場から大活躍。
準決勝の東福岡戦は先発しました。
非常に乗ってきている勢いのある選手という評価をこの山本に関してはしています湯浅監督です。
バックスを代えましたね。
(解説)やはり外側のディフェンスのところ、破られているところもありますので、そういったところもあるんじゃないかなと思いますね。
(実況)山本は非常に強いハート、強烈なタックルを持っている選手です。
守備にてこ入れをしてきた、逆転を許した東海大仰星です。
30分ハーフの前半、26分から27分に向かっています。
東海大仰星が先制。
そのリードを広げる展開がありましたが、桐蔭学園逆転という展開の中、前半終盤最終盤の時間帯。
東海大仰星ターンオーバー。
あとゴールまでは26〜7m。
守っていた桐蔭学園です。
オフサイドがありました。
(解説)仰星のディフェンスの特徴はああいうところですね。
倒さずにボールにして、そしてスクラムもしくは、ターンオーバーという形なので、自陣からボールを動かすというのは、こういったリスクも伴うので、こういったところ、どういうふうなゲームマネジメントしていくかですね。
(実況)ゲームをひっくり返しましたので、どういったゲームプランでやっていくのか。
でも、ここはまずはしのぐ時間帯になりましたので、このゴール前、仰星がどういった形でボールを動かしていくかですね。
(実況)点差は5点。
1トライで東海大仰星が追いついて、その後ゴールも決まれば、東海大仰星、再逆転というスコアです。
モールを組んだ。
モールを組む。
とめた桐蔭学園。
まだ動くか。
まだ動く!スピードを増してなだれ込む。
(解説)入ってはないと思うんですけれども。
一旦5m下がります。
グランディングはできませんでした。
ゴール前で、大畑さん、スピードが上がりました。
(解説)そうですね、東海大仰星ボールのスクラムでゲーム再開です。
(解説)両チームとも敵陣まで行けば、しっかりと得点を取れるだけの攻撃力はありますよね。
(実況)東海大仰星はここまで2つのトライは、フォワードが力で相手ディフェンスに穴をあけてねじ込んでとったトライです。
(解説)非常にバックスのライン構成がおもしろいですよね。
(実況)狭いといいますか。
余り選手たちの間隔があいていない。
ワイドラインではない、狭いラインをこのスクラムの左後方、ブルーのジャージ、東海大仰星が組んでいます。
大畑さん、これは狙いとしてはどうなんでしょうか。
(解説)そうですね、まず近いところに当ててそれから広げていくのかというのが想像できるんですけど。
相当今バックス、後ろで打ち合わせをしていますので。
(実況)打ち合わせができるぐらいの各選手の近さということになります。
桐蔭学園がプレッシャーをかけていますが、東海大仰星、マイボールスクラムボールは失っていません。
(解説)あいたスペースにボールを運ぶということは考えられますよね。
(実況)その近づいて距離をとっていたバックスが突っ込みます。
フィールド中央。
さらにボールを出す。
左へ。
倒れない、そのままなおも粘る!体を入れた桐蔭学園。
トライです!
(解説)またキックが…。
(実況)またもねじ込んだ東海大仰星、追いつきました。
桐蔭学園もインゴールで必死のディフェンスでしたが、それを上回るキャプテン眞野のトライだったでしょうか。
◆気持ちですよね、ここは本当に。
いい展開ですね。
両チームとも、本当に自分たちの力をしっかり出し切っていますね。
(実況)この大一番、さすがキャプテン。
2つ目のトライ。
ゲームをタイスコアに戻した、眞野泰地です。
これでもう今大会、眞野は8つのトライということになりました。
8つというのは一言で言うと簡単ですが、すごい数字です。
そして勝ち越しのゴールも決まりました。
(実況)KOBELCOスポーツスペシャル第95回全国高校ラグビー大会KOBELCOスポーツスペシャル第95回全国高校ラグビー大会決勝戦、東海大仰星高校対桐蔭学園は前半を終わりまして、19対17。
前半終了間際に追いついて、勝ち越した東海大仰星、2点リードでハーフタイムに入っています。
さてそのグラウンドレベルには、小島瑠璃子さんと大会テーマソング「ハナツ」を歌っていますスキマスイッチのお二人がいます。
小島さん。
◆こんにちは!すばらしい試合になっていますよね。
◆すごいですね。
本当に決勝戦らしい接戦ですね。
◆もう点を取られたら取り返すその繰り返しでしたが、常田さん、いかがでしたか。
◆見どころが多くて、いろんなところを見ないとラグビーは見られないのかなと思いました。
◆生で観戦されるのは初めてなんですよね。
◆初めてです。
今大会が初めてですね。
◆いかがでしょうか。
◆本当にこの決勝までに選手たちが勝ち上がっていくドラマがやっぱり一つ一つおもしろいところだなと思って見ています。
◆私たち、今回、副音声を担当させていただいているんですけれども、副音声しているところからおりてくるまでにも点が大きく動くんですよね。
(実況)高校ラグビー日本一を決める大一番。
KOBELCOスポーツスペシャル第95回全国高校ラグビー大会決勝戦、大阪第1代表、東海大学付属仰星対神奈川県代表、桐蔭学園高校の一戦。
19対17。
東海大仰星、2点リードでこれから後半ですが、2点差というのは、ペナルティーゴールドロップゴールでたちまちひっくり返る僅差です。
解説は神戸製鋼コベルコスティーラーズアンバサダー元日本代表、大畑大介さん、そしてゲストは、7人制ラグビー日本代表、同志社大学、松井千士選手でお送りしています。
