音階のふしぎと日本の音楽のみりょくを感じられたかな?
(3人)イエーイ感じた!ブラボー!日本語で言うとアッパレアッパレ!
(テーマ音楽)こんにちは!きょうのテーマの福島県!みえるくんどこにあるか知ってる?うん!東北地方のいちばん南でしょ。
すごい!よく知ってるじゃない。
それでは福島県がどこにあるのか地図で見てみましょう。
福島県があるのはここ。
県ちょうしょざい地は福島市よ。
福島県を知るキーワードはこの3つ。
これを見て。
福島県の北に広がる福島盆地。
50年ほど前から桃作りがさかんです。
桃がせい長する7月一日の気温差はおよそ10℃あります。
この気温差があまい桃を育てます。
50しゅるい近くがさいばいされ生産りょうはぜん国2いです。
千円さつでおなじみの…福島県の北にある猪苗代町の出しんです。
おさないころやけどで左手がふ自ゆうになったことがきっかけで医学の道をこころざしました。
25さいでアメリカにわたり細きんについてけんきゅうをかさねました。
そして当時しにいたるやまいだった…これによりせかいてきにひょうかされるけんきゅうしゃとなりました。
東日本大震災で大きなひがいをうけた福島県。
じたいをしんこくかさせたのが原子力発電所の事故です。
地震のあと原子ろがそんしょうしほうしゃせいぶっしつのかくさんを引きおこしました。
一時はおよそ11万人がひなんをよぎなくされ今も多くの人が自分の家に帰れない日々をおくっています。
県内かく地でほうしゃせいぶっしつを取りのぞく作ぎょうが行われています。
子どもたちにかかわる場所はとくにゆう先されています。
ふっこうにむけた取り組みは今もつづいています。
福島県の人たちは本当にたいへんな思いをしているんだね。
そうね。
一日も早く元の生活にもどれるといいわね。
そうだね。
さてみえるくんこれを見て。
えっ何?これは会津漆器といって漆という木からとったじゅえきを塗ったうつわなの。
会津漆器はむかしからおいわいごとなどにも多く使われていて色とりどりの漆を使ったはなやかな色合いがとくちょうなのよ。
会津漆器ってどんなふうに作られているのかな?それはみえるくんあなたがしらべてくるの。
えいっ!わ〜!おっととと…。
ちゃく地せいこう!えっとここは…。
あれ?漆のかんばんがいっぱいだ!みえるくんがやって来たのは福島県の西にある会津若松市。
漆器作りがさかんでたずさわる人はおよそ1,000人。
3つの工ていに分かれています。
まずは…木をけずりうつわの形を作ります。
ざい料は桂や朴などてきどなかたさがあるか工しやすい木が使われます。
丸いうつわや四角いうつわなど形ごとにせん門の職人さんがいるそうです。
こちらは上塗りという作ぎょう。
一まい一まい漆を塗っていきます。
会津漆器の多くはひょうめんをみがかずに漆だけでこうたくを出す花塗りという技法が使われます。
漆のひょうめんをかがみのようにうつくしくしあげるにはじゅく練のわざが必要です。
さいごは漆で色あざやかなもようをえがく漆絵職人です。
これは会津絵とよばれおいわいをあらわす松竹梅やはま矢をえがいたどくとくのもようです。
この道30年のベテラン…おじいさんの代から漆絵をえがいています。
漆絵に使う色漆は漆と顔料をまぜて作ります。
この時毎回行うことが…。
わわっ小松さん何してるんですか?漆は気温と湿どのへんかにとてもびん感です。
きせつや気こうによって色にへんかがおこります。
また気温が高すぎるとちぢんだりすることも。
そのためどうへんかするか毎回たしかめてから使うそうです。
漆絵はさまざまな色を使いしあげていきます。
この時ちゅういするのは乾きぐあい。
しっかりと乾かすことがたいせつです。
ほかの色とまざらないだけでなくあざやかな色を出すためです。
漆を乾かすためにかかせないのがこのはこです。
水をふきかけるの?いったいどうしてですか?そういうことをちょっと今やってるんです。
漆は湿どが高いほうが乾きやすいというせいしつがあります。
そこで早く乾かしたい時はこのはこに入れ湿気をあたえるそうです。
30分後。
てきどな乾きぐあいになったところを見きわめ色をかさねていきます。
これは金ぷんをかさねる消金とよばれる会津漆器とくゆうの手法です。
あざやかな色使いにするために日々ちがう漆のじょうたいを見きわめる目がかかせません。
