殺人被害者の妻 2016.01.14


(向井稔)遅くなってごめん。
ごめんごめん。
(向井美奈)お兄ちゃんどう?
(向井)ああ…。
すごくきれいだ。
お兄ちゃんこれに決めようと思うんだけど…。
ははは…。
何心配してるんだよ。
ここにな20万ある。
これで…。
ありがとうお兄ちゃん!
(二郎)ダメだよ飛んだりしちゃ。
じゃあ後は頼んだよ。
はい。
俺もうひと稼ぎしてくるから。
なっ。
いい兄さんだよなぁ。
でも二郎さんもステキ!うんおいしい。
チュッ!・
(ブザー)はーい。
おかえり。
今日はね好物の肉じゃが…。
(石田)よっ!兄さんかと思ったか?へへへ…。
いやっいやだ!離して!やめて!離して!いやっ!静かにしろこらーっ!いやっ!お願い!この野郎!いやーっ!!なかなかのもんだったよ。
へへへ…。

(ドアの開く音)ただいま。
美奈!お兄ちゃん…。
石田てめぇ!500万。
借金の肩代わりだよ。
明日また来る。
妹のところにな。
それが嫌だったら金!きっちり用意しとけ。
お兄ちゃん…。
(パトカーのサイレン)
(吉村刑事)班長。
第一発見者の大家の話によるとゴミの日なのにゴミを出していないので不審に思って声をかけたらしいんですよ。
いつもは真っ先に出す娘さんだから心配になったと。
(杉本慎一)娘?ええ。
ここに住んでいる向井という男の妹の事です。
兄妹か?はい。
それにしても石田とこんな形で決着するなんて何だか複雑ですよね。
(吉村)やさしく見せかけておいて地獄に落とし込むような借金の取り立て。
弱い者が相手でも徹底的に痛めつけ搾るだけ搾り取る。
そして自殺にまで追い込まれた者もいた。
法の網をかいくぐって泳いできた地上げ屋の成れの果てか…。
ホシは右利き…。
ダイヤ…婚約指輪か…。
吉村。
その向井という兄妹どうした?2人とも行方がわからなくなっています。
(携帯電話)はい杉本…。
うん?出頭したのは向井の兄貴だけか?
(吉村)石田への借金はお前の父親が事業の失敗で作ったものだそうじゃないか。
しかも石田は我々が前から追っていた札付きのワルだ。
お前には同情するがこのまま黙ってたらお前のためにならないんだぞ。
もう一度訊く。
なぜ石田を殺した?妹さんは今どこにいる?これが台所にそのままになっていた。
妹さんは来月結婚式だったそうだな。
君が黙っているのは妹さんの事を思っての事だろう?何!?警察宛ての遺書?はい。
どうした?湖西署からのファクスです。
「私が死ぬ気で抵抗していれば…」「どうか兄を助けてやってください」
(美奈)「私が私が死ぬ気で抵抗していれば…」「すみません…どうか兄を助けてやってください」「向井美奈」許してくれ。
(向井の嗚咽)
(向井)わざわざ琵琶湖まで行ってくれたんですか…。
ありがとうございます。
妹さんの一周忌誰か他にも来てくれていたぞ。
そうですか…。
多分故郷の仲間だと思います。
仲間…。
よかったよかった。
本当によかった。
改めて出所おめでとう。
毎月の差し入れ本当にありがとうございます。
杉本さんには本当にお世話になりました。
改めてお礼申し上げます。
ああ〜!でこれからどうする?故郷へ帰って一からやり直そうと思ってます。
そうか…。
これからいろいろと大変な事があるぞ。
頑張れよ。
はい。
前科者が世間から白い目で見られるのはわかっているつもりです。
でもそれに負けないで生きていく事が僕の償いになると思っています。
それが妹への供養でもあると…。
杉本さんこれからも本当によろしくお願いします。
ああ。
でも刑事の杉本は忘れてくれ。
1人の人間として付き合っていこう。
杉本さん…。
じゃあここで失礼するよ。
はい。
向井稔私が刑務所で作った小銭入れです。
よかったらどうぞ。
ありがとう。
大事に使わせてもらうよ。

(井上)「大家の井上です。
留守中の宅配便を預かってます」「出張からお帰りになり次第取りに来てください」
(向井)「この度結婚する事になりました」「ささやかながらごく親しい仲間内で披露の席を設けましたのでお忙しい事と思いますが杉本さんにはぜひご臨席頂きたくご案内申し上げます」「尚ご出席の場合には平服にてお越しくださいますよう…」そうか結婚するのか。
「ミシガン…」
(南正一郎)はいどうぞ。
(新庄夕子)は−い。
(南)それでは…。
あっちょっと待ってくんねぇか。
(林田真人)まだかよ?いやまだ大切な人が…。
ほらまだ5分あるじゃねぇかよ。
(林田)5分ってみんな集まったじゃねぇかよ。
杉本さん!遅れてすまん。
ホントにご無沙汰しております。
今日はお忙しいとこわざわざありがとうございます。
いやよかった。
本当におめでとう。
いい?じゃあはじめます。
向井と美沙子の結婚に乾杯!