間もなくごらんのブルーのジャージ、東海大仰星のキックオフで後半30分が始まります。
深く蹴り込んでいったスタンドオン、岸岡です。
桐蔭学園が自陣からのアタック。
見えているのは桐蔭学園陣内、22mラインです。
解説の大畑さん、前半を終わっての感想をお願いします。
(解説)やはり両チームとも自分たちの持ち味をしっかり出してたゲームになっているなと感じますよね。
そして後半に入ってから仰星がディフェンスの分でどういう形で修正していくのか。
桐蔭学園としては自陣でのリスクというのも当然感じていると思いますので、後半に関しては、特に風を味方にできるので、どういった形でエリアを持っていくのか。
それともまた前半同様、どんどん展開していくのかというような感じですよね。
(実況)これが早くも7次攻撃になった桐蔭学園。
自陣での継続プレイですが、風向き、花園ラグビー場…。
ターンオーバー。
なおも前に出る。
ターンオーバーから東海大仰星、チャンスをつかんで、ゴール前、10m。
ターンオーバーは東海大仰星、4つ目。
ターンオーバーに関しては、両チーム、ごらんの差がついています。
そして山田。
再びフォワードをどんどん前に出していきます。
西久保、岸岡のハーフバック。
そして、右ウイングの中、高校ジャパン候補。
何とかつかまえた。
大木も今大会6トライ、乗っている選手。
ここはディフェンスで貢献。
そろって出てきた桐蔭学園のディフェンスライン。
ロックの横井。
きょうは1トライを決めています。
既にディフェンスライン、しっかりそろっているところ。
岸岡はどうする。
インゴール蹴りこんだ。
インゴールが広いのが花園ラグビー場第1グラウンド。
どうかなというところ、タッチをジャッジに確認しますが、これはドロップアウトになりましたか。
トライは認められなかった模様です。
◆近藤さん、東海大仰星のハーフタイムなんですけれども、湯浅監督は残り30分、とにかくひたむきにやり切ろうというふうに声をかけました。
前半には突き刺されというような大きな声が飛んでいましたが、桐蔭学園は結構思ったよりも来ているというふうに感じているのではないでしょうか。
とにかく踏み込んでいかないといけないというふうに話していました。
◆接点にフォーカスした湯浅監督のハーフタイムの指示でした。
◆近藤さん、桐蔭学園の藤原監督ですけれども、前半は連続してトライもとれたし、継続もアタック面ではできている。
やはり後半はディフェンスでしょうと。
特にセカンドタックラーという言葉をあげていまして、セカンドタックラーの役割が大きくなりますということでした。
(実況)こちら、桐蔭学園サイド、MBSの赤木アナウンサーのリポートでした。
やはり大畑さん、接点にフォーカスした話になっていますよね。
(解説)やはりボールキャリア、そしてタックラーも含めてしっかり仕事ができていますので、その後の2人目ですよね。
4人目のどちらが早いのかによって、本当にボールに対して、どういった形にどちら側に出るかで変わってきますので、そういった部分で非常にしっかりとそこに対して圧力をかけていかなきゃいけないという話ですよね。
(実況)30分ハーフの後半、間もなく3分というところ。
ターンオーバーから招いたピンチを何とか逃れた桐蔭学園が地域を自陣10mライン付近まで戻して東海大仰星ボールのラインアウトです。
ゲストの松井さんは、きょうのこの大熱戦、ここまでどんなふうにごらんになっていますか。
◆やっぱり両校とも原則持ち味が出ていると思うんですけど、両チームともやっぱりキャプテンがすごく活躍しているところが目立ちます。
(実況)出た。
福田が出た。
そして離す。
中です。
前があいている!狙い澄ましたようなパス回し!後半最初のトライは東海大仰星!これはもう大畑さん、完璧でしたね。
(解説)そうですね。
狙いどおりでしたね。
やはりバックスの選手がそれぞれ前に走り込みながらあいた選手にパスをほうって。
簡単には見えるんですけどね、これ非常に能力の高い、スキルの高い選手でしたね。
(実況)そのあたり、松井さんはどうお感じになりましたか。
◆やっぱり東海大仰星すごく展開力があるので、ああいったプレーを高校生でできるのもすごいと思いますし、そういったプレーができるのは決勝まで行くチームだなと思います。
(実況)この東海大仰星というのは、今のようなスパンと切れ味鋭いパス回し、
(実況)後半最初の得点は東海大仰星。
東海大仰星が9点リードと変わったKOBELCOスポーツスペシャル第95回全国高校ラグビー大会決勝戦です。
流れを引き戻したい、今ディフェンスに回っている白いジャージ、桐蔭学園。
どうこの後、自分たちのラグビー、そして自分たちの流れ、そういったものをこの花園ラグビー場のフィールド上で展開していくんでしょうか。
東海大仰星に反則。
このペナルティーを1つ大畑さんは後半のポイントとしてあげていました。
(解説)そうですね。
仰星も自陣からボールを出すとこういったリスクを背負いますので、そういったところ落ちついて、桐蔭学園としてはディフェンスというところを修正というところもあったので、しっかりとできていると思いますね。
(実況)そして齋藤直人のキックで地域を進めてなおもマイボールラインアウトです。
これはレフリーにカメラを取りつけておりますが、そこからレフェリー目線の迫力ある映像をごらんいただいております。
