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映画「THE GRIFTERS」(グリフターズ/詐欺師たち)<1990年:アメリカ>

ATTENTION:T's Theaterは作品の結末までストーリーを記載しています。作品を御鑑賞後ご覧下さい。

映画「グリフターズ/詐欺師たち」のあらすじ,ネタバレ,レビュー

作品データ

IMG from Amazon

原題:

THE GRIFTERS

邦題:

グリフターズ/詐欺師たち

原題訳:

詐欺師たち

製作年:

1990年

製作国:

アメリカ

上映時間:

ジャンル:

ドラマ スリラー 犯罪もの

監督:

スティーヴン・フリアーズ

主演:

アンジェリカ・ヒューストン ジョン・キューザック アネット・ベニング

あらすじ

詐欺師の母に対する拒絶感から家を出た男も詐欺師になり恋人もまた…。久しぶりの親子対面だが母は女を気に入らない。やがて女は男に一緒に詐欺をしようと持ちかけ邪魔になった男の母親を…。

主要登場人物

Main Cast:メインキャスト:役名:
Anjelica Hustonアンジェリカ・ヒューストンロイと15歳差の母であり詐欺師のリリー・ディロン
John Cusackジョン・キューザック詐欺師ロイ・ディロン
Annette Beningアネット・ベニングロイの恋人で過去に株式詐欺をやっていたマイラ・ラングトリー

アカデミー賞

Winner:受賞:
Noneなし
Best Director Nominee:監督賞ノミネート:
Stephen Frearsスティーヴン・フリアーズ
Best Actress in a Leading Role Nominee:主演女優賞ノミネート:
Anjelica Hustonアンジェリカ・ヒューストン
Best Actress in a Supporting Role Nominee:助演女優賞ノミネート:
Annette Beningアネット・ベニング
Best Adapted Screenplay Nominee:脚色賞ノミネート:
Donald E. Westlakeドナルド・E・ウェストレイク

スタッフ(製作・監督・脚本・撮影・音楽)

Producers:製作:
Martin Scorseseマーティン・スコセッシ
Robert A. Harrisロバート・A・ハリス
Jim Paintenジム・ペインテン
Director:監督:
Stephen Frearsスティーヴン・フリアーズ
Writer:脚本:
Donald E. Westlake
Cinematographer:撮影:
Oliver Stapletonオリヴァー・ステイプルトン
Original Music:音楽:
Elmer Bernsteinエルマー・バーンスタイン

キャスト・出演者

Cast:キャスト:役名:
John Cusackジョン・キューザック詐欺師ロイ・ディロン
Anjelica Hustonアンジェリカ・ヒューストンロイと15歳差の母であり詐欺師のリリー・ディロン
Annette Beningアネット・ベニングロイの恋人で過去に株式詐欺をやっていたマイラ・ラングトリー
Pat Hingleパット・ヒングル裏社会の実力者ボーボー・ジャスティス
J.T. WalshJ・T・ウォルシュ過去に株式詐欺をやり現在病んでいるコール
偽名ヘンリー
Charles Napierチャールズ・ネイピア株式詐欺に引っかかる男グロスター
Henry Jonesヘンリー・ジョーンズロイの住むマンションのフロントマン、シムズ
Gailard Sartainゲイラード・サーテインマイラの家の大家ジョー

注目俳優(カメオ出演or下積み時代)

Cast:キャスト:役名:
説明:
Stephen Tobolowskyスティーヴン・トボロウスキーマイラが誘惑する宝石商
数々の作品で助演として見せてくれる魅せてくれる!
「グリフターズ/詐欺師たち」トレーラー

ストーリー・ネタバレ

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アメリカ。

母親が14歳の時に生まれたロイはしがない詐欺師をやっている。ロイの母親リリーも馬券詐欺師。そしてロイの付き合って数ヶ月の彼女マイラも詐欺師であり、ピンチになると美貌で男を騙して…。

そんなロイが詐欺を見破られバーテンダーに手酷くやられた。痛い思いをして家に帰ったロイの夢に出てきたのは、彼が若かりし日詐欺師として支持した男であった。目が覚めると彼女マイラと身体を重ねる…だがマイラが去った後に久しぶりにリリーが訪ねてきた。何の話しか…の前にバーテンダーにやられた怪我で意識朦朧、入院となった。そこで初対面のリリーとマイラ、…だった。