(一同)おめでとう!
(拍手)おめでとう。
おめでとう。
ありがとう。
ホントありがとう。
杉本さん。
妻の美沙子です。
ほらあの杉本さん。
(向井美沙子)はじめまして。
夫から杉本さんのお話はよく伺ってます。
何か?向井美奈さんの一周忌の時にお墓にいらっしゃいましたね?ええ行きましたけど…。
ああそうだったんですか…。
お二人はずいぶん長い付き合いなんですね。
はい。
高校時代からずっと…。
彼女は僕の過去も全部受け止めてくれたんです。
そうか…。
向井俺達にも紹介してくれよ。
ごめんごめん。
あはは…。
杉本さんみんなは高校時代のボート部の仲間なんです。
ああ…。
彼は主将で整調の「整調」っていうのは整えるに調べるって書きます。
南です。
南北の南です。
それで2番の新庄です。
(新庄義明)はじめまして。
で3番の林田です。
どうも。
それと彼女は美沙子と一緒にマネジャーをしていた夕子です。
今は新庄の奥さんです。
はじめまして。
向井君の友人の杉本です。
僕が東京でお世話になった一番大切な人なんだ。
ボート部だったなんて知らなかったぞ。
あれっ言いませんでしたっけ?向井はバウだったんですよ。
バウっていうのはクルーのエンジン的存在でこいつはもう最高でしたよ。
そうそう。
オールを持った向井はホントカッコよかったよな。
美沙子が惚れんのも無理はないよ。
そう。
オール持った時だけな。
何だよ!
(林田)嘘だよ。
(一同)あはは…!
(汽笛)きれいな嫁さんじゃないか!
(向井)はい。
僕にはもったいないくらいです。
大津で頑張ってたんだな。
いえみんなのお陰です。
みんながいなかったら僕は美沙子と結婚できませんでした。
杉本さん僕は美沙子と幸せになります。
妹の分まで。
2人で幸せになれよ。
(汽笛)おい向井!お前花嫁放っといて何やってんだよ。
俺拉致しちゃうからな。
おいおいおいっ!
(向井)おいっちょっと待てよ!おいっおいっ!杉本さんこの後みんなが2次会開いてくれるんです。
よかったらぜひ。
いやあ俺はお前の幸せそうな顔を見ただけで十分だよ。
俺これから京都府警に顔出さなきゃいけないんだ。
艪舵艪舵!キャッチローキャッチロー!艪舵!艪舵!キャッチローキャッチロー!艪舵!
(アナウンサー)「大津市在住運送会社勤務の向井稔さん33歳と判明しました」「発見された遺体から主だった外傷が見られない事や現場付近に遺書などが残されていない事から警察は…」
(大河内刑事)以上の報告から昨夜海津岩崎で発生した中島昇刺殺事件は向井稔が犯行後に自殺したと断定。
よって被疑者死亡で…。
誰だお前は?私は7年前向井稔の事件を担当した警視庁捜査一課の杉本といいます。
警視庁?捜査一課?お願いがあります。
どうぞご自由に。
この凶器に向井の指紋が?
(大河内)そうです。
それとこちら。
向井の衣服に付着していた血痕は被害者の中島のものでした。
このナイフは向井が持っていたんですか?いえ。
中島が護身用に持っていた物です。
護身用?ええ。
向井とは以前から争いが絶えなかったそうで。
中島は前科者の向井とやりあうためにそのナイフを購入したと思われます。
争いの原因は?向井のカミさんですよ。
中島の会社で秘書をやってて中島とは愛人関係にあったらしいんです。
向井の妻が中島の愛人…?