あとゴールまで20mというところで、マイボールラインアウト。
白いジャージの桐蔭学園。
ターンオーバーです。
セットプレー、マイボールラインアウトをものにすることができなかった追いかける桐蔭学園です。
ここも継続していきます。
セオリーとしては、リードしている側は…。
(解説)そうですね、やはりきょう特に桐蔭学園はどんどん仕掛けてきますので、そういった意味でボールを自分たちでキープすることが一番の強みだということを判断してやはり蹴ると相手にボールを渡すことになるので、そこをまずしっかりとキープして前に進んで行こうという選択になっていますね。
(実況)ラグビーの場合は、キックをしますと、地域を前に進めることはできるんですが、相手にボールを渡してしまうリスクをはらみます。
フルバックの福田が穴をあけて前に出ました。
東海大仰星陣内10mラインです。
東海大仰星のディフェンスも見事ですが、ここでまた穴をあけるか?前に出ました。
ナンバーエイトの河野。
22mラインを超えてきた。
そして、東海大仰星にやや分がある。
ちょっと時間をかけた。
やや絡んでいった形の守る桐蔭学園。
ターンオーバー。
思い切って攻められる自陣深いところ。
これで笛です。
攻撃中の東海大仰星にボールを前にはじくプレー、ノックオンがありました。
(解説)でも、ノックオンになりましたけど、その後の岸岡君のディフェンス、よかったですね。
ああいったところから一気に攻めてくるということも考えられますので、それをノックオンだけでおさめたというのは、すばらしいプレーでしたね。
(実況)桐蔭学園はああいった相手のミス、ターンオーバー、アドバンテージをもらってからのトライまで持っていく切り返し、一つのプレースタイル。
ただそれをさせなかった東海大仰星の危機管理。
ごらんの位置から桐蔭学園ボールのスクラムです。
やや東海大仰星に体重的には分があるという両チーム。
少し押し込んだ東海大仰星です。
プレッシャーを受けながらの桐蔭学園の自陣での球出し。
短いパスをつないで、今大会乗っている大木ですが、前にはじきました。
4試合連続6トライ中。
藤原監督に言わせますと、今大会、当たっているラッキーボーイ。
きょうもディフェンスでもアタックでもいいプレーを見せていましたが、ここは自陣でロックオンをおかしてしまいました。
選手の交代があるようです東海大仰星。
◆近藤さん、スクラムハーフ、西久保に代わって人羅20番が入ります。
湯浅監督は、どんどん強気で行けというふうに大きな声を飛ばしています。
◆近藤さん、桐蔭学園も床田君が下がります。
23番の濱野が入りました。
先ほどから藤原監督はグラウンドレベルにおりて指示をもらっています。
(実況)東海大仰星はスクラムハーフが代わりました。
2年生の人羅。
そして、桐蔭学園は高校ジャパン候補のフルバック床田が下がって、2年生の濱野という、それぞれ入れかえます。
ともに今大会途中出場でプレー経験も豊富な2人が入ってきました。
(解説)またスクラムの周辺に、仰星としてはバックの選手がね、楽しみな陣形が立っていますね。
(実況)まずはブラインドサイド。
これはディフェンス、アタック、数はそろっています。
ここはとめていって7番の川勝のいいタックルです。
桐蔭学園です。
そして、こちらも狭いライン。
フォワードを前に出します東海大仰星。
スクラムハーフは人羅にかわって攻撃のテンポにも少し変化が出てくるか。
フォワードをどんどん前に行かせろという話が先ほど湯浅監督からあったという森本アナウンサーからのリポートもありました。
守っていた桐蔭学園に反則です。
先ほど入った濱野。
30分ハーフの後半、10分から11分に向かっているところ。
9点リードの東海大仰星。
ペナルティーゴールを狙うという選択をしました。
決まれば12点差になります。
79回大会初優勝時のキャプテン。
そして、監督就任1年目で優勝した監督として2度目の優勝を狙っています湯浅大智監督の視線の先、岸岡がペナルティーゴールを狙います。
リードしている側としては大畑さん、これはある程度、セオリーどおりですか。
(解説)そうですね。
やはり確実に得点を重ねていって、点差を広げていきたいというような、非常に難しい場所ではないので、3点が計算できる地域であるので、確実にここは3点とっていきたい選択ですね。
(実況)少し風向きが変わってきて、今フィールドは恐らく岸岡にとって向かい風。
決めてきました。
今大会正直、ここまでプレースキックは不調だったんですが…。
(解説)そうですね、きょうは非常に当たりはいいほうだと思いますね。
(実況)きょうは5回蹴って、4回成功という東海大仰星の岸岡です。
大一番、ここでも力を発揮しています。
じわりと点差をつけられた、白のジャージ、桐蔭学園。
ただ、まだ時間は十分に残っています。
競っていきました。
キックオフのボールです。
30分ハーフの後半。
11分から12分に向かっています。
ここまでゲームをごらんになって。
ちょっとリードをまた広げられた桐蔭学園の盛り返すポイントですね、何かありますか。
◆今東海大仰星は、すごく自陣から攻めてきているので、こういったところで反則を誘うようなプレーをすれば、また流れは変わるかなと思いますね。
(実況)今はターンオーバーがありました、相手陣でボールを取り返しています。
こういうところからそのままスコアにつなげていけるか。
今、齋藤直人がフォワードを呼んで、モールの人数をふやしています。
