(ナレーション)
4年前の騒動を覚えているだろうか。
スペインでキリストの壁画を修復した結果目も当てられない姿に。
それは瞬く間に世界中に広がり笑い者にされた。
そしてあまりにヘタな修復をした女性に地元住民は怒り狂ったと伝えられたのだが…。
更に…。
現地へ飛ぶと壁画を修復した女性は予想外の事態に巻き込まれていた。
通称…
これを見て誰もが思った。
しかし…
当時の責任者がその経緯を語った。
オーブンをフル回転で使用し過ぎて壊れました!フランス産のカマンベールチーズも足りません。
そして「船場兆」のあの5−
T2q8+。
こうして生まれた…
女将がささやいて息子を操り言い訳をさせたと世間は決めつけていた。
がこれも…
女将の次男がささやき会見の真実を明かす。
そして我々はささやき女将との接触に成功した。
こんにちは。
あっ女将さん?
誰もが知ってるニュースや話題は誤解や勘違いだらけだった。
(若林)はい。
という事で「ジャーナいリスト」という番組ですけどもね。
もう今始まってます。
(矢作)ははははっ。
(ヒロミ)ほんとですか?はい。
やる内容は結構真面目な内容も多くて。
(ヒロミ)ニュースなんかだと最初しか報道しないから。
いろんな事情があってあそこに行き着いてるわけじゃん。
意外に蓋開けてみるとねそうじゃないっていう。
「じゃない」って事が軸になってるんですけども。
俺なんかほらよくネットのうわさでね俺が芸能界を休んだのは堺正章さんの怒りを買って干されたってよく出てるじゃないですか。
あれほんとです。
それは「じゃない」です?そのまま届いちゃいますよヒロミさん。
違うって事言わないと。
業界の人も信じてる人多いからね。
いちいち言い訳もしないですしね。
(ヒロミ)言い訳もしないし。
そうじゃないけどね。
じゃないんだけどほんとに。
そんな誰もが知ってるあの話の誤解や勘違い。
まずは…。
スペインの教会で。
キリストの壁画が目も当てられない姿に変わっていた。
原因は…。
地元に住むセシリアが勝手に修復。
しかし…。
これに地元住民は激怒。
更に話は一気に広がり世界中から非難されたはずなのだが…。
そこで我々は現地へ。
すると…。
どうなってんだ?セシリアさん。
彼女は予想外の事態に巻き込まれていた。
現地取材敢行!
これね。
このニュースはでも皆さん笑ったんじゃないですか?笑った。
程があんだろって感じのね。
そうですよね。
これは基本的に…ヘタ過ぎるって。
「じゃない」って事はあの人は別に…現代版に描き替えた本当はすごい事なんだとかね。
ああ〜。
(ヒロミ)まあだからアートだからさわかんないんだよね。
別にこれがほらちょっと現代アートとしてさ何かこうデフォルメしてこういうのがさ…。
今風にね。
(ヒロミ)今風になったみたいなさ。
見る人が見たらすごい絵なんじゃない?とか。
キリスト壁画があんな姿になった理由。
そしてセシリアの今を追うと数々の真実が見えてきた。
我々が降り立ったのはスペインの首都マドリード。
まずは騒動の舞台キリスト壁画があった教会を目指した。
(金子)スペインって都会じゃなかったでしたっけ?何にもないですよほんとに。
土地しかないです。
広大な土地。
目的地はボルハという村。
首都マドリードから…
ああ〜入り口来ましたね。
恐らくここでしょうね。
東京ディズニーランド2個分ほどの小さな村で人口はおよそ5000人。
特産はワインというのどかな地域。
こんな場所で世界が驚く騒動が起きた。
あっちょっとした広場に来ました。
ああいいじゃないですか。
いいですね〜。
この町並みいいですね。
感じいいですね〜。
広場に面した店であの教会の場所を聞く。
この絵が飾られてる教会って近いですか?遠いですか?もしよかったら…あっありがとう。
グラシアス。
今地図を描いていただきました。
描いてもらった地図これです。
ここをずっとま〜っすぐ行ってま〜っすぐ行ってちょっとこの辺曲がるかな〜。
どうかな〜。
ま〜っすぐ行ったらゴールがここです。
そのあとも何人かに聞き込みをしたものの皆同じような状態。
何とかつかんだ情報はキリスト壁画の教会は丘の上にあるという事。
おお〜着きました。
これが…。
これが教会なのかな。
これですか?あっこれ。
あの〜これが教会らしいですよ。
あっここ入り口…。
ああ〜っ。
おっ!見てください。
あの「のぼり」って言うんでしょうか。
旗。
ああのぼりになってます。
この教会に間違いない。
キリスト壁画は今どんな状態なのか。
行ってみましょう。
めっちゃ静か。
めっちゃ静か。
こっちかな?あれ…あれかな?おわ〜立派な聖堂。
わあ〜ものすごい歴史を感じる建物教会ですね。
そして…。
ありました。
キリスト壁画はどんな状態なのか。
わあ〜ものすごい歴史を感じる建物教会ですね。
随分違うな〜セシリアさん。
けどねきれいに…残ってます。
キリスト壁画は表面をパネルで保護した状態で公開されていた。
他にもね壁にね額に入ってる絵もあればこちらにも壁にね壁画あります。
これが傷んできたためにセシリアさんが修復をしたと。
600年近く前に建てられた教会は至る所に修復必要な箇所が。
修復前のキリスト壁画もこんな傷んだ状態だった。
しかし1つの疑問が。
ちょっと聞きたいですね。
オラ。
話聞いてもいいですか?セシリアさんは絵描きなんですか?