ロイと母親リリーの関係も正常なものではなかった。そりゃあ母親は詐欺師、しかも14歳で自分を生んだ。詐欺師になり逃げ出す様に母親の元を去ったのだ。入院費を払うと今さらながらに母親ヅラするリリーに嫌気がさすロイはそれを断るのだった…。

とある時、リリーに裏社会の実力者ボーボー・ジャスティスの部下から電話があり会うことになったリリー。リリーはバレない様にボーボーの金を盗っていたのだ。だがそれがバレていてボーボーに脅されるリリー。彼女は手にタバコを押し当てられ火傷を負った…。

退院したロイはマイラを連れてロサンゼルスにあるラホヤビーチへの電車に乗った。水平相手に詐欺をする姿を目撃したマイラ。実はロイは自分が詐欺師であることをマイラに話してなかったのだ。そしてまたそれはマイラもそうであり、大きな詐欺をしたいと自分が過去に行った株式投資詐欺のことを話した。マイラはロイの腕を見込んで、大金を稼ぐためにどうしても一緒に詐欺をして欲しいと頼んだ。

ラホヤビーチに着いたロイとマイラ。朝仁なりロイが訪ねたのは母親リリーの滞在するホテルだった。リリーが払ってくれていた入院費4000ドルを返すためにやってきたのだった。ロイは母親の手に付いた火傷のあとが目に焼き付くのであった…。

一方のマイラ。彼女はリリーをつけて彼女が詐欺を行っている競馬場へ来ていた。そこでリリーが自身の車キャデラックのトランクに大金を隠しているのを目撃したマイラだった…。

2人でいるロイとマイラ。マイラは再度一緒に詐欺をしようと持ちかけるが、師の教えや自身の体験からそれを断るロイ。マイラは思わず“貴方がが母親と関係を持っているから…!?”と言ってしまう。ロイは彼女に手をあげ、そして追い出すのであった…。

夜になりリリーの元にとある男から電話が入った。誰かがリリーがトランクに大金を隠していることをボーボーにバラしたと男は言った。そして怒っていると。リリーはその愛車キャデラックで家を後にした。それを見ていたマイラがいた…。

ボーボーから逃げるためにリリーはモーテルに泊まった。そんなリリーの後を追ってやってきたマイラはリリーの泊まる部屋に忍び込み大金目当てにリリーを殺そうと首に手をかけた…。

結末・ラスト

ロイはフェニックス警察署の要請を受けてアリゾナ州に降り立った。母親の遺体を確認して欲しいと言われるロイ。“とうとう母親は死んだか…”そんな気持ちで遺体と対面するロイ。だが気付いたのだ、手にタバコの火傷跡がないことを。だが、遺体が母親であると証言するロイであった。

深夜。リリーが来ていたのはロイの家であった。目的は詐欺師をしている息子の金。逃亡のためである。そこにロイが帰ってきた。話す親子。リリーは告白した、マイラを殺して自分に見せかけたのだと。仕方がなかったと。分かっていたロイ。ロイはリリーに詐欺を止めて真っ当に働けと言い、また自身も詐欺を止めることを言う。だが働いたことのないリリーは再度金をねだる。

そしてグラスで水を飲んでいるロイに思いっきりバッグをぶつけるリリー。グラスは割れてロイの首に突き刺さった。大量の出血で絶命する息子ロイ。撒き散らされた札束をかき集めるリリーは泣き叫んでいた。そして彼女は夜の闇へ消えていくのであった…。

ストーリー・ネタバレはクリックミー(ページ上部へ移動)

レビュー・感想・解説・評価

Jim Thompson(ジム・トンプソン)の小説“The Grifters”「詐欺師たち」を元にしたスリラー要素のある親子のドラマ。

監督を務めるスティーヴン・フリアーズは今作でアカデミー監督賞にノミネートした。フリアーズは他にヘレン・ミレンがアカデミー主演女優賞に輝いた後の「クィーン」でもオスカー監督賞にノミネートしている。他に「ヒーロー 靴をなくした天使」など。