22mライン。
ボールの所有権が東海大仰星に移りました。
今、大畑さん、齋藤がフォワードを呼んだということは、フォワードの入りがやっぱりちょっと遅かったですか。
(解説)抱えられてたということもあったので、ボールを出すというよりも、そのまま前に進めていってそのままボールを出そうという選択だったと思います。
(実況)しかし、それがうまくいきませんでした。
東海大仰星ボールのスクラムと変わります。
(解説)でも、ここから岸岡君、立っている場所としても非常に浅い位置にいるので、キックというものはなかなか想定できないと思いますので、桐蔭学園としてはここ逃がさないディフェンスをしたいところですね。
(実況)おととい、きのうと桐蔭学園は、東海大仰星が自陣からも継続してくるという前提でのディフェンスでのポジショニング練習、これは時間をかけていました。
再びレフリーカメラからの映像をごらんいただいています。
東海大仰星、第1列は、3年生、向仲、2年生の島田、そして途中から入った3年生の中野。
桐蔭学園第一列は、高校ジャパン候補の高塚、そして2番の原田、そして、高校ジャパン候補の右プロップ石田楽人。
バックスでは先ほど画面を捉えました12番の2年生齊藤大朗がいいランを決勝戦でも見せています。
齋藤直人が齊藤大朗をどう使うかがこれから後半のポイントになりそうです。
やはり継続、東海大仰星が裏へ出た!なおも倒れず、つないでいきます。
狭いサイド。
これも抜けていく。
2つ続けてゲインしました、東海大仰星、相手陣に入ってきました。
なおも連続攻撃。
大畑さん、テンポはどうですか。
(解説)ディフェンスとしては少し制御できました。
(実況)このあたりはさすがです、桐蔭学園。
早いテンポのまま、攻撃は許しませんでした。
前に出て詰めるが、それをかわす。
なおも走っていく!大きくゲインした!何とか押し出した。
天を仰いだ中で3年生、高校ジャパン候補。
(解説)ウイングとしては行きたくなるので、どうしても。
すごくいいランニングコースでしたね。
(実況)松井さん、ウイングの見せどころですか、ここは。
エリアとしては。
◆そうですね。
すごく相手の裏をとってやっていたんすけど、齋藤選手がとめに行ったところはすばらしいなと思います。
きょうのゲストは7人制ラグビー日本代表、同志社大学の松井千士さん。
そして解説はおなじみ元日本代表、大畑大介さんです。
29対17、東海大仰星がリードして、30分ハーフの後半、今、15分を回って、後半も後半の時間帯に入ってきました。
桐蔭学園、ゴールラインを背にしてのこのボールの継続です。
これはもう桐蔭学園も徹底してますが、
(解説)そうですね。
(実況)盛り返す東海大仰星。
当然リスクを伴いますよね。
(実況)ゴーンライン上にボールがあります。
しかし、プレッシャーがある。
齋藤がそのプレッシャーの中、ボールをタッチに蹴り出しました。
ただこれは大畑さん、表現するならば、蹴り出さざるを得なかったと。
(解説)そうですね。
完全にもう自分たちの選択肢がキックしかなくなったという状況になりましたね。
(実況)齋藤の表情にも苦しそうな表情が浮かんでいますね。
(解説)踏ん張りどころですよね。
(実況)東海大仰星リードではありますが、まだ12点差。
2トライ1ゴールで追いつける点差、桐蔭学園です。
競っていきます桐蔭学園。
近いところに行った。
山田ですが…。
真っすぐ入りませんでした。
ラインアウトのボール。
ラインアウトか、そしてスクラムか、オプションが桐蔭学園に与えられますが、桐蔭学園はスクラムを選択しています。
両チームにとっての勝負どころで小さなミスが東海大仰星に出ました。
ボールを投げ込んだのは東海大仰星、2年生のフッカーの島田です。
ほっと一息ついた、白いジャージ、桐蔭学園。
まだ時間は十分あります。
ごらんの地域です。
当然東海大仰星、強いプレッシャーをかけますが、ミスは許されない地域、桐蔭学園。
(解説)広い地域側でいうと、桐蔭学園が1人、数が多くなっていますので。
(実況)画面の手前ということになります。
画面の右。
しかもここも近場で1つ入れました。
もう一度、近場。
(解説)余りここで時間をかけたくないところですよね。
(実況)早くゴールラインからボールを遠ざけたい桐蔭学園です。
攻める方向を変えました。
ちょっとパスが危なかった。
(解説)準備ができていなかったですね。
(実況)それに反応した東海大仰星。
ボールは失っていない桐蔭学園。
東海大仰星、奪い返せば、たちまち大チャンスになる危険なエリア。
なおもつなぐ。
つなぎます。
しかし、スペースを与えない東海大仰星。
ウイングの宮川。
すぐ倒されました。
なおも回します。
これは松井さん、かなり勇気のあるプレー、選択だと思うんですよね。
◆ここでミスを犯すと、得点につながってしまうと思いますが、連続攻撃ができているので、継続できているのはすごいいいと思います。
(実況)それをやりきっている桐蔭学園。
ナンバーエイト、高校ジャパン候補、栗原が前に出てじわっとボールをゴールラインから遠ざけています。
そして、ボールも自分たちがキープし続けているという桐蔭学園…。
ボールを落とした!ターンオーバー、東海大仰星。
ちょっと攻めに時間がかかりましたが、東海大仰星が大きなチャンス。
ここでレフェリーがプレーをとめました。
桐蔭学園のもくろみどおりにじわりとエリアを押し戻すかと思われましたが、東海大仰星のこのディフェンス!