普通のおばあさんがなぜ修復したのか。
それには意外な理由があった。
4年前の8月の事。
夏の時期になるとセシリアは…
掃除などを手伝っていた。
それは20年前から続いていたのだが。
キリスト壁画の傷みは目立ち村人たちも気にかけていた。
そんなある日いつものように教会を掃除していると…。
こうして1時間の休憩に。
1人になったセシリアは思わぬ行動に出た。
(セシリアさん)
なぜかキリスト壁画の修復をしていた。
そして…
セシリアは翌日から夏休みの家族旅行に出てしまった。
もちろん壁画は…。
あっ…。
セシリアは1時間足らずで修復を終えていた。
ああ〜そうなんだ。
セシリアは暇を見つけては教会の壁画を修復していた。
しかし間もなくミサの時間。
村人たちもさすがにこれには気付くはず。
確かに。
しかし…。
このまま誰もキリスト壁画の変化に気付かないと思われた。
しかし最悪の人物が気付いてしまった。
えっ?えっ!?
祖父に当たるキリスト壁画の作者マルティネス氏の作品を目も当てられない姿にされたとグロリアは激怒した。
あれから4年。
怒りは収まったのか?
作者の孫娘による発見をきっかけに事態は世界中に広まった。
しかしここから思わぬ方向へと進んでいく。
キリスト壁画をひと目見ようと…
小さな村が人であふれた。
そして今やボルハ村最大の観光スポットに。
(ホラン)あらわざわざ?
(笑い)
更に。
市長?・市長さんです。
こうしてキリスト壁画目当てにボルハを訪れたのは…
いつしか自分の名前を地図に貼って残していくようになった。
もちろん…
結構来てますね。
(ホラン)結構いる。
しかし影響はそれだけじゃなかった。
キリスト壁画の影響で村にもある変化が。
あっ!何だこれ。
うん?何だこれ。
全く字が読めない。
この絵の何かこうチラシがあったんですけど。
あれ何ですか?ああそう。
これこれこれ。
宝くじ?え〜っ?はあ〜。
村が発行する宝くじにキリスト壁画がデザインされていた。
どこどこ?どこ?あっあった!ワインのラベルになってんの?あった。
ワインラベルになってます。
このラベルのおかげかおよそ3万本が売れる大ヒットに。
予想に反しキリスト壁画は愛されている。
では修復した…
思わぬ事がきっかけでそれは判明した。
すごいですね。
あの〜まあテレビでしょうね。
カメラが1台。
今キャスターリポーターの方いらっしゃって。
今日今生放送という事で生じゃないんですけど今日このままアラゴンテレビっていうところで4分間放映したいんですけど。
ええ全然かまわないですよ。
すぐ放映されますんで。
(スペイン語)
(コーディネーター)ちょっと光が逆光なんで。
何かね今…シチュエーションね。
OK。
細かいシチュエーション…OKOK。
細かいシチュエーションが。
はい。
(コーディネーター)指定されました。
そんな言い方ないだろう。
あはははは。
そのとおりにやってみたいと思います。
オラ。
Hola.Muybien!どっかに連れていかれます。
すごいなぁ。
クルーが向かったのは…
その中では…
すごいですね。
いやこれはもう何が始まるのか見当もつかないですね。
どんどん人が入っていってます。
もうそろそろ始まるんではないでしょうか。
すると奥にはVIPらしき女性が。
彼女が登壇するとカメラのレンズが一気に向けられる。
あのセシリアが。
しかも…。
すごい事になってます。
これ…オペラになんの?オペラ化?ええ〜っ!
修復騒動をセシリアを主役に書き下ろした感動巨編だという。
セシリアはオペラ化されるほど偉人扱いされていた。
このオペラは…日本で僕は俳優をやってますのでもしそれが成功した暁には僕も出演させてもらってもいいですか?
(笑い)
ややウケだったがこれで顔は売れた。
すると…。
そういうやり取りをするのが多分…。
(スタッフ)多分しんどいですね。
(スタッフ)ああそうですね。
ええ〜明日お話をしていただけるそうです。
(スタッフ)やりましたね。
やりましたね。
やりましたよ。
でかしました金子。
(スタッフ)でかしましたね。
ええでかしました。
翌日セシリアの自宅へ。
彼女がテレビ取材を受けるのはめったにない事らしいのだが。
自信の表情。
金子に気負いはない。
ピンポーン!約束の時間になったんで話を伺えたらなと思います。
オラ。
Hola.今日よろしくお願いします。
このあとセシリアが我々だけに語る。
なぜキリスト壁画をあんな姿にしてしまったのかを。
ああ〜何かすてきなお宅ですね。
あっすごいすてき。
グラスとかも何か…すごいですね。
今日いろいろお話を聞きますがよろしくお願いします。
うふふふ。
実は記者会見の質疑応答で…
サルー。
ああおいしい。
いやいや思わぬパーティーが始まりましたね。
ほんとに。
おいしい。
適度に酔いが回ってくるとセシリアはあの騒動の意外な経緯を語りだした。
セシリアが騒動の意外な経緯を語った。
キリスト壁画を勝手に修復し旅行に出たセシリア。
壁画の事はすっかり忘れテレビや新聞も目にしない。
大騒ぎになっているとは知る由もなかった。
しかし1か月後に帰宅すると…。
セシリア!