(大河内)中島は2人の結婚に反対していて向井をこの町から追い出そうと嫌がらせを働いてたんですよ。
向井は事件当時仲間と一緒にいたはずですが。
ええ。
彼らの証言では向井の妻は2次会の途中で帰ったらしく向井は向井で2次会が終わると約束があるからと言って3次会の誘いを断って帰ったそうです。
約束?その相手が中島だったと?同じ頃中島のほうもバーで人を待っていたそうですから。
そのバーで向井と中島がいたという証言はあるんですか?いいえ。
中島は約束したのに来ないと言って怒って出て行ったんですよ。
するとバーを出た中島は2次会を終えた向井を待ち伏せしそして向井と口論になった。
逆上した向井は中島のナイフを奪って殺しそして自殺した。
(大河内)そのとおりです。
どうかされましたか?いや…なぜ妻と一緒に帰らなかったのか?《この資料からみると犯人は左利きだが前科者が同じ手口で犯行におよび罪を悔いて自殺する》《あの向井が本当にここで…?》《犯人はしかし左利き。
向井は右利き》負けないで生きていく事が僕の償いだと思っています。
あいつらぶち壊してやる中島氏はそう言って出て行ったんですか?そう。
待たせやがってってものすごい顔してね。
あいつではなくあいつらと言ったんですね?そうよ。
あいつらぶち壊してやるって…。
《あいつらとは一体誰の事か?》《艪舵。
この店での2次会の途中向井の妻は帰った》間違いないよ。
何遍言ったらわかんの。
《向井が帰ったのは間違いなくここの2次会が終わってから…》《もし中島がこの近くで待ち伏せをしていたとしたら…》《中島が会った相手は向井の妻という事も考えられる》吉村。
杉本だ。
ああまだ琵琶湖にいる。
ちょっと頼みがあるんだ。
7年前の石田殺しの事件調書それを至急送ってもらいたいんだ。
ああそういう事だ。
頼む。
(鈴の音)
(読経)
(読経)《左利きは林田1人》
(林田の嗚咽)林田。
おいっほら。
杉本さんどうぞ。
あの…皆さんは2次会の後の3次会は新庄さんのお宅でされたんでしょうか?ええ。
南君も林田君も私の家で朝まで飲んでました。
家はラーメン屋やっていて溜まり場になっているんです。
ああそうなんですか…。
向井君も美沙子とよく一緒に来てくれました。
東京に帰られる前によかったらうちに食べに来てください。
はい…。
あなた…。
美沙子少し食べたら…。
ちょっと。
林田君飲みすぎちゃダメよ。
お水持ってくるからちょっと待っててね。
向井のためにわざわざ東京から来て頂いたのにこんな事になってしまって…。
仕事のほうは大丈夫ですか?ええまあ…。
やっぱり東京のビジネスマンは余裕がありますね。
うらやましいです。
あの私は…。
何かありましたらひとつよろしくお願いします。
中島開発…。
あの亡くなった中島さんの?ええうちの社長でした。
こいつはねぇ俺達の出世頭なんですよ。
同志社を出てとんとん拍子で出世して。
次は次期社長の有力候補。
おいよせよ。
お前は大丈夫だよ。
きっと生き残れるよ。
おいやめろよ。
佐藤も死んでそして向井も…。
けどお前は大丈夫だよ。
(新庄)おい林田!やめろって!飲み過ぎだぞ。
何だよ新庄お前さっきまで泣いてたじゃねぇかよ…。
俺はさどうせリストラ要員なんだよ。
(新庄)わかったよ。
座れ。
すみません。
いつもは楽しい奴なんですけど。
あの佐藤さんも亡くなられたというのはどういう事なんですか?引退直前にレギュラーの1人だった佐藤が事故死したんです。
シングルスカルの練習中急流に飲まれて…。
急流に飲まれて…?
(中島和子)どきなさい!
(夕子)困ります!
(和子)あの夜あんたがうちの人を呼び出したりしなきゃあんたの亭主に殺されるような事はなかったんだ!私は社長を呼び出してはいません。
シラ切るんじゃないよ!私はみんな知ってるんだからね。
何とか言ったらどうなのよ。
ほら何とか言ったら!夫は犯人じゃありません。
何ですって?二度と私を悲しませるような事はしない。
そう誓って結婚したんです。
その夫がまた事件を起こすなんて絶対にありません。
この女よくもぬけぬけと!じゃあ一体うちの人を誰が殺したっていうのよ!?それは…。
あんたじゃないの?ねえ!奥さん!ねえねえ!あんたがうちの人を!ねえ!奥さん!今日のところは…。
あんたと関わった男はなぜだかみんな死んでいくねえ。
そんな事はありません!あんたの母親と同じだよ。
あんたの母親…男たぶらかして心中したあんたの母親と同じだよ!失礼な事言わないでください!美沙子に美沙子に一方的に言い寄って来たのはお宅のご主人のほうなんです!うるさい!偉そうに正義面しやがって!私はみんな知ってるんだからね。
覚えてろ…!奥様!離して!覚えてろ!夕子!南もよくもあんな社長夫婦の下で働いてきたよな。
中島はね夕子にまで手を出そうとしてた。
殺されて当然の男だったんですよ!
(林田)俺の上司も嫌な奴でね。
林田さんは何をされてるんですか?俺はしがない不動産屋の雇われ社員ですよ。
向井の奴は恵まれていたんですね。
杉本さんみたいな人が上司で…。
私は向井君の上司ではありません。
えっ?私は刑事です。
刑事?失礼します。
お願いします。
《左利き…》ご苦労さまでした。
わかった。
俺に任せて…。
じゃあ昼過ぎに車で…。
ではよろしくお願いします。
向井の妻と林田…。
おかえりなさいませ。
563を。
563号室東京の吉村様から速達が届いております。
ありがとう。
「20センチ弱あると思われる包丁を右手でつかみ石田の背中右脇腹を一突き」やはり向井は中島を殺してない。
しかしなぜ凶器に向井の指紋が?あっすみません。
ちょっとよろしいですか?やはり社内では美沙子さんが社長の愛人だったと?
