知っトク地図帳「町工場」 2016.01.13


こう覚えて!それではまた。
地きゅう上のさまざまな場しょを記号や文字などであらわした地図。
そこにひめられたなぞ。
水道橋博士がてっていかい明!すると地図のむこうによの中が見えてくる今回たずねたのは神奈川県横浜市旭区。
住宅地が広がる地いきです。
(水道橋博士)ひさびさに着てみたんですがむかしにくらべて…何よりつめえり部分すごく柔らかい。
おどろきました。
そう今回のテーマは「町工場」。
みんなの着る制服を作る工場をてっていしゅざい。
この工場では布を切る人縫い合わせる人など25人がはたらき一日に15着の制服を仕立てています。
こうりつよく作業するための図表があると聞いてさっそく見せてもらいに。
教えてくれるのは30年以上洋服づくりにたずさわる大ベテラン…工場の人がみんなたよりになるしりょうがあると聞いたんですが。
この仕様書のことだと思うんです。
これ仕様書ですか。
こちらが制服工場で使われる図表…制服の作り方が細かく指示されているんです。
一着の制服が出来上がるまでにはおよそ60の作業があり工場では作業ごとに分担しています。
わかりやすく情報をつたえるため仕様書は作業ごとに情報をまとめ制服を作るじゅんじょにそって書かれています。
まずさいしょ布を切る人が見るのはここ。
つづいて縫う人はどんな縫い方をするかを確認。
さらにくわしい縫い方は図をたよりにします。
1ミリでもちがうと着心地がかわってしまうため細かい指示が大じなんだそうです。
最後に仕上げの人が確認するのはこちら。
すごい情報りょうですね。
はい。
ラベルなどは画像も載せます。
じつぶつを見ることでまちがいをふせぐのです。
制服だけに同じものじゃないとおかしいですからね。
そして作業する人がかならず見るのが完成図。
作業を分担するからこそ同じイメージをもつことが大切。
こうして制服が仕上がります。
まずはサイズを測ります。
せい長するのを見こんで大きめに測ります。
布を切る前に紙で型を作ります。
この型紙でどんな服になるかきまります。
型紙どおりに布を切ります。
20枚の布が一度に切れるとくしゅなきかいを使います。
縫い上がった制服はゆげを当てて形をととのえます。
これでしわ一つないうつくしいすがたに。
こうして出来上がった制服はお店に並びみんなのもとに届けられます。
さあ先ほどの仕様書を使って製品を作る工場にやってまいりました。
(ふたり)よろしくおねがいします。
あん内してもらうのは…さっそく制服づくりの現場へ。
工場では担当する作業ごとに8つのグループに分かれています。
さいしょは…布を切る人が見ていたのは型紙の番号。
仕様書はいつも作業する人の手元にあるんですね。
つづいて…着心地よくじょうぶな制服を作るためにポケットのつけ方一つにも細かい工夫がこらされています。
わっ手はさみそう。
あ〜ポケットができた。
いいえ博士まだ完成ではないんです。
ポケットをしっかりつけるためにここからもう一手間かけます。
表がわからもう一度縫うことでじょうぶなポケットが出来上がります。
これでポケットの完成ですね。
ここがあかない。
これはよくできてる。
たしかに6ミリですよ。
ずっと6ミリ。
すごいですね〜。
仕様書の指示と1ミリもちがわずに作る。
これが着心地のひみつです。
たとえばこの幅が3ミリになってしまうと縫い目が硬くなりポケットが体になじみにくくなります。
見た目はかわりませんが着心地は大きくちがうそう。
ミリ単位のこだわりが出来上がりを大きく左右する制服づくり。
ほかにもボタンは太い糸を使って手で縫いつけるなど細部にもこだわって作り上げていきます。
こうして毎日着てもくたびれないじょうぶで着心地のよい制服が出来上がるのです。
制服工場がこの地にできたのは今から60年以上前の1948年のこと。
もともとこの地いきでは染物がさかんで近くの川ではそめた布を洗う作業が行われていました。
そのため今もこのあたりには洋服づくりにかかわる工場が多くのこっています。
この日制服工場の人が近くにあるべつの工場をたずねました。
おねがいします。
この工場では40年近くししゅうを専門に担当しています。
専門工場ならではの最新型のきかいをそろえ糸の種類もほうふ。
高いぎじゅつ力でうつくしいししゅうができるのです。
この制服工場のまわりにはほかにもボタンつけや縫い合わせなど専門の工場があつまり地いきで制服づくりをささえています。
こちらは仕上げのプレス加工専門の工場。
ここも長年制服工場とともに製品を作ってきました。
制服工場がとくにいそがしい時きにはねずに作業することもあります。
地いきにくらすさまざまな人たちがかかわっている一着の制服。
わたしたちがみ近に使う物作りは多くの人たちの手によってささえられているのです。
工場をあらわすのは丸に8本の線が出たこちらの地図記号。
これは工場にあるきかいのは車の形をデザインしたものです。
日本の地図にこの記号がとうじょうしたのはおよそ120年前。
船を使ったうんぱんがさかんだった当時物をはこぶのにべんりなうんがぞいに多くの工場がたてられました。
現ざいも工場は海外とのぼうえきにべんりな海ぞいに多くたてられているのです。
(博士)今ひとりのちょう人サイボーグが2016/01/13(水) 09:55〜10:05
NHKEテレ1大阪
知っトク地図帳「町工場」[解][字]

今回は制服を作る町工場。分担作業の為の「縫製仕様書」の工夫とは?着心地追求のミリ単位のこだわりや、地域の協力で制服が作り上げられる様を徹底取材!地図記号は工場。

詳細情報
番組内容
「地図の向こうに社会が見える!」知っトク地図帳。今回は制服を作る町工場の舞台裏。一着の制服を作るのに60もの工程がある制服作り。分担して作業するために作られた、必要な情報が一枚に詰まった「縫製仕様書」。分かりやすく情報を伝える工夫とは? 着心地を追求したミリ単位のこだわりや、地域の専門工場の協力を得ながら、制服が作り上げられる様子を水道橋博士が徹底取材! 地図記号は、工場の記号の由来。
出演者
【出演】水道橋博士,【語り】TARAKO

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
情報/ワイドショー – その他
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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