学ぼうBOSAI 阪神・淡路大震災 いのちのリレー「災害医療 山田太平さん」 2016.01.14


(パープル)ああ〜っ!こどもチームのかち〜!
(ピンク)まけちゃった〜!
(オレンジ)つぎはつぎはつぎは?せんだいよぼうせんだいよぼう。
1995年に起きた阪神・淡路大震災。
6,434人の命が奪われました。
被災した患者の治療を行う…救命救急を専門にする医師…災害が起きた時一人でも多くの命を救うため災害医療に取り組んでいます。
(サイレン)ここでは24時間救急患者を受け入れています。
いちにさん。
山田さんはこのセンターで医師として働いています。
運ばれてくる患者の多くは1分1秒を争う状態です。
1人の患者に多くの医師や看護師がチームになって最善の治療を行います。
山田さんはこうした日常の医療に加え災害が起きた時被災した患者を治療する災害医療の活動もしています。
災害医療は災害が起きた現場へ治療チームが駆けつけ救急の治療を行います。
被災地では多くのけが人が出る一方で医療スタッフの数は限られています。
そのためいかに効率よく治療を行えるかが求められます。
災害という日常とは違う状況の中で的確な治療を行えるよう山田さんは訓練を重ねています。
災害医療が求められるようになったきっかけは阪神・淡路大震災の経験でした。
被災地では重傷を負った患者が数多く出ました。
しかし医師や看護師が足りず十分な手当ができませんでした。
そのため救えるはずの命が救えなかったのです。
その数は500人を超えると言われています。
この反省から災害時に適切な医療活動が行える体制の整備が進められました。
災害が起きた時災害医療を行える医療スタッフがすぐに全国から被災地へ駆けつけられる仕組みが作られたのです。
災害医療を行う医療スタッフには専門的な技術が求められます。
この日山田さんは実際の災害現場を想定した図上訓練を行いました。
被災地には医療活動を行う臨時の救護所が設置されます。
病院とは異なる環境でどのようにすれば適切に治療できるのか具体的なアイデアを出し合います。
山田さんが問いかけたのは患者の寝かせ方です。
多くの患者が運び込まれる救護所。
患者を寝かせる向きだけとっても方法は1つではありません。
災害現場では想定しない事が次々に起こります。
そのためにも事前にあらゆる可能性を考えておく事が必要なのです。
災害医療を担える医療スタッフの数はまだ十分ではありません。
山田さんは災害医療の技術を広める取り組みも行っています。
この日医学部の学生たちに教えたのは多くの患者に対して治療の優先順位を決めるトリアージ。
災害医療には欠かせない技術です。
いかに迅速に重傷の患者を見つけだし治療を行うか。
患者の生死を分ける大切な技術を伝えます。
災害現場で1人でも多くの命を救うために山田さんの取り組みは続きます。
この日も救命救急センターで勤務をする山田さん。
いつ災害が起きても被災地に駆けつける心構えを持ち続けています。
どんなときでも1人でも多くの命を救う。
それが山田さんの「防災」です。
2016/01/14(木) 09:30〜09:40
NHKEテレ1大阪
学ぼうBOSAI 阪神・淡路大震災 いのちのリレー「災害医療 山田太平さん」[解][字]

シリーズ「阪神・淡路大震災 いのちのリレー」。災害が起きた時に被災した患者の治療を行う「災害医療」の取り組みを行う医師の姿を伝えます。

詳細情報
番組内容
シリーズ「阪神・淡路大震災 いのちのリレー」。主人公は、兵庫医科大学の医師・山田太平さん。普段は救命・救急医療の現場で働きながら、災害が起きた時に被災した患者の治療を行う「災害医療」の活動を行っています。阪神・淡路大震災では、災害医療の仕組みが十分でなく、救える命を救えませんでした。その反省から、体制の整備が進められました。一人でも多くの命を救おうと災害医療に取り組む山田さんの姿を伝えます。
出演者
【出演】兵庫医科大学急性医療センター医師…山田太平,【語り】小林千恵

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
趣味/教育 – 中学生・高校生
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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