セシリアが戻ったころには騒動は収拾がつかなくなっていた。
絵の好きなおばあさんが世界中から後ろ指をさされた。
ちなみにここに飾られてる絵はセシリアさんの絵ですか?へえ〜。
あっ風景画が多いんですね。
うまいんだやっぱり。
更に…。
すごいいい絵ですね。
プロでも難しいといわれる人物画。
アマチュアにしてはなかなかの腕前。
なのになぜあんな絵になってしまったのか。
というのもキリスト壁画の傷みを気にかけていたセシリアはその原因に気付いていた。
そこで色を剥がれにくくするため特殊な塗料で下書きをしその上に元のキリストをよみがえらせていく予定だった。
しかし…
それに伴い市は修復作業のストップを決断。
絵をこのまま残す事にした。
その結果村にはこの騒動で1500万円もの経済効果がもたらされた。
へえ〜。
セシリアは壁画関連の収入を今も全てボルハ村の老人ホームに寄付している。
最後に1つだけお願いがあるんですけど。
修復できないキリストの代わりに若林を。
いや何でよ。
こうして人のために絵を描くのは久しぶりとの事。
グラシアス。
キリスト壁画は修復失敗ではなく不本意なかたちで作業途中のままだった。
(ヒロミ)聞いてみないとわからない事があるね。
そうっすね。
初めて知ったよこれ。
これグッズ。
はい。
(ヒロミ)おばあちゃんがもっと作りゃよかったのにって言ってたグッズなんだ。
(ホラン)いろいろありますね。
これどうですか?羽田君。
これ結構…。
(羽田)いや別に…
(笑い)さあそして若林の描いてもらったやつがあるんですけど。
やっぱあの人ほんとうまい人なんですよ。
すごいやっぱりうまいですよ。
(羽田)あははははっ。
ヒロミさん。
ちゃんとヒロミさんの言うとおり…
(ヒロミ)ああいいね。
(新川)ああすご〜い。
(ホラン)既にTシャツになってた。
だからこれ欲しい方はねどんどん番組の方に応募してください。
(新川)欲しい。
だけどヘタすりゃすごい価値だよこれ。
俺のちゃんと写真見せてくれたんですよね?見せて。
誰もが知ってるあの話の誤解や勘違い。
続いて…。
あってはならない事件が。
通称…
某ネット販売サイトで紹介された超豪華おせち。
キャビアやフォアグラなど33品がびっしりのはずが…。
蓋を開けるとスッカスカ。
悪徳業者による詐欺事件だと誰もが思っていた。
しかし…。
当時の責任者がその経緯を克明に語った。
そんな状態になってしまってました。
全容解明!
さあそしてこちら目の前にあるのがスカスカおせちの再現なんですけども。
その気持ちで開けた方がいいよね。
すごいのが入ってると思って。
おせちだと思ってね。
来ました来ました。
(ホラン)どうですか?
(ヒロミ)豆が落ちてるのはやだね。
(ヒロミ)あと…
(ヒロミ)これやっぱつらいよね。
でも俺意外と…えっ?と思うけど写真と本物って違うもんだからなって言っちゃうタイプ。
クレームの電話しないかもしれないですか?
(ホラン)ホランさんは電話する?ってまず聞きますよね。
新年最初の楽しみみたいな事もあるじゃないですか。
どんな「じゃない」があるかわからないですけどちょっと…嫌いですか?
スカスカおせちを作ったのはどんな店なのか。
重箱の蓋には…。
「バードカフェ」の文字。
つまり鶏肉料理専門のカフェだという事がわかった。
我々は当時の住所を頼りに横浜へ。
(スタッフ)
名前は変わっている。
関係者は残っていないか。
(スタッフ)こんにちはすいません。
(スタッフ)当時の社長は…それ以外の事はわからないですね。
作ったのはどんな人物なのか。
(スタッフ)
(スタッフ)2階ですね「うる虎」。
開店前のこの時間「バードカフェ」の社長がいるのは確認してある。
心なしか店の空気は重い。
すると…。
こんにちは。
(スタッフ)あの〜今ちょっと取材してまして。
(スタッフ)と考えてよろしいですか?ははははは。
(スタッフ)店は変わったんですか?あの「バードカフェ」という店はもう閉店しています。
スカスカおせちの事件後水口は責任を取って社長を辞任。
しかし…。
現在はこのもつ鍋屋だけでなく飲食店を13店舗経営する超やり手。
そんな彼がなぜ…。
とんでもない事をしてしまったなという事はそれはもう当時からですね変わらず思っています。
(水口さん)…いう気持ちしかないんですけど。
水口はその経緯を語りだした。
当時水口は横浜を中心に複数のレストランを経営。
飲食業界では名の知れた存在だった。
今度のクリスマスコースはローストチキンを立ててもっとゴージャスにできないかな。
そんなある日。
コンコン!失礼します。
・どうぞ。
社長。
おせち販売の発案は水口ではなくマネージャーの長内だった。
スカスカおせちの全てを知るもう1人の人物。
その取材にも我々は成功した。
(長内さん)
(長内さん)何かしらのかたちで協力というかできれば。
(ホラン)おお〜。
マネージャー長内が社長の水口に提案したおせちの企画とは?
共同販売サイトで33品目の豪華おせち300セットを販売。
しかも2万1000円を半額の1万500円にするという大盤振る舞い。
(長内さん)
「バードカフェ」恒例の企画にすべく早々と準備に取りかかった。
早速試作。
シェフでもある長内はフランス産シャラン鴨のローストをはじめ33品目という豪華おせちの試作品を自ら腕を振るい完成させた。
おっ…完成しました。
おっほほ〜いいね〜。
はい。
(水口さん)
2万1000円が半額の1万500円となれば限定300食は即日完売。
すると…。
何!?
この電話から…
誤算だらけじゃない。
スカスカおせち事件は1本の電話から始まった。
何!?