名監督マーティン・スコセッシが製作としてクレジットに表れている。スコセッシについては最近彼が出演した問題作「真実の瞬間(とき)」をレビューした。ハリウッドの“赤狩り”に迫った作品だ。

以下、俳優を紹介する。

今作でアカデミー主演女優賞にノミネートしたアンジェリカ・ヒューストンが母親を演じる。「女と男の名誉」でオスカー女優となったアンジェリカは他に「敵、ある愛の物語」でもオスカーにノミネート。でも一番彼女が知られているのは「アダムス・ファミリー」、「アダムス・ファミリー2」なんじゃないかな?もう地上波のテレビでやることはないだろうが素晴らしきお化けコメディ。

・クレジット的にはトップだったtoikun大好き顔面蒼白お坊ちゃんジョン・キューザックが母親と同じ道を辿りながらも反発する息子役。最近は「フローズン・グラウンド」とチョイ役だったが「大統領の執事の涙」をレビューした。ニクソン大統領から実在のシリアルキラーまで…ファンとして嬉しいところです☆

・2015年に急激に“toikunの恋人”として存在の大きくなったアネット・ベニングが彼女役、初のオスカーノミネートとなった。アネットに関しては他に3作品オスカーノミネート作があり順に「アメリカン・ビューティー」「華麗なる恋の舞台で」「キッズ・オールライト」である。ホッ、今作でやっとノミネート作だけでも制覇できた!でもブラッド・ピットが製作(!)している「ハサミを持って突っ走る」が一番素敵な彼女が見られるかも…!?

・こんなに笑い顔のJ・T・ウォルシュを見たことがない!ってな彼が株式詐欺の男を演じている。54歳という若すぎる死だった助演の雄、「交渉人」の不正を行う内務調査官が良かったし、「ミザリー」はカメオだよね?のチョイ役を見つけたときは嬉しかった!

・ウォルシュに騙される男を演じているのがこれまた良く見る故チャールズ・ネイピア。「羊たちの沈黙」「フィラデルフィア」など。

・ノークレジットではないが大きなクレジットではなかったスティーヴン・トボロウスキー、序盤のアネットに誘惑される宝石商を演じている。「バード・オン・ワイヤー」「テルマ&ルイーズ」「ヒーロー 靴をなくした天使」など。

・なお、WikiPediaに寄れば、“若い時のリリー”を演じているのはジュリエット・ランドーとある。ジュリエットは「エド・ウッド」のオスカーウィナー、名優マーティン・ランドーの娘さんだが、チョット出演シーンが分からなかった。また見てみる。

さて、少々間が空いてしまったが…。

アネットづいていたtoikunが彼女のオスカーノミネートもありレビューしてみようと思った作品。90年代に確かに見たことがあるが覚えていなかった。少々親子ドラマの方に目線が向き辛かった。リリー=アンジェリカへのスリラー要素、そして“バカ女”=アネットの企みによって。オスカーにノミネートしたという結果を見れば大多数には評価されたのだろうが、テンコ盛り的。

序盤、てかオープニングにアンジェリカ、キューザック、アネットの3人がサングラスをかけて3分割の画面に出たことはスタイリッシュだと感じるのだが、そう思って見ると違う方向になる。

で、その“違う方向”、リリーがマイラの格好をしてモーテルに泊まったのはボーボーにバレないための変装だったんだよね?マイラにつけられていると知っていて何をか企んだワケではないよね?この点、理解が難しかった。

そしてラスト、リリーは本気で息子を殺そうと思ったんだよね?グラスを持っているのにボストンバッグでぶっ叩いたんだから。殺して、泣いて。それが彼女が生きる道である…この事で深く親子の人間ドラマを感じる事が出来た。

…ジャンルにコメディと入れたくなったtoikunがいた。

蛇足となるがメグ・ライアンが1人3役(その内最初の役はバカ女)を演じた「ジョー、満月の島へ行く」今作は同年製作。

で更に蛇足、アネットはキューザックより実年齢が6歳上。ほぅ、兄さん☆toikunの彼女もtoikunより6歳年上…です!

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