(OL)ええ。
公然の秘密でした。
だって…。

(ノック)
(中島昇)いいんだいいんだ。
見てっていいんだよ。
(OL)悪趣味な社長でそんな2人の姿を何回も見ました。
ワンマンだった社長が突然亡くなって社内はいろいろと大変でしょう。
いいえ。
南部長が仕切ってるから…。
何かあるんですか?いえ。
それが妙に手回しがよくて…。
今夜の社長の葬儀ももう待ってましたという感じで…。
(OL)部長にとっては一石二鳥だった。
そうみんなで言ってるんです。
ずばり訊きます。
南さんも美沙子さんと社長は関係があったと?僕は美沙子を信じたいと思ってます。
美沙子と社長との関係はただの噂。
でも向井は気にしていた。
だから多分…。
多分何です?結婚パーティーだというのに2人はぎくしゃくしていたんだと思います。
いや私には幸せそうに見えましたが…。
そうなんですが…。
美沙子は酒が好きで意外と強いんです。
でもあの日はなぜか一滴も飲まなかった。
酒を飲まなかった…。
それなのに彼女は2次会の途中で気分が悪くなって先に帰ってしまった…。
そう。
だから変だなと思って…。
なるほど…。
それじゃあ僕はこれで。

(車のクラクション)美沙子ごめん!お願いしまーす!うわあー!湖で何を?刑事の目してる。
中島氏と奥さんの事を耳にしました。
(ため息)私を疑っているんですね?私は真実が知りたいだけですよ。
失礼ですが中島氏との事は本当ですか?いいえ。
ただ社長からそういうお話があったのは事実です。
それならなぜ社員や中島氏の奥さんがあれほどまでに言うんでしょうか?私にはどうしてもお金が必要でした。
ですから多少の事は我慢しなければならなかったんです。
軽蔑なさってるでしょう?でも周りから何と思われようと私は平気。
クビよりはましだったから。
私にはどうしてもお金が必要だったんです。
ところで船上パーティーの後なんですが奥さんは2次会を途中で抜けたそうですね。
向井君を残して。
ええ。
それが何か?中島氏と会っていたんではありませんか?いいえ。
1人で家に帰りました。
林田さんとは先ほど何を話していたんですか?見張っていたんですね。
散骨の事です。
林田君に相談したら知り合いがいるからって…。
散骨…。
「生まれ育った湖に帰りたい」「もし俺が死んだらそうしてくれ」って。
あの人が言ったんです。
まさかこんなに早く実現してしまうなんて…。
湖で向井に誓ったんです。
あなたに着せられた無実の罪はこの私が必ず晴らすと…。
はい餃子お待たせ。
うん。
あっいらっしゃい!・
(店員)いらっしゃいませ!あのどうぞこちらへ。
おじちゃんちょっといい?ごめんね。
何にしますか?じゃあしょうゆを。
はい。
しょうゆラーメン一丁!
(新庄)はいよ!餃子あがったよ!はい!よいしょ。
はいどうぞ。
お待たせしました。
餃子です。
うん。
ふふっ…!ごちそうさん。
もう大丈夫?はいごちそうさま。
どうも。
・ありがとうございました!ありがと。
はいはい。
元気出して!はいじゃあね!バイバイ!ありがとうございます。
はいありがとう。
は〜い。
明日はあれでしょ?頑張ってね。
ありがとう。
はいどうも。
また来ます。
うんありがとう。
どうもありがとう。
(子供の泣き声)ど〜しちゃったんですか?どうしたの?うう〜すごい。
ああ笑った!
(子供の笑い声)ふふふっ。
ほら〜誰だろうねこのおじさん。
おじさん!
(笑い声)おお〜。
ふふ〜。
あっあれ何だろう?あれ。
(夕子)何かな〜?こっち行ってみようか。
またビックリするかもしれないよ。
ほら!おおっ!お待たせしました。
どうぞ召し上がってください。
ああどうも。
挨拶遅れまして。
いえ。
(夕子)いい子だいい子だ。
うん…うまいな。

(夕子)はい野菜ラーメン一丁!