(解説)外側から少し見せて内側に行かれないような状況をつくって、そして、しっかりと内側のディフェンスでひっかけるというようなね。
レベルが高いディフェンスをしていますね。
(実況)ただ、大畑さん、この桐蔭学園の徹底する志は感じましたね。
(解説)やはり自分たちで攻め切るんだという気持ちが1つになっていますので、ここもしっかりまずディフェンスして、しのいでいきたいところですね。
(実況)30分ハーフの後半、18分から間もなく19分という時間帯。
バックスタンドはお客さんでいっぱいに埋まりました。
サイドスタンドもほぼ埋まってきた、今年の高校ラグビー全国大会の決勝戦です。
右サイド。
倒れない。
ようやくとめた桐蔭学園。
攻める方向を変えました。
ここはディフェンスがいます。
ただじわりじわりと、大畑さん、東海大仰星、押し込んでいるような。
(解説)そうですね。
(実況)そんなアタックライン、ディフェンスラインの力関係になってきました。
モールを組もうというところか。
ボールを持っているのは、フランカーの山田。
潰れた。
もうボールはこれ以上、動きません。
守っていた桐蔭学園にオフサイドの反則です。
先ほどはペナルティーゴールで点差を広げた東海大仰星です。
(解説)ショートでしょうね。
(実況)現在は12点差。
ゴールポストほぼ正面。
距離はほとんどないというところ。
これが決まれば、15点差。
2トライ2ゴールで追いつけない点差になります。
正念場を迎えている桐蔭学園フィフティーン。
(解説)仰星も無理はしないですよね。
(実況)そのあたり、桐蔭学園の藤原監督は、やはり仰星さんは、ゲーム運びとか、時間の使い方ですとか、そのあたりはうまいですよという話はしていました。
(解説)もう少し、ボールを運ぶにしても、前半同様、少しフォワードとバックスのつなぎ目であったり、ミスマッチのところで勝負していきたいところだったんですが、修正を仰星がしてきましたね。
(実況)ごらんの距離、角度です。
きょうはプレースキッカー、当たっている岸岡。
難なく決めていきます。
大きな3点が入りました。
これで32対17。
15点差がつきまして、桐蔭学園、あとは時間との戦いということになってきました。
KOBELCOスポーツスペシャル第95回全国高校ラグビー大会決勝戦、大阪第1代表、東海大学付属仰星対神奈川県代表、桐蔭学園高校の一戦。
神戸製鋼コベルコスティーラーズアンバサダー、元日本代表、大畑大介さんの解説、そしてゲストに、7人制ラグビー日本代表、松井千士選手を迎えてお送りしています。
キックのリスタートからマイボールにして鋭いタックル!アドバンテージを東海大仰星に見て、そのまま笛。
ナイスタックル。
20番の人羅。
チームメートから頭をはたかれています。
(解説)1つ外側から来たから、見えないんですよね。
気がついたときには足元に来られていたので、ボールをうまくとれなかったですね。
(実況)これは松井さん、仰星フィフティーンが何か乗ってきたなという雰囲気になっているんですかね。
(解説)そうですね。
やっぱりどんどん後半、点数をつけてきていますので、やっぱりチャンピオンチームとしてもすごくいいゲーム運びができているなとすごく思いますね。
(実況)桐蔭学園がまだ後半スコアがないのに対して、東海大仰星は、1トライ1ゴール、そして効果的な2ペナルティーゴール。
じわりと点差を広げています。
東海大仰星は、春の全国選抜大会、夏の全国7人制大会をともに制しての花園。
昨年度の東福岡に続いていわゆる高校三冠を目指す花園、頂点へ向かっての戦いです。
一発でセービングできなかった桐蔭学園。
アドバンテージを東海大仰星に見ました。
ノックオンです。
セービングできなかったプレーが前にはじいたプレーと判定されました。
東海大仰星ボールのスクラムです。
(解説)先ほどはボールをキープしながら、そして、今度は裏のスペースを見つけて転がしていく。
うまく時間を使っていますよね。
(実況)桐蔭学園、選手の交代があります。
センターの甲山がかわります。
22番の2年生、山田が入りました。
何とかフレッシュな選手を入れて状況を好転させていこうという、2度目の優勝、そして悲願の単独優勝を目指す桐蔭学園。
30分ハーフの後半、23分を今回りました。
◆東海大仰星は、15番の福田に代わって24番の村井が入ります。
(実況)森本アナウンサーのリポートです。
ナンバーエイトがスクラムを外して、そしてボールを出す。
笛です。
(解説)オブストラクションですか。
(実況)ボールを持っていないプレーヤーが相手の守備を妨げてしまった、東海大仰星の反則です。
(解説)しかし、おもしろいプレーをしますね。
(実況)いい形に見えました。
(実況)桐蔭学園、ペナルティーキックを足にかけて、自陣から愚直に攻めていきます。
桐蔭学園も後半の終盤の時間帯には入っていますが、フィットネスには自信を持っています。