急きょ200食増やし500食に。
(水口さん)それ以前の…。
そういったものはいつも…。
実績があるのね。
そうか。
承知しました。
当然追加分も即日完売の大盛況。
普通に…振り返ると。
クリスマスをもって「バードカフェ」は2010年の営業を終了した。
翌日いよいよおせち販売の仕込み作業がスタート。
タイムリミットは配送業者が来る30日の13時。
つまり4日半でおせちを500食作らなければならない。
ええ〜。
はい。
はい。
こうして作業が始まった。
「バードカフェ」の500食を4日半で作り上げるプランは…。
(長内さん)
そもそも500食規模のおせち作りはどのように行われるのか。
毎年正月に5000セットのおせちを販売するという「鮒忠」に聞いてみた。
食材の調理ですとかその他準備で2日必要で関わる人が30人ぐらい。
盛り込みで20名。
梱包作業等で10名ぐらいは必要になるかと思います。
つまり500セットのおせちを調理販売する場合調理から配送まで60人がかりで2日半を要するという。
「バードカフェ」はというと…。
マネージャーの長内にコックの店長そしてウエイターが1人。
この3人で乗り切ろうとしていた。
しかし更なる誤算が「バードカフェ」を襲う。
この日一気に届いたお重入りの段ボールは全部で50箱。
しかも…。
33品目が入る豪華おせちは3段のお重。
これが500セットという事はバラすと箱は1500になる。
おせちを詰めるには1500箱全てを一旦並べるのだが…。
なるほど〜。
検証には俳優前川も役作りを兼ねて参加。
(前川)いや〜。
当時の「バードカフェ」と同じ規模の店を用意。
1500箱並ぶのか。
俺じゃあこっちの列やるわ。
これ…。
いやこれ2列にするか3列にするか今ちょっと迷ってんですけどね。
3いけるかな?ギリギリ何とか3いけるね。
片側に詰めれば。
うわ〜大変これ。
そして…。
これで限界ですね。
・272?272?全部バラすと1500だからそれのうちの5分の1もいってないって事ですよ。
(ホラン)うわ〜。
全然じゃん。
ああ〜。
お重を並べられるスペースがなかった。
ありがとうございます。
は〜い。
おせちの食材が届いた。
作る料理は33品。
2日に分けて食材を搬入する予定だが500食分ともなると段ボール100箱近くに及んだ。
当然カフェの冷蔵庫に入りきるはずがない。
そうだよ〜。
結局1日目は食材の仕分けと仕込みにてこずりスタッフは朝まで寝ずの作業となった。
2日目。
ようやくおせちの調理を始めたその時またも誤算が生じた。
・何だ?はあ!?はい。
500食分のローストビーフの材料は牛肉およそ50Kg。
1度に焼くには6Kgが限界。
単純計算でも9回は焼かなければならない。
しかし既に調理器具は悲鳴をあげていた。
(長内さん)まあもう…
(スタッフ)500食は多かったですか?
この状況に…。
わかった。
大丈夫か?
1品を500食分作っては盛りつける。
これを33回であの豪華おせちとなる。
ここまでスタッフは36時間不眠不休。
徐々に疲労の色が見え始めた。
翌日発送まで2日。
不安を感じた水口は自らも「バードカフェ」へと向かった。
すると…。
えっ?すいません。
はい。
というふうに感じました。
今から思えばですね…。
この日作業員を4名追加。
社長水口の指示のもと作業のペースは上がった。
しかし…。
長内さん…
明らかにイメージとは違う…
更に…。
はははは。
(ホラン)エビの数も?
(ホラン)どうしたの。
(長内さん)
何とか材料をそろえようと手を尽くすが…。
けどそこを何…。
・ツーツー…
(不通音)
スペースも人手も材料も足りない。
誤算続きのこの事態に水口の答えは。
その思いは他のスタッフも同じ。
この日も寝ずの作業。
しかし盛りつけられたのは半分にも満たなかった。
運送業者が来るタイムリミットまで1日半。
もう丸3日寝ていないスタッフもいる。
気力も体力も限界なのは明らかだった。
あとやっぱりもうできないから…
水口は苦渋の決断で共同販売元へ電話した。
しかし…。
配送業者が来るまで18時間。
みんな。
(水口さん)500…。
タイムリミットは13時。
この時点で発送しなければ元旦に購入者の口には入らない。
しかしおせちはいまだスカスカ。
そして…。
すみませ〜ん。
本来は一つ一つ検品してから発送するがそれもままならず。
多くのおせちがスカスカの状態で発送された。
おなかこわしたんじゃ嫌だから一切食べてないですよ。
結局配送されたおせちは400食弱。
スカスカじゃないおせちは1割にも満たなかった。
正月の「バードカフェ」はクレームの電話が鳴りやまず後日購入者全員に対して全額返金。
納得してもらえない場合には直接謝罪に出向いた。
責任を取り…
おせちというものをですね非常に軽く考え過ぎていたなと思いますしほんとにその時のですね…
(スタッフ)これ当時やっちゃったスカスカの状態のおせちですけども。
改めて今どう思いますか?
豪華おせちは誤算の連続でスカスカになった。
これをねオペラ化した方がいいと思うよ。
ははははっ!歌ってる場合じゃない!ってなるんじゃないですかオペラだと。
現在水口社長ですけども別の飲食店を続々とオープンして13店舗を今経営するまでに復活してるんですって。
(ホラン)すご〜い。
自社ファームなんかも作ってすごい大盛況なんですって。
(ホラン)へえ〜っ。
食材にやっぱりこだわって。
でもたまに旅館とかでもありますよね。
行ってみたらインターネットの写真と全然違うじゃんみたいな。
旅館なんてよくあるじゃん。
(ヒロミ)ひどいとこあるね〜。
その名もまさに「変なホテル」が開業し話題となった。
いらっしゃいませ。
「変なホテル」へようこそ。
通称「ロボットホテル」と呼ばれ連日のにぎわいを見せている。
他にもドームハウスで有名な「とれとれヴィレッジ」や平安時代をイメージした「社乃森」など売りのある宿泊施設が人気。
しかしそれだけじゃない!!
栃木県那須に不潔だが再び訪れたくなるかなり特殊で超個性的な宿がある。
そこで…。
潜入取材!
その宿は栃木県那須湯本温泉にある。
古くは松尾芭蕉も訪れ今も年間490万人が宿泊する温泉郷。
(アントニー)温泉宿ね〜。
いやこれはもうなぁ…。
こんなんだってもう…これ廃虚だよな。
しかし…。
えっ?ええっ!?え〜っ!?温泉宿だ。
マジ!?うそでしょう?