(新庄)野菜一丁!ねえマスター。
(新庄)はい。
店たたまないで済みそうだね。
(客)こう言っちゃ何だけど死んでくれてよかったね。
杉本さんは美沙子が林田君を利用して何かしたっておっしゃるんですか?いやそういう訳では…。
私も林田君が美沙子の事を昔から好きだったのは知っています。
美沙子も気づいてたかも…。
でもそれを利用するなんて美沙子はそんな人じゃありません!美沙子は不器用で一途な人です。
高校の時からずっと向井君だけを愛してたんですから。
誤解されるのは…何て言ったらいいのかなぁ。
あああの謎めいた色香のせい。
中島の事だって美沙子は向井君の借金を返すために耐えてたんです。
でもようやくめどがついたから結婚できるんだって…。
本当にうれしそうでした。
失礼ですが奥さんも中島氏から不快な思いをされていたと聞きましたが。
お宅のお店の事と何か関係があるんじゃないんですか?レストランを作るからここを立ち退けと。
立ち退き?ここは借地なんですけど中島がいつの間にかその権利買ってて…。
無理やり私達に出て行けと。

(新庄)それだけじゃありません。
あいつはわざわざあんなところで車から出前を頼んで…。
お待たせしました。
あっどうぞ。
あっ…いやっ!土地を買うか立ち退くか!どっちも嫌だったらお前が俺のものになるか。
よ〜く考えるんだな。
ああ!いっ…いてぇんだよ!ああっ!ああああ…!
(新庄)夕子!夕子!夕子!
(嗚咽)中島氏が亡くなって問題は解決しましたか?まだわかりません。
南がいろいろやってくれているので何とか…。
あなた…。
ああ。
店があるんで失礼します。
新庄夫妻にも中島殺しの動機があった…。
南と中島の妻…。
葬儀も無事終わったし…。
これでやっと2人きりになれた。
悪の女神か幸運の女神か…。
それって私の事?私は副社長でいいから…。
明るいの嫌…。
(チャイム)どなた?どうしたんですか?事件の事何かわかりました?中島氏に対し新庄夫妻も南さんも犯行におよぶ動機があった。
林田さんだけは中島氏に対し…というよりはあなたに対して特別な感情を持っていたようですが…。
みんな大切な友達なんです。
そんなふうに言わないでください。
お気持ちはわかりますが…。
いいえ杉本さんにわかるはずないわ。
人を疑ってばかりいるあなたに。
あの人達がどれだけ向井の力になってくれたか杉本さんはご存知ないんです。
働きたいと思っても前科のある向井にとって世間は想像以上に厳しいものでした。
前科一犯じゃダメですよ。
ねっ。
悪いけどダメだね。
社長お願いします。
向井は私が保証します。
お願いします。
南君が社長にそう言ってくれて向井はようやく仕事に就けたんです。
みんなのお陰なんです。
みんなが助けてくれなかったら私達は結婚できなかった。
向井はあの仲間を信じていました。
向井を信じているなら彼らの事も信じてください。
向井君が作ったんです。
出所した時に私にくれました。
中を開けて見てください。
5円玉。
縁があるように。
1人の人間として付き合っていこうという向井君の気持ちだと私は受け止めました。
私は向井君を信じています。
妹の分まであなたと幸せになると言った向井君を。
わかりました…。
林田さんの後輩どっちですか?あの手前の白いボートです。
全然ダメだな。
バラバラだぞー!呼吸を合わせるの難しいんでしょうね。
団結しないとね。
俺達なんてどんなにペース上げたって全然乱れなかったですよ。
きっと強かったんでしょうね。
創立以来最強でした。
集中しろ!向井があの頃が一番よかったと思います。
あいつは美沙子まで手に入れて部員全員がうらやんだものです。
でも…。
でも何ですか?あいつは美沙子と付き合うようになってからまるでバチが当たったかのように運をなくしてしまったんです。
大学の推薦入学を取り消されてそれから親父の借金に追われるようになっちまった。
あとは転落の一途です。
推薦入学が決まっていた?なぜ取り消されたんですか?ああ…。
インターハイに行けなかったんです。
行けなかったっていうのは?負けたって事です。
林田さん。
あなたは中島氏の事件について何かご存知なんじゃありませんか?俺は…知りません。
犯人は向井君じゃありません。
犯人は左利きなんですよ。
俺じゃない!俺は殺ってないよ!誰なんでしょうね。
真実が明かされなければ向井君は浮かばれない。
彼はあなたの大切な仲間でしょう?そうです。
仲間です。
だから…。
美沙子さんに怒られましたよ。
あなた方を疑うなと。
美沙子が?ええ。
向井が信じていた仲間を信じてほしいと言われました。
そうですか…。
少し時間をください。
いいでしょう。
連絡はここに。

(携帯電話)はい杉本。
あっ林田さん。
はい。
わかりました。
すべてを話してくれるんですね。
先ほどの場所…午後5時ですね。
はい。

(車のエンジン音)奥さん。
どうしてここに?杉本さんこそ。
私は林田君に呼ばれたんです。