近年の恒例にはなっているんですが、今年度も神奈川地区予選の前に練習グラウンドにトラック57台分の砂を入れて足腰を強化してきました。
展開ラグビーに磨きをかけてきたこの桐蔭学園。
(解説)こういった形で少し広いところにボールを集めていきたいところです。
(実況)スペースを使っていきたい桐蔭学園。
メーンスタンド側、あいたスペースを使おうというボール運び。
しかし、これは後ろにはじいています。
大丈夫です。
つながっています。
ボールは失っていません。
アドバンテージを桐蔭学園に見ています。
桐蔭学園が再び早いテンポでボールをつなぐようになってきました。
ここで前にはじいて、先ほどの東海大仰星の反則。
(解説)ボールがつながれば崩れそうな雰囲気だったんですが。
ディフェンスラインも整っていませんでした、東海大仰星。
桐蔭学園のプレーの精度という意味でいうと、大畑さん、少し下がってきてしまっているんでしょうか。
(解説)やはり時間差、そして点差ですよね。
そういったところで、少しプレーの精度が焦りが出てきているのかなと。
(実況)そのあたり、プレーヤー心理として、松井さん、残り5分、そしてこの点差。
プレーヤーはどんな感じになるんでしょうか。
◆やっぱり、2本とっても追いつけないので、すごく焦っていると思いますが、まず1本、しっかりとってほしいですね。
(実況)ここもインターセプトの東海大仰星。
追いかけながら落ちつき払ってパスの出どころを見つめ続けていました。
さらにカウンター!2人、3人でつかまえる桐蔭学園です。
25分を回ったところ、切りかえした東海大仰星が、ノットリリースザボールの反則。
再び足にかけて、桐蔭学園が攻撃開始。
東海大仰星陣内11m入っています。
(解説)いいプレーです。
今大会当たっているラッキーボーイの大木。
しかし、ボールはつないでいる。
桐蔭学園、久々のチャンス。
少し選手が孤立ぎみ。
ナンバーエイト栗原、ボールはつないでいます。
そしてボールを回す。
22番、濱野。
ボールをつなぐ、アドバンテージを桐蔭学園に見ました。
東海大仰星に反則発生。
ここで先ほどの東海大仰星の反則を取りました。
オフサイドが東海大仰星にありました。
桐蔭学園も少しずつ相手陣、いいリズムは見せ始めています。
ボールをつなぐ。
齊藤大朗。
この人がどれだけ前に出られるか。
ひとつバックスのポイントです。
ゴール前、5メートル。
まずは近場。
突き刺さるようなディフェンス、東海大仰星。
高校ジャパン候補、石田楽人、きょう1トライ。
なおもボール継続です。
桐蔭学園、白いジャージ。
ゴールはもう見えています。
再びフォワードで行くのか、齋藤がみずから行く。
なおも右サイド。
そして、左サイド。
石田楽人。
抜けた!ねじ込んだ!1トライ返した桐蔭学園!32対22。
そしてコンバージョンゴールが決まりました。
32対24です。
これで再び8点差。
なお、東海大仰星は選手が2人代わるようです。
◆先ほどの福田に代わって村井が今入りましたが、もう一つ、4番の庄司に代わって19番の久保田選手が今入りました。
(実況)東海大仰星が選手を入れかえ始めています。
村井、そして久保田が入ってきました。
しかしこれは、その焦りが出てもおかしくないところで、松井さん、取り返しましたね、桐蔭学園が。
◆そうですね。
あと1本取って、まず1点差まで縮めてほしいですね。
(実況)ですから、大畑さん、このリスタートのキックは、非常に大事ですよね。
(解説)これをどこに蹴るかですね。
(実況)深く蹴っていきました。
(実況)桐蔭学園がボールをキャッチして、つないでいきます。
まずは自陣22mラインとゴールラインの間のエリア。
そこをまず脱出、センターの齊藤大朗がボールをつないで…。
ボールはどっちですか。
(解説)仰星側がキープしていますね。
(実況)東海大仰星、ターンオーバー!後半残り時間わずかなところ。
相手陣で東海大仰星がボールを取り返しました。
(解説)仰星はここを時間を使いながら、しっかりとゲームをコントロールしていくということですよね。
(実況)25番の中野幹が前に出ています。
なおロスタイムは1分という情報が今放送席に入ってきました。
ランニングタイム31分が目安になります。
ここはディフェンスがそろっている。
前に出ているそれをかわして中。
先ほどはタッチラインでは見事なランがあった。
今度は飛び込んだ!
(解説)やはりエースですね。
こういった苦しい時間帯に取ります。
(実況)高校ジャパン候補の実力発揮、3年生ウイング、中孝祐です!先ほどはタッチに押し出されましたが、今度はゴールラインを越えてインゴールまで持っていきました。
松井さん、2度同じ鉄は踏みませんでしたね。
(解説)そうですね。
やっぱりチームのエースとして取り切るところはすばらしいですよね。
(実況)今大会、5つ目のトライ、大きな意味を持つ、この中のトライになりました。
東海大仰星、37対24!