(羽田)すごいな。
ええ〜っこれマジっすか?これ…いやこれは…。
これはちょっと…いやこれはすごいな。
完全にもう倒壊してますもんね。
2階の床がほとんど下に落ちちゃって。
築65年。
周りにホテルが建ち強風が流れ込むようになってこうなった。
うわ。
何か…まあでも布団とかあるし。
この何かコートみたいなジャケットみたいな掛かったままじゃないですか。
にもかかわらず…。
「喜楽旅館」。
45分で500円って微妙に高いっすね〜。
「受付は後ろです」って書いてありますけど。
こっちが受付か。
星田さん。
ごめんください。
・はい。
ああ〜。
すごい。
すごいな障子。
はい。
「ジャーナいリスト」という番組で来ました。
日本一ボロい温泉宿の主人であり住人でもある。
えっ住んでるの?じゃあ…お風呂見に来たんじゃないの?ああお風呂もはい。
ってかほんとに。
すいません…これ…
(星田さん)そうです。
すいません。
スリッパを履いて。
(星田さん)はい。
つまり地下の通路が細くなった所に浴室がある。
すいませんじゃあお邪魔します。
(星田さん)ごゆっくりどうぞ。
ちょっとこれ…大丈夫ですか?これ。
浴室はこの先。
大丈夫ですか?ほんとに。
怖くなってきたんすけど。
これ…ってかほんとに閉じ込められるんじゃないすか?
洞窟を抜けると。
うわぁ…怖い。
ちょっと待ってくださいよ。
洞窟風のトンネルは旅館の地下に通じる通路。
しかもこの旅館…。
初めに見つけた半壊の建物だけでなく繋がる形で更に2棟。
客室は全部で11ある。
現在半壊した建物の地下部分。
浴室はこの先らしいのだが。
大丈夫?これ。
これほんと…
すると…。
あっ。
お風呂場温泉の。
主人が勧める浴室へ。
失礼しま〜す。
まずは脱衣所。
えっ?完全に。
何?何?何?うわぁ〜。
気持ち悪ぃ〜。
8年前のコーヒー牛乳。
「味わい」って。
じゃちょっとお風呂いきます!ああ〜っ。
う〜ん。
泉質はどうか?
あっ。
うん。
ぬるっ。
源泉は少々ぬるめの30℃。
ならば眺めは。
ははははっ。
よくないね。
景色がよくない。
目の前木々がありますけど秋になったら紅葉が見えるとかっていうわけでもなく。
草木もボーボーと生えて。
ここまでは見た目どおりのボロ旅館。
ボロいだけじゃないところはないのか?
「じゃない」があってほしいね。
この旅館部屋は11もある。
人気のポイントを探す。
まだまだ続くんすか?わあっああ…。
ちょっと〜。
うわっわっわ〜っ!やばいよここ。
何か…何にもない。
しかも…。
こことか…。
旅館で「アウトっす」ってあんのかよ。
気を付けて歩かないとほんとに危ないっすからね。
いやこれはずるいっすよ。
どっちですか。
上ではない?まっすぐ?
まずはこのまま地下から。
めっちゃ怖いよ〜。
(ホラン)確かに。
(新川)昼前なんだ。
壁もやばいよ。
うわっめっちゃクモの巣張ってるじゃないすか。
もうやだよ〜。
やめてよ。
しかし徐々に明るくなりその先には…。
何すかこの「光の間」って。
「うるせぇな」って。
やっと光がね。
うるさい部屋名だなぁ。
「光の間」。
(ヒロミ)何かここよさそうじゃん。
明るいじゃん。
はい。
でも部屋の中は割とまあ旅館って感じですね。
結構雑に置いてあるよ。
全然ダメよ。
ダメダメ。
これ人全然泊まってないのに何でこんな感じで座布団置いてあるんですかね。
押し入れにも謎が…。
あははは。
えっ!?あっここの戸か。
こういう事か。
何?この仕組み。
更に…。
ちょっと何ですか?これ。
見た事もない形の何か…。
何ていうのあれ。
彫刻みたいな。
うわ〜。
その横には窓が。
眺めはどうか?
ああっ怖っ!何?あれ。
何?あれ。
ああっ怖っ!何?あれ。
何?あれ。
うわっめっちゃ怖い。
ちょっと待って。
何?これ。
めっちゃ怖かった今。
何!?あれ。
あれ何?
(笑い)
(新川)怖〜い!
(ホラン)最悪なんだけどこんなの。
(新川)怖〜っ!怖〜っ。
何?あの顔。
ええ〜怖ぇ〜。
落ち着かないでしょう。
(新川)やだぁ。
ボロいだけじゃないポイントがあるはず。
「光の間」の上1階部分へ。
床落ちたら危ないっすからほんとに。
その部屋の1つが…。
花の名前は多いっすけど野菜の名前?