ここで5時に。
おかしいわ…。
林田君今まで遅れた事ないのに。
留守電だわ…。
どうしたのかしら?あの赤い車は?確かに林田君の車だわ。
林田君…?林田君…!大河内さん杉本です。
御殿浜のボート倉庫で男性の死体を発見しました。
ええ…そうです。
ええ。
ええ御殿浜です。
よろしく。
奥さん!奥さん!こちらです。
お父さんですか?はあ…。
奥さんは流産の危険があります。
しばらくは絶対安静が必要ですよ。
はい。
妊娠3か月のこの時期はいろいろ不安定になるんです。
奥さんを気にかけてあげてくださいね。
わかりました。
そちら階段上がって302号室です。
ありがとうございます。
(ノック)林田君までこんな事になって…。
また私の周りで男の人が死んだ。
私…私…。
しっかりしてください。
お母さんになるんじゃないですか。
向井君の無実の罪を自分の手で晴らす。
あなた私にそう言ったんですよ。
あなたの代わりに刑事の私がやりますから。
杉本さん…。
現場であなたが拾った物を私にください。
これは何ですか?向井達が引退する時に後輩達が記念に作ってくれたオールの形をしたバッジなんです。
引退記念のバッジ…。
これは5人のクルー全員に?4人です。
佐藤君はすでに亡くなっていたので…。
そうですか。
4人…。
向井君のバッジは今どこに?バッジは…お墓の中で向井と一緒に眠ってます。
するとこのバッジの持ち主は南さんか新庄さん林田さんのいずれかという事になる訳ですね。
はい…。
そうですか…。
ところで奥さんもう1つ教えて頂きたい事があるんですが。
何でしょう?ボートをやってる人達というのは左右両方を同じように使えるもんなんでしょうか?普通はそんな事ないでしょうけど向井達は左も右も自由に使えますよ。
南さんや新庄さんも?ええ。
高校の時に特訓したんです。
両腕を強化するために利き腕を使わないようにしようって。
そうだったんですか…。

(ノック)美沙子!夕子…。
無事でよかった…!夕子…。
よかったね赤ちゃん。
まだ聞こえないよ。
あっそっかそっか。
じゃあ私はこれで。
お大事に。
杉本さん。
今日はパパになってくれてありがとう。
ああいや…。
ねえ美沙子美沙子!何?はいこれ。
開けて。
ありがとう夕子。
いいえ。
(大河内)またお願い事ですか。
どうぞ。
こちらのバッジは犯人が落とした物…。
M?犯人のイニシャルM…。
(大河内)事件の前日お前さんが林田と怒鳴り合いのケンカをしたっていう近所の証言があるんだよ。
何怒鳴り合ってたんだ?お前さんにはアリバイがないじゃないか。
それは営業回りで…。
それを証明する人間はいる!?林田は友達だって言ったなお前。
でも林田はお前さん達がよく行ってるほらあの飲み屋。
1人の時よく言ってたそうだ。
お前の決定的な秘密を握ってるってな。
お前さんの秘密っていうのは…。
中島のカミさんと会社の両方を乗っ取るために中島を殺したって事か?
(大河内)噂だよ!お前の会社今この噂で持ちきりだ!どうぞ。
《林田は中島殺しの口封じのために殺された…》《犯人のイニシャルはM…》南のM…?南北の南です。
あいつらぶち壊してやる…!って。
《中島殺しが南の犯行だとしたら南と妻の和子の不倫にママのあの言葉は向けられたという事だ》《しかし南にはアリバイがある》《新庄夫妻と店で3次会をやっていたというアリバイが…》少しよろしいですか?南さんはあなた方ご夫妻と林田さんと朝まで3次会をやっていた。
それに間違いないですね?はい。
誰かをかばっているというような事ありませんよね。
ありませんけど。
ところで当時のボート部の事を少し伺いたいんですが。
絶対安静のはずじゃ…。
バッジの持ち主について調べるおつもりなんですか?そのつもりですが。
顧問の松尾先生のところにいらっしゃるんですね?ええ。
私がご案内します。
しかし…。
向井と林田君まで亡くなっているんです。
この目で本当の事を確かめたいんです。
この子と一緒に…。
ごめんください。
先生ご無沙汰しております。
(松尾敬三)やあ葬儀に行けなくてすまなかった。
つい先日退院してねぇ。
わかってます…。
先ほど電話させて頂いた杉本です。
散歩がてらちょっと雨の京都でも…。
あっはい。
私は留守番してます。
体…。
大丈夫です。
先生よろしくお願いいたします。
向井君達は強かったそうですね。
インターハイに出られるほどだったとか。
インターハイか…。
あれはかわいそうな事件だった。
私にとっても忘れられない出来事だったよ。
かわいそうな事件といいますとどういう意味なんでしょうか?県大会の決勝であの子達は試合に勝った。
学校も町もお祭り騒ぎだったよ。
インターハイ出場なんて事は初めてだったからね。
彼らは一躍町のヒーローになった。
それがなぜ?夕子君が子供を堕ろしたんだ。
(松尾)夕子君が子供を堕ろしたんだ。
新庄の子供を。
それが決勝を決めた1週間後にわかって…。
その高校生達は決勝で戦った相手高校の部員だったんだ。