きせつや天こうによっても漆のじょうたいはかわるため一つの作ひんが出来上がるのに1か月近くかかることもあるそうです。
漆はあつかい方が難しいのね。
そうなんだ。
職人さんたちは漆のじょうたいにすごく気をつかっていたよ。
ところでみえるくんどうして会津で漆器作りがさかんになったと思う?う〜んなんでだろう?会津は山にかこまれていてしつのよい漆やうつわのざい料になる木がたくさんあったの。
400年ほど前からさかんに作られるようになったのよ。
へえ〜。
だけど今外国からやすい漆器がゆ入されるようになり売り上げはそれほどふえていないの。
職人さんの数もへる中でんとうをまもろうとある取り組みが行われているのよ。
ぼくしらべてくるね。
みえるくんがたずねたのは会津漆器技術後継者訓練校。
若手の職人を育てるために作られた学校です。
こんにちは!教えている先生は…。
あれ?小松さん?また会ったねみえるくん。
ここではぼくたち…この学校では漆器作りのきそ知しきや技術を現役の職人さんたちから2年間かけて学びます。
かつては職人にでし入りしてしゅぎょうするのがいっぱんてきでした。
しかし地いきぜん体で後継者を育てようとこの学校が作られたのです。
今年入学した地元福島出しんの木村由貴実さんです。
漆絵の職人を目ざしています。
この日のじゅぎょうは漆を立体てきに盛って鉄のようなしつ感にしあげる鉄錆という技術。
会津でもこの技術を使える人はわずかしかいないそうです。
木村さん鉄錆のとくちょうであるふくらみがうまく出せないようです。
もっと大たんに漆を使うようにというアドバイスをうけました。
木村さんは市内の漆器店ではたらきながら学校に通っています。
訓練校に通う2年間は地元の漆器かんれんの会社につとめながら学べるしくみなのです。
でんとうのわざをつたえる職人さんをみんなで育てようとしているんだね。
ここは2006年から漆の木のしょく林を始めたところよ。
実は現ざい使われている漆のほとんどが外国産。
そこで会津では職人だけでなくざい料の漆をじせ代のために育てようとしています。
この日は草かり。
木村さんもさんかしていました。
会津漆器にかかわる人たちが力を合わせます。
これまでにうえた漆の木は900本をこえるそうよ。
これがせい長して…地いきが一体となってでんとうぎじゅつをうけついでいるのね。
会津生まれの漆で作るでんとうの会津漆器。
すてきよね!みえるくん会津漆器についてわかったことは?…ということがわかったよ。
そう!みんなでんとうをみらいにつたえようとがんばっていたわね。
そうだね。
チーズちゃんの…こんな形の都道府県どこだかわかるかな?ヒント!近江牛でゆう名。
江戸時代にできた彦根城がある。
日本一大きなみずうみ琵琶湖がある。
答えは…滋賀県は近畿地方のここにあるよ。
できたかな?滋賀県のでんとう工げい…カサをかぶったタヌキのおきものでゆう名です。
食器などの日用ひんとしても広く親しまれています。
そのむかし琵琶湖の土が陶器作りにてきしていたためさかんになったといわれています。
毎年ひらかれる信楽陶器まつりはおよそ7万人がおとずれます。
滋賀県も福島県も土地のとく長を生かしたでんとう工げいを大じにしていたね。
みんなのまわりにもでんとうてきな技術で作られたものがあるかも。
さがしてみてね。
それじゃあ…。
またね〜!バイバ〜イ!2016/01/13(水) 09:20〜09:35
NHKEテレ1大阪
見えるぞ!ニッポン「福島県」[解][字]
福島県会津地方に伝わる「会津漆器」。表面のなめらかさと色うるしを使った華やかさが特徴だ。職人が伝えてきた繊細な技と、その技術を受け継ぐ若者たちの思いを紹介する。
詳細情報
番組内容
福島県会津地方に伝わる「会津漆器」。表面のなめらかさと色うるしを使った華やかさが特徴だ。うるしは作業をする時の気温や湿度によって仕上がりが大きく左右される。職人たちは細心の注意を払い、手間を惜しまずに作り上げていく。職人が伝えてきた繊細な技と、その技術を受け継ぐ若者たちの取り組みを紹介する。
出演者
【声】代永翼,釘宮理恵,【語り】北郷三穂子
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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