で隣が…。
おっ「たかの間」。
そういう事か。
一富士二鷹三茄子。
そっかそっか。
じゃあちゃんと意味あるんだ。
富士だ富士。
もう次富士でしょ。
という事はこれ奥に行ったら…。
「つる」!?えっ!何で?あははは。
鶴挟むんだよね。
はぁ〜鼻水出ちゃた。
何で「なすび」「たか」ときて「つる」?一富士二鷹三茄子じゃないの?トイレめっちゃいいじゃないすか。
ウォシュレット付きじゃん。
(新川)何でトイレこんなきれいなの?っていうかすげぇこのギャップ。
(ホラン)ここだけクオリティー高い。
(新川)どういう事?俺んちのよりいいトイレじゃん。
もう半壊した北棟しか残っていない。
ボロいだけじゃない人気のポイント見つかるか。
これ何…何すか?これ何て読むんすか?「八」…「八」…。
(ホラン)「溝」ですよね。
いやこれはやばいって。
何?これ。
どこから話していいかわかんないよ。
何でこんなに…。
ボロボロだし布団たくさんあるし。
ってかもうあそこ穴開いてるし。
もう〜。
「わか」何とかの間。
おお〜。
ベッド。
(ヒロミ)よく見えるもんな。
怖いって〜。
(ホラン)やだ〜やだ〜。
(新川)やだやだ怖い怖い。
これお札っすか?もうやめましょうよ〜。
ほんとにお札っぽいじゃんこれ。
「布袋」。
「布袋」の間。
わっ怖い怖い怖い怖い…。
何で服が干してあんの?めっちゃ。
だって多分あんな感じで重ねてたら何年たっても乾かないでしょ。
(新川)やだ〜やば〜い。
(ホラン)いつ干したんだろう?「極楽」の間。
スイートだ。
あっここはいいんじゃない。
(ホラン)いちばんいい部屋でしょ。
怖いこれほんとに怖いって。
(新川)何?どういう事?ゴミ屋敷じゃん。
何が「極楽」なの?
人気のポイントが見つからない。
主人に聞くしかない。
ご主人。
開けてよろしいですか?どうぞ。
はいご苦労さまです。
ああどうもです。
こ…断ってる?はっはっはっはっはっ!あっ泊まりはやってない?ああ〜。
はい。
このボロ温泉にわかには信じがたい。
あの〜。
特にその〜手入れとかはされなかったと。
うんだからどんどんその〜長く伸ばしていったんですよね。
ああ〜。
じゃあお部屋は諦めて。
その温泉の?
実はぬるい源泉は温度調節が可能。
飲む事ができるという白く濁ったお湯が評判で温泉の口コミサイトでは星は4.5。
お湯だけなら4.8の超高評価。
そのお湯目当てに休日には多くの常連客が訪れる。
ボロいだけじゃない。
泉質が最高だった。
この旅館をやっててよかった事とかってありますか?う〜んよかった事?ああ〜うれしいですね。
あといろんな話ができるね。
話しててね。
お風呂のよさが。
よさがわかる人だとね。
もうお風呂なんすね。
そうっすね何か…。
まあまあまあ最悪とまで僕が言っていいのかわからないですけど…。
聞こえてるんだ。
最悪なんじゃないかなと思ってさ。
ぎゃあぎゃあ言ってましたから。
いやすいませんって事ない。
謝る事はない。
正直なところでしょ。
はははははは!
(ヒロミ)何だよおい。
気まず〜い。
まあ風で壊れたとは言ってたけどさ…。
出せない。
ははははは!味を通り越してますもんね。
確かに。
(ヒロミ)俺なんか直しちゃうもんね。
俺直しちゃうね〜。
普通は気になるんだから。
あっあるんだ。
何か若い時に楽しい事いっぱいやっちゃったみたいなんすよ。
で何か…あっだから掃除とかもそういうのももうしないんだ。
しなくて。
昔はすごかったみたいで。
燃え尽きたんだ。
何かで。
燃え尽きみたいに…。
えっ料理なんかあったの?料理があったんですよ。
俺が行った…1年前ぐらいです。
出してないっすか?
(スタッフ)出してないです。
でもそれが自分で調達しに行くんでめちゃくちゃうまかったんすよ。
(新川)ええ〜すごい。
俺食べて…と思って。
さんざんロケしたあと。
そして…。
「船場兆」の!D!dこんにちは。
あっ女将さん?
我々は女将との接触に成功した。
人々の注目が大阪に集まった。
日本を代表する高級料亭「船場兆」が4,き5/こしたBgA{F0。
始まりはたった1つのプリンだった。
その賞味期限ラベルを貼り替えていた事が判明。
更に料理に使う肉の産地偽装だけでなく客が食べ残した料理を使い回していた事まで発覚した。
そして…。
かの魯山人や歴代首相も足を運んだ老舗料亭が偽装発覚から僅か半年余りで廃業へと追い込まれた。
その騒動を象徴するのがこの記者会見。
はいあの〜。
質問の答えを取締役である長男に女将が耳打ち。
それをそのまま言い直した様子から「ささやき女将」と揶揄された。
そして女将がささやいて息子を操り言い訳をさせたと世間は決めつけていた。
が…。
女将の次男が語る「そうじゃなかった」と。
そしてあの…
毒舌女優佐藤仁美が追った。
すると…。
(佐藤)こんにちは。
あっ女将さん?
我々は女将との接触に成功した。
これもだいぶ騒ぎに…。
なった!この時すごいはやったよね偽装。
いろんな偽装が出てきた。
(ヒロミ)偽装いっぱいあってそれからもいっぱいあるじゃんか。
ホテルも含めてね。
いっぱいあって何かまあそのはしりというか…ニュースになったのはしりかなこれがね。
そうですね。
女将さんもそうですけど当時の社長…
(新川)ちょっと思っちゃいますね。
結構いい年だったんでしょうねこの時も。
やっぱりね。
「船場兆」…。
我々は大阪へ。
住所を頼りに「船場兆」へと8 ̄かった。
騒動以降マスコミや人目を避けてきた女将の手がかりを探す。
(市川)この辺のはずですね。
うん?