校長から突然インターハイの出場を辞退すると告げられた時のやり場のない気持ち…。
私達は一瞬にして天国から地獄に突き落とされたんです。
盛り上がってただけにその後がひどかった。
非難と中傷の嵐だったよ。
特に後援会長の中島さんなんかは手のひらを返したようにボート部員達をののしった。
新庄夫妻は?学校を辞めて町を出てった。
学校を辞めた?それはいつの事ですか?夏休みが始まってすぐの事だったと思うよ。
それじゃあこのバッジは新庄さんは持っていなかったっていう事になるんでしょうか?引退の記念だと聞きましたが。
ああそうだよ。
2人が辞めた後に作った物だからね。
そうですか。
新庄さんは持っていない…。
でも新庄達は負けなかった。
10年後に戻って来て夫婦でラーメン屋を始めた時私はホントにうれしかった。
向井君達とはずっと付き合いがあったようですね。
苦しい時に互いを支え合う。
そんな間柄だったから新庄達も立ち直れたんだよ。
そして一時は向井も…。
私は美沙子君が心配だ。
向井だけでなく林田までも亡くして…。
あの子が自分を追いつめなければいいんだが…。
あのバッジ新庄さんはもともと持っていなかった。
なぜ持っていると嘘を?持っていないって言えば訳をお話しなければならないから…。
南さんの物だと知っていた。
そうですね?奥さん!ここへ。
大丈夫ですか?寒い…。
ありがとうございます。
何か私にできる事があれば…。
すいません。
それじゃあタクシー呼んで頂けませんか?あっわかりました。
ここからは1人で大丈夫です。
もう本当に大丈夫です。
じゃあお大事に。
いろいろありがとうございました。
何ですか?もう話す事なんかありませんよ。
1つだけ確認したい事があるんですよ。
しばらく会社来なくていいわよ。
連絡もしないでね。
どういう事だよそれ!あんたのせいで私まで警察に疑われていい迷惑なのよ!俺だって関係ないんだよ!それはこの刑事さんに言ったら?私は何もしてませんから!杉本さん確認したい事ってなんですか?バッジ?ええ。
ボート部の引退記念のバッジです。
ええ持ってますよ。
ペンダントだと言う人もいますよ。
それが何か?今ここで見せて頂けませんか?いいですよ。
これですが。
じゃあこちらのバッジは…。
寒い…。
ありがとうございます。
何か私にできる事があれば。
すいません。
それじゃタクシー呼んで頂けませんか?あの時だ…!どうかしましたか?いえちょっと急用を思い出しましたので…。
これで失礼します。
俺だ。
急いだほうがいい。
今からそっちに行く。
《イニシャルMは向井のMだったんだ》《つまり林田を殺した犯人は向井のバッジを持っていたという事だ》バッジは…お墓の中で向井と一緒に眠ってます。
《向井の妻が嘘をついたのは向井のバッジを持っている人物を知っていた》《つまり林田を殺した犯人を知っていたからだ!》《林田を殺した犯人を…》退院した!?ええ。
責任は持てませんよって言ったんですけど…。
すいません。
大河内さんですか?はい。
ええそれは例の事件があった場所です。
えっ!?向井のカミさんが殺される危険?わかりました。
至急琵琶湖周辺を洗いながら海津岩崎へ向かいます。
これは向井があなたにあげたバッジよ。
高3のあの時にあなたの事一番心配していた向井が…。
これが林田君のそばに落ちてたの。
私にはこのバッジがあなたの物だってすぐにわかった。
私の美沙子と向井のM。
このイニシャル彫ったの私なの。
林田君と何があったの?本当の事言ってくれるって言ったでしょう?だから私ここに来たのよ。

(南)美沙子。
南君どうしてここに?
(南)美沙子すまない。
向井と一緒に死んでくれ!何するの?新庄!新庄!何するのよ!
(新庄)美沙子!許してくれ!いやあー!やめろー!やめるんだ!仲間を手にかけるのはもうよせ。
夕子!あなた…?前科のある者に罪を着せ自殺と見せかけて殺す。
一見完璧なこの筋書きはあなた方全員の協力なしにはできない事だ。
結婚パーティーの3次会なんて初めからなかったんですね。
一連の事件の発端となった中島殺し。
そして口封じに林田さんを手にかけたのは向井君のバッジを持っていた新庄さんあなたですね。
あなたはあの夜店の立ち退きの事で中島氏と約束をしていた。
しかし約束のバーには行かなかった。
怒った中島氏はバーを出た。
そして2次会の店の近くにあったあなたの車に目を留めた。
あいつらどこに消えた。
おいっ。
何でバーに来なかったんだよ?いつ出て行くんだよ?約束破りやがってよ。
この野郎!もう少しもう少し待ってください。
お金はちゃんと用意しますから。
用意?何寝ぼけた事言ってんだよ!今ここで払えよ!お前達はなぁこの町にいる資格なんかねぇんだよ。
中絶なんてみっともない話題でよこの町に泥を塗ったんだからな。
いやあー!しかしいい体してるな。
これで子供が産めねぇなんてやっぱり中絶の天罰だな。
(中島)あははは…!このーっ!
