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中国 一人っ子政策による無戸籍問題を解消へ1月14日 20時40分
中国で30年以上続いた、いわゆる一人っ子政策の影響で、2人目以降に生まれた人を中心に戸籍を持たない人が多くいる問題について、中国政府は14日、こうした人たちの戸籍の登録を進め、問題の解消に取り組む方針を示しました。
中国では、ことしから廃止された、いわゆる一人っ子政策の影響で、2人目以降に生まれた人を中心に戸籍を持たない人が多くいて、社会保障や十分な教育を受けられないなど、社会問題となっています。戸籍のない人は2010年の時点で1300万人を超えるとも言われていて、中国政府は14日、こうした人たちの戸籍の登録を進めていく方針を発表しました。
中国では、一人っ子政策に反して2人目以降をもうけた場合、一部の地域で多額の罰金を払わなければ戸籍の登録を認めないところがありましたが、今回の方針では、戸籍の登録に前提条件を設けることを禁じるとしています。ただ、戸籍の登録を妨げてきた罰金の問題には言及しておらず、インターネット上などでは、本当に戸籍の登録が進むのか疑問の声も上がっています。
中国では、一人っ子政策に反して2人目以降をもうけた場合、一部の地域で多額の罰金を払わなければ戸籍の登録を認めないところがありましたが、今回の方針では、戸籍の登録に前提条件を設けることを禁じるとしています。ただ、戸籍の登録を妨げてきた罰金の問題には言及しておらず、インターネット上などでは、本当に戸籍の登録が進むのか疑問の声も上がっています。