VIPがこぞって足を運んだ超高級料亭は6年前に…
しかし当時店舗の隣には倍近い広さのオフィスビルを構えていた。
(市川)あっえ〜っと…。
(市川)「旧船場吉兆ビル」。
(市川)完全に…
ビル自体は残っていたが名前と持ち主が変わっていた。
というのも…。
廃業後「船場兆」は#82/1_ものIi:DをJzえ|!財産のほとんどを失っていた。
閉めるのにもお金ってかかるから。
店を出すんじゃなくて閉めるのにもお金ってかかるんで間違いなくね。
人もそうだし。
まあお金かかりますよ。
かかるんだね〜。
(市川)ええ〜。
女将の足取りが途絶えた。
ええ〜やばいです。
我々は女将の情報をかき集めた。
ああちょっとわかんないですね。
・いてないと思う。
(市川)どちらにいらっしゃるか。
・ああ知らないですそれは。
すると…。
(市川)あっそうなんですか。
ちょっと確かではないです。
女将の息子が北新地を中心に「兆」のL#を
uけ7QぐF|K¥NAM}E9を|!3軒展開している事を突き止めた。
そこから人目を忍んでいる女将を見つけられるのか。
何とか手繰り寄せた手がかりの糸を我々は彼女に託した。
私はあの…
大人の…
女優佐藤仁美。
「酒を飲むとみんな友達」が持論の酒豪でもある。
何か。
店の取材交渉は済んでいる。
そこを糸口に騒動以来マスコミに心を閉ざした女将を佐藤が切り崩せるか。
すると…。
こんにちは。
佐藤仁美と申します。
どうもはじめまして。
日本料理「湯木」…
「兆」のL#を
uけ7QぐNAM}?Mであり|!騒動の渦中にいた元役員でもある。
次男である彼からたどって何とか女将に近づきたい。
私ね…あはは。
もちろん取材はする。
しかし佐藤の狙いはあくまで女将。
えっ…接客はしないですよね?やはりもう…あの件からテレビ出るのって…。
母は全く出てません。
1回もないです。
はい。
はあ。
マスコミを遠ざける女将にどう近づくのか。
はい。
あはははは。
はい。
「兆」のL#を
uけ7QぐNAM}で5wN%を=Lめる。
そして最後には…。
すごく女将の事がねやっぱり聞きたいんですけどね。
そこへ…。
わぁ〜。
うれしい。
わあ〜。
失礼いたします。
おしゃれだわ〜。
(尚二さん)どうぞ。
中にね煮こごりとね。
まあ〜。
いただきますね。
(尚二さん)はいどうぞ。
ウニの煮こごりを今日はご用意しました。
おいしい〜。
湯木さんもう全部食べちゃった。
(尚二さん)あっほんと。
なくなっちゃった。
早いですね。
飲んじゃうのかよ。
いいロケだな〜。
わあ〜。
実はこれも佐藤の作戦。
いただきま〜す。
酒を飲んでペースをつかみ…。
うま〜い。
料理を褒めちぎる。
ああうまい。
飲んじゃえ。
飲んで勢いつけろ。
すご〜い。
すご〜い。
まあ〜!
警戒心は解けたが…
様子見でデリケートなあの話を。
痛いところを突いた。
ささやき女将に近づくため我々は毒舌女優佐藤仁美に懸けた。
女将の次男の日本料理店を取材しながら糸口を探っていたのだが…。
すると…。
そうですね。
でも私どもきちんとそれは…ご説明してるんですか。
はいそうです。
産地偽装は「船場兆」廃業の大きなきっかけだった。
もう湯木さんからしつこく言われてるんですよね。
「ちゃんとしろよ」っていう。
(鈴木さん)厳しく言われてます。
厳しい。
はい。
在庫管理の先の表も知らない間にチェックされていて。
ならば会見の話はいけるか?
会見の時ってどちらにいられたんですか?自宅で見ておりました。
へえ〜。
へえ〜。
ええ〜その時どう思ったんですか?非常に心配な思いであの〜見てた思いがあります。
思い出がありますね。
はい記憶があります。
「ささやき女将」みたいな何かフレーズが出て。
言われましたね。
それがすごい有名になりましたよね。
ええ私の母なんですが。
ねえそうですよね。
はい。
世間のイメージはマザコンだったりとか。
息子がかわいいから手助けしたとか。
映像だけご覧になるとそういうふうに思われる方もおられるかと思いますが。
あの時の記者会見12月10日だったんですが前もってもう私どもご担当いただいた弁護士の先生と記者会見に備えてこういうかたちで真実をきちんと伝えなきゃいけないというね。
そういうまあ場を持ってたのは聞いております。
ささやき会見の前夜。
想定どおりに答えたらいいですよ。
全てを認めて謝罪する。
取締役である長男は弁護士と詰めた文言を何度も繰り返し頭にたたき込んでいた。
しかし会見で言葉が出てこない。
すると…。
はいあの〜。
このささやきが息子を操り言い訳をさせているように捉えられたが実は…。
「責任逃れの発言をしてしまいました」。
弁護士と決めた言葉。
立ち会った女将は聞いただけで全て暗記していた。
兄が言葉を詰まらせた時に母が助け船を出した。
っていうのが全てでありまして。
ええ〜っ!?
つまり準備した文言を思い出させようとしていた。
あの…。
(佐知子さん)責任逃れの発言…。
女将の記憶力のよさが招いた悲劇だった。
やっぱり昔のその記憶があの〜しっかり覚えてましてね。
昔からの「船場兆」時代のお客様もお越しいただきますんで。
そういう方々がお越しになる時なんかは前もって「あのお客様はお酒召し上がる時はねおちょこやなくしてグラスの方がいいよ」と。
おお〜。
「あの方はお肉がお好きやから必ずお肉料理をねメインにしてご用意せなあかんよ」とかね。
ええ〜すご〜い。
はい。
お母さんおいくつでしたっけ?78になりました。
それで覚えてるんですか?覚えてます。
まあすごい。
更に女将にまつわる話が。
パッカ〜ン。
おお〜。
すごい器。
そしてすごくおいしそう。
(尚二さん)数十年前のお正月のためにこしらえた器でして。
一旦8年前に私どもが手放さなきゃいけなくなって。
8年前の廃業後一家はどん底に落ちた。
やめて!