(解説)湯浅監督も、ゲームの苦しいときにやはり中に勝負を決めてほしいということを言っていましたので、本当にチームとしての思いを託された、エースとしてのしっかりとした仕事でしたね。
(実況)間もなく、ランニングタイムは後半規定の30分を過ぎます。
ロスタイムは1分という情報が入っています。
ゆっくりと時間をかけて岸岡がトライ後のゴールを狙います。
今レフリーが時計を確認しました。
これはひっかけた。
点差を広げることはできませんでした。
まだプレータイムは残っています。
30分を回って、ロスタイムの目安は1分。
桐蔭学園のキックでリスタート。
決定的なトライを取った、東海大仰星。
高校ラグビー日本一へのカウントダウンが始まっています。
トライをとった中は3年生ですが、実は東海大仰星、今年度の3年生はフォワードの平均身長が173センチ。
例年より小柄なこともあって、谷間の世代と言われたときもあったそうです。
これはスクラムが桐蔭学園ボールとなります。
モールを継続できなかった東海大仰星です。
その東海大仰星、谷間の世代と言われた今年度の3年生。
その低評価をチームのために、そしてひたむきにハードワーク、この3つの合い言葉をもとに覆してきた3年間。
その3年間が頂点への道のりにそのままつながってまいりました。
そんな東海大仰星の選手たちが、3年生が、チーム初の公式戦38連勝無敗での花園優勝という金字塔を打ち立てようとしている花園ラグビー場です。
プッシャーがある東海大仰星。
追いかける桐蔭学園。
(解説)こぼれましたね。
(実況)ボールがこぼれている。
一方、最後まで全力プレーの桐蔭学園も、前々回大会3大会前の決勝でこの東海大仰星に敗れて、そこから2年越しの思いを持って、昨年、この花園にやってこれなかった分、鍛えに鍛えて2年ぶりの花園、この決勝まで勝ち上がってまいりました。
最後まで自分たちの高校ラグビーを表現しようという白いジャージ、桐蔭学園のフィフティーンです。
今、ロスタイム2分回っています。
これが6次攻撃。
東海大仰星、大きくリードして、あとは勝利へのディフェンス。
齋藤直人、パスが乱れる。
3人で囲んだ東海大仰星。
ブルーのジャージのタックル。
しかし、こうやって見ますと、最後まで強みのディフェンス、大畑さん。
(解説)そうですね。
特徴をしっかり出せました。
出せればチャンスです。
(実況)桐蔭学園、ボールを出した。
画面右側にスペースはある。
ちょっと前に出ながら受けた大木。
3人で囲む。
このあたりも一旦スペースができたように見えても、何とか網を張って追いすがるという東海大仰星のディフェンスです。
しかし、桐蔭学園もボールを継続しています。
このあたりは松井さん、点差としてはもう厳しいんですが。
◆高校3年生にとってはラストワンプレーぐらいになってくると思うので、しっかり諦めず、桐蔭学園を攻めてやっぱりトライまでつなげてほしいですね。
(実況)2年生の齊藤大朗が前に出ました。
見えているラインはハーフウェイラインです。
ロスタイム3分を過ぎましたが、桐蔭学園、持ち前の継続プレイ。
ミスなく実行しています。
じわりと東海大仰星陣内に入ってきました。
高校ジャパン候補、石井洋介が前に出て、さらに左サイド、高北が前に出ました。
(解説)ディフェンスが崩れ始めてきましたね。
(実況)さすがの東海大仰星のディフェンスも穴があき始めた。
22番の山田、そして23番の濱野、途中出場の選手がボールをさらに前に運んだ。
そして、3番の石田楽人、外側にはアタックライン、並んでいる。
今ようやく東海大仰星、ディフェンスラインがそろった。
ちょっとボール出しが遅かったか、桐蔭学園。
なおもボールを前に出す。
7番が前に。
下がる東海大仰星。
点差はもう厳しくなっていますが、桐蔭学園。
さあ、齊藤大朗!前のめりに倒れました、ボールはつないでいます。
これが25次攻撃。
桐蔭学園、魂の継続ラグビー。
さらに左サイド。
ボールは生きています、ボールは生かしています桐蔭学園。
さらに左サイド!トライ。
最後の最後、自分たちが3年間築き上げてきた継続ラグビー、この花園の決勝の地、1トライを刻んだ桐蔭学園です。
最後は3番、高校ジャパン候補、石田楽人がまたも、106キロの体重を生かしてインゴールにねじ込みました。
これは松井さん、すばらしい攻撃でしたね。
◆そうですね。
3年生が最後取り切ったところは、すごくやっぱり来年の後輩たちにも勢いづけると思うので、意地のトライだと思いましたね。
(実況)このプレーぶりをバックスタンドで応援していた控えの選手たちもまなじりで見詰めています。
この継続ラグビー、この魂は、必ずや受け継がれるはずです。
そして、キック。
最後決めてきました!ノーサイドの笛。
試合終了!東海大仰星、2大会ぶり4度目の全国制覇!ワールドカップに沸いた今年度の日本ラグビー。
高校ラグビーシーンは、公式戦無配で高校三冠を達成した東海大仰星イヤーでした。
しかし、敗れた桐蔭学園も、自分たちが築き上げてきた継続ラグビー。
最後の最後に20を超える連続攻撃で1トライを刻んで、その歴史をまた高校ラグビー史に刻みました。
勝って涙、負けて涙という両チームです。
37対31。
東海大仰星が今年度の高校ラグビー日本一に輝きました。
◆放送席、優勝を飾りました東海大仰星高校湯浅監督です。
おめでとうございました。
◆ありがとうございました。
◆本当に力の入る決勝戦でした。
◆そうですね。
本当にすばらしい相手とすばらしい場所ですばらしいゲームができたことをうれしく思います。
◆最後まで本当に声が出続けていましたね。
◆そうですね。
力が入りました。
◆試合でいうと、前半終了間際と、後半の開始早々、非常にいいところでトライがとれましたね。
◆彼らの集中力といいますか、出だしであるとか、そういったところではなくて、60分を通して全てにかけようというところで、彼らがやってくれましたので、本当によかったと思います。
◆ついに公式戦負けなしで3年生を送り出すことができますね。
◆そうですね。
彼らがつかみ取った本当に価値ある勝利だと思いますので、おめでとうと言いたいと思います。
◆選手として、監督として、2度目の優勝になりますが、また違った味がありますか。
