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慰安婦巡る発言、自民・桜田氏が撤回 与野党から批判

2016/1/14 19:38 (2016/1/14 22:15更新)
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 自民党の桜田義孝元文部科学副大臣(衆院千葉8区)が14日、従軍慰安婦について「職業としての売春婦だった。犠牲者だったかのような宣伝工作に惑わされすぎだ」と発言したことに対し、与野党から一斉に批判が相次いだ。桜田氏は「誤解を招くところがあった。迷惑をかけた関係者の皆様に心よりおわび申し上げる」と、発言を撤回するコメントを出した。

 日韓両政府は昨年12月、慰安婦問題に関し、旧日本軍の関与と責任を認める内容で合意している。菅義偉官房長官は14日の記者会見で「政府や党の考え方は決まっている。自民の国会議員であれば、そうしたことを踏まえて発言してほしい」と苦言を呈した。

 超党派の日韓議員連盟会長を務める自民党の額賀福志郎元財務相は「発言自体が信じられない」と非難。河野洋平元官房長官は14日のBSフジ番組で「全く勉強していない。こういう発言はあってはならないことで、政治家として失格だ」と厳しく批判した。

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