負債の総額は8億円。
財産のほとんどを失い「兆」がL#と6&に
iってきた?)4oもNc30ではなかった。
しかし2年後次男尚二は小さいながらも店を開き再出発した。
それを女将は陰ながら支えていた。
ここがスタートやな。
うん。
そしてある日。
なあ湯木さん覚えてるか?
なじみの主人が持ってきた荷物は思いもよらないものだった。
これどうしたんですか!・「船場兆」で;Hうてた4oやで。
差し押さえられオークションに出回っていたものを買い戻してくれていた。
もう涙流して喜んでくれました。
わあ〜。
でしょうね。
へえ〜いい話だ。
うん。
応援者は多い。
もう1回ですねすばらしいブランドを立ち上げてほしいなと。
なかには関西を代表する巨大外食チェーンも。
我々にとってはほんとに湯木さんと出会った事がですね勉強になりました。
「会いたい」と言うお客様は多いです。
いつもいつもねご用意していただいて…。
皆さんも心配されてるでしょうし。
応援してますんで。
まあ私としては何かそういう場をねつくってあげたいなとは思ってます。
ですよね。
ならばうまくいけばこの取材を復帰の場にする事ができるかもしれない。
すると…。
さっき母から電話がありました。
えっ?
ささやき女将との接触を図る。
すると…。
さっき母から電話がありました。
え〜っ!ここで今取材されてるのご存じなんですか?知ってます知ってます。
何で言ってくれなかったんですか。
しゃべりたかった〜。
チャンス。
うまいうまい。
女の雰囲気出してた。
(ホラン)ねえお酒が入って。
そっか〜。
さっきお母さんから電話あったんだ。
(尚二さん)はい。
これが最後の料理。
次の接触のチャンスは逃すわけにはいかない。
すると…。
ず〜っと電話鳴ってますね。
(マナーモード)ピッ
(操作音)あっどうしました?はい。
客の好みを次男にアドバイスする急ぎの用件だった。
(小声で)お礼を言わせてください。
これはマスコミを遠ざける女将と接触する絶好のチャンス。
佐藤も緊張の色を隠せない。
すると…。
(尚二さん)ちょっと待って。
ちょっと待って。
いいんですか?あっもしもしすいません。
今回お邪魔させていただきました佐藤仁美と申します。
こんにちは。
あっ女将さん?もしも〜し。
すごくおいしかったです。
ありがとうございました。
プチッ
(切れる音)繋がんなくなっちゃった。
切れちゃった。
まあでもひと言だけ私お伝えできたと思うのでよかったです。
ありがとうございます。
元気なんですね?食欲も旺盛ですし。
まあ!はい。
元気にしてます。
へえ〜。
そして後日。
佐藤宛てにあるメッセージが届いた。
女将さんが今もねお客さんの事を思いやったりとかちゃんと覚えてて「あのお客さんにこうした方がいいよ」って言ってるのを見ると余計にこう…。
っていうのはありますよね。
余計な事言わない方がいいんだよ。
とりあえず謝る時は謝るだけでいいんだよね。
ああ〜。
小木も何かねA5ランクで有名な何か肉屋があってね。
「やっぱあそこの肉はうまいよな」…って俺に自慢した1週間後に…だから俺に恥かいたんですあいつ。
我々は番組ロゴの制作にあたりある人に依頼した。
それは…。
東京オリンピックのエンブレム盗用疑惑に揺れたが我々は高く評価。
彼の事務所「MR_DESIGN」とコンタクトを取った。
しかし…。
佐野氏の「MR_DESIGN」じゃないが…。
(スタッフ)すいません。
はい。
(スタッフ)「ジャーナいリスト」と申しますが勝田さん…。
はいそうです。
諸事情で…。
「じゃない」方の「Mr.DESIGN」代表兼デザイナー…
佐野氏より2年以上も早く「Mr.DESIGN」を立ち上げていた。
しかし…。
え〜っと…ってメールが届いた時に…「パクリ野郎!」とひと言言われてガチャンと切られたりとか。
「お前は泥棒じゃお前は泥棒じゃお前は泥棒じゃ」って呪文のように唱えられたりとか。
はい。
これ以上のトラブルを避けるためにも入念に打ち合わせ。
はい。
(スタッフ)動きとかも含めて多少デザインの変更とかは最終的にこちらでするかもしれません。
はい。
(スタッフ)ご了承いただければと。
ノッてきちゃってるね。
そうですね。
ほんとに…1個1個ドキドキするね。
はい大丈夫です。
頑張ります。
あははは。
(スタッフ)よろしくお願いします。
お願いします。
そして…。
「じゃない」方の「Mr.DESIGN」から渾身のデザインが届いた。
しかも送られてきたのは盗用疑惑に発展するのを心配してか全6パターン。
我々はすぐさま盗用がないかの調査に移った。
我々の調査では…
しかし似たデザインにお気付きの場合はご一報ください。
番組のこんなロゴぐらいは正直パクリでいいけどね。
ははははっ。
(ヒロミ)パクってるぐらいの方がいいよね。
話題になって。
そうですよね〜。
話題といえば…。
あともう1個新ドラマ「お義父さんと呼ばせて」が来週火曜日夜10時から始まります。
心温まるホームドラマとなっています。
是非見てください。
緩やかに告知になっていきましたね。
すいません。
すいません。
暴露でいいんですよ。
2016/01/12(火) 21:00〜22:54
関西テレビ1
アノ話の「じゃない」をスクープ!ジャーナいリスト[字]
誰もが知っている“アノ話”。しかしそこには世間の人々が勘違いしていることや、知られざる真実が隠されていた!そんなアノ話の「じゃない」を徹底取材し、スクープする!
詳細情報
出演者
【MC】
矢作兼(おぎやはぎ)
若林正恭(オードリー)
【ゲスト】
ヒロミ・ホラン千秋・新川優愛