(夕子)ああああ!ああきゃあー!ああああ…。
ああ誰か!夕子さんあなたは引き返して仲間に助けを求めた。
新庄!この野郎!ああああー!
(新庄の嗚咽)あなた!あなた達は新庄さんの車で死体をここまで運び捨てるつもりだった。
しかしここまで運んで来たところで自首をすすめる向井君と口論になった。
やっぱり警察行って本当の事を言ったほうがいいんじゃないのか。
今さら何言うんだよ。
警察なんか行ったらみんな破滅だぞ!向井頼むよ!向井君…。
頼む!ちょっと勘弁してくれよ!俺はもうこれ以上罪重ねたくないんだよ!美沙子とも約束したんだよ!もう二度と悲しませるような事はしないってな!生まれて来る子供のためにも俺は…。
ああー!ああー!
(新庄)夕子!夕子夕子!
(夕子)ああ…どうしよう!どうしよう!!夕子!夕子すまない。
お前俺のために…。
(夕子の号泣)俺が悪いんだ。
俺が悪いんだ。
すまん夕子!
(南)林田!いいか。
これでここにいる4人の共犯だ。
口が裂けても絶対言うな!新庄夕子もいいな!
(夕子の嗚咽)ひどい!夕子ひどいよ。
みんなひどい!きっかけは子供…そうですね?いつもいつも美沙子ばっかり。
そして今度は子供まで…。
うん?うん?いいのいいの。
関係ないの女同士の話!ねっ。
おめでた?多分ね。
でもまだ向井には内緒ね。
ちゃんと病院で調べてからにしたいの。
そうなの!ふう〜ん。
よかったね美沙子おめでとう…。
(夕子)おめでとうと言いながら私の心は彼女への嫉妬でいっぱいだった。
気分悪いって言ってるから。
そうか。
うんじゃあ。
またね。
ありがとう。
じゃあな。
(夕子)つわりのため途中で美沙子が帰った後向井君に彼女の妊娠を告げた。
子供!?ホント?子供か…。
(夕子の嗚咽)夕子夕子…。
美沙子がおめでただって…。
向井から聞いた。
気にするな。
あなた…私でごめんなさい。
バカな事言うなよ。
私にはもう赤ちゃんができないの…。
子供に恵まれなかった私の気持ちあなたにわかる?高3のあの時私は産みたかった。
インターハイ出場になんか遠慮しないで産んでたら…。
私に子供ができないのはあの時の罰なんだって…。
夕子!そんな気持ちが美沙子になんかわかるはずないのよ!もういいもういい。
だから向井君を殺したって言うのか!?向井君だけじゃない。
ボート倉庫で殺された林田さんの無念が君達にわかるっていうのか!前の日に南から林田の説得に失敗したと聞いて…。
私は夕子に黙って林田をボート倉庫に呼び出したんです。
すると彼は…。
お前何とも思わないのか?俺達を信じきってる美沙子を見て…。
俺はもう耐えられない。
真実を美沙子に話す事にするよ。
あの刑事にもな。
林田許してくれ…。
あの人が犯した罪をどれほど悔いていたか…。
あなた達はわかっていたはずよ!それを利用するなんて…。
友達だったのに!友達なんかじゃなかった!いつもあなたは被害者ぶって男達の関心を引こうとしてた。
私はずっと引き立て役だった。
あなたそんな事思ってたの…。
そうよ!あなたを友達なんて思う人1人もいないのよ!現にうちの旦那だってずっとあなたの事を…。
夕子夕子!俺が俺がずっと見て来たのはお前1人だよ!あなた!
(夕子の嗚咽)
(パトカーのサイレン)あなた聞いてる?私あなたの好きなこの町でお腹の子と一緒に生きていくわ。
見守っててね。
いろいろありがとうございました。
向井もこれでゆっくり眠れると思います。
あなたがいたから向井君は生き直そうと思ったんです。
あいつは幸せだった。
それだけは忘れないでください。
ありがとう杉本さん。
ここはいいところですね。
そうですか?私ここしか知らないから…。
仲間か…。
アームレスリングアジア大会の会場
熱戦が繰り広げられる中2016/01/14(木) 14:00〜15:51
ABCテレビ1
殺人被害者の妻[再][字]

船上披露宴の夜、最愛の夫は殺人者になり自殺した!琵琶湖畔に罠!?美しき新妻と4人の同級生の秘密!!

詳細情報
◇番組内容
三浦友和扮するエリート捜査官が、本来相容れない立場の容疑者の妻とともに、事件の真相解明に挑む!「妻」シリーズ第3弾!!
◇出演者
三浦友和、山本未來、金山一彦、湯江健幸、中島ひろ子、志村東吾、井之上チャル ほか

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
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日本語
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