◆もう毎回、本当に違うメンバーで、また違う景色で、こういったことを味合わせてもらって、生徒たちに感謝の気持ちでいっぱいです。
◆やり切った選手たち、特に3年生にどんな言葉をかけたいですか。
◆本当におめでとうの一言に尽きると思います。
◆おめでとうございました。
◆ありがとうございました。
◆東海大仰星高校、湯浅監督でした。
(実況)解説の大畑大介さんは、今の湯浅監督のインタビュー、どうお聞きになりましたか。
(解説)本当に選手たちがよく頑張ったと、そういった一言だったと思いますし、今大会通して、選手たちがしっかり出していこうというね、ゲームの中で、本当に自分たちがまさっているところ、補わなければいけないところというのを補いながらチームの総合力で勝ったなと思います。
◆桐蔭学園藤原監督ですが、後半の入りがポイントだったなと話していました。
アタックは十分に見せることができましたと。
時折、笑みを浮かべながら答えてくれました。
(実況)という桐蔭学園藤原監督のコメント、MBS赤木アナウンサーでした。
大畑さん、本当に桐蔭学園も随所にさすがというところを見せてくれましたね。
(解説)そうですね。
やはり後半の終了間際、4分以上の攻防ですよね。
ああいったところは本当に桐蔭学園のすばらしさ、しっかりと力を出せたと思いますので、残念ながら敗れましたが、胸を張って、準優勝というものを自分たちの自信につなげてほしいですよね。
(実況)今画面を捉えていましたが、松井さん、東海大仰星フィフティーンが勝って大泣き、涙ですね。
◆やっぱり3年生からしたら、3年間必死にやってきて、この大きな舞台で優勝できたということは、すごくうれしいことですし、本当に後輩たちはまた来年につなげてほしいと思いますね。
(実況)大畑さん、今回は飛び抜けたチームがいないという下馬評どおり、ノーシード校がシード校を倒す、番狂わせも続出しました。
(解説)本当にラストワンプレーでゲームが変わるという展開が数多くありましたので、これも本当にやはり日本代表がワールドカップであのような戦いをしたという影響が大きく出たと思いますので、そういった中で全国的にラグビーのレベルもどんどん上がっていますので、これからも19年のワールドカップ、そして松井選手が出場するであろうリオ、そして東京のオリンピックというところも含めて、やはりこの花園から世界へという合い言葉を持って頑張ってほしいなと思いますね。
(実況)そしてきょうもスタンドを多くのラグビーファンが埋めてくれました。
今大会は主催者によりますと、準決勝までの大会総入場者数が11万3625人。
これは、大会史上最多となったということで、松井さん、ラグビーが盛り上がってきていますよね。
(解説)そうですね、ラグビーワールドカップのおかげで、やはり日本代表のおかげで、すごく人気が高まっていると思うので、これからどんどん日本代表も、高校ラグビーも盛り上がっていってほしいですね。
(実況)松井さん、7人制の代表スポットも近々招集されると聞きましたが、ちょっと気が早いかもしれませんが、オリンピック本戦への意気込みをラグビーファンに一言お願いします。
◆やっぱりまだまだ、ここからメンバー争いがすごく激しいと思いますが、自分個人としても、すごく努力してメンバーに選ばれて、メダル獲得になるように、頑張っていきたいと思ってます。
(実況)大畑さん、松井さんへの期待を一言お願いします。
(解説)やはり花園から世界へ旅だった選手の1人でもありますので、これからも高校生たち、若い選手たちの目標になるように引っ張っていってもらいたいなと思いますね。
(実況)松井さん、応援してますので、頑張ってくださいね。
◆ありがとうございます。
(実況)お伝えしてまいりましたKOBELCOスポーツスペシャル第95回全国高校ラグビー大会2016/01/11(月) 13:55〜15:19
MBS毎日放送
KOBELCOスポーツスペシャル 第95回全国高校ラグビー大会 決勝[多][字]

今季無敗で「高校3冠」を目指す東海大仰星(大阪第1)×悲願の単独初優勝を狙う桐蔭学園(神奈川)▼副音声ではスキマスイッチ・小島瑠璃子が登場▼花園から完全生中継!

詳細情報
番組内容
12月27日から1月11日まで、東大阪市花園ラグビー場で行われる「第95回全国高校ラグビー大会」。高校ラガーメン憧れの舞台・『花園』への出場を果たしたのは、厳しい予選を勝ち抜いた55校。(95回記念大会のため、例年より4校増)。そんな強豪揃いの争いの中で勝ち抜いた2校が全国制覇をめざし死力を尽くす決勝戦を、完全生中継します。
 
番組内容2
【対戦カード】
東海大仰星(大阪第1)VS桐蔭学園(神奈川)
 
 
出演者
【解説】
大畑大介(神戸製鋼コベルコスティーラーズアンバサダー)
【ゲスト】
松井千士(7人制ラグビー日本代表)
【実況】
近藤亨(MBSアナウンサー)

【副音声】
スキマスイッチ
小島瑠璃子
仙田和吉(MBSアナウンサー)
 
関連URL
【番組HP】
http://www.mbs.jp/rugby/
【インスタグラム】
https://www.instagram.com/explore/tags/%E9%AB%98%E6%A0%A1%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%83%93%E3%83%BC/
 
音楽
【テーマソング】
スキマスイッチ「ハナツ」
♪http://www.mbs.jp/rugby/
MBSの「第95回全国高校ラグビー大会」HPで最新PVがご覧になれます。
スキマスイッチはもちろん、MBS番組『KOBELCOスポーツスペシャル 第95回全国高校ラグビーハイライト』の メインキャスターを務める大畑大介・小島瑠璃子も出演しています!是非ご覧ください!
 
副音声では…
【副音声放送】
副音声では小島瑠璃子とテーマ曲を歌ったスキマスイッチが熱戦をお伝えします!
 
おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。

ジャンル :
スポーツ – その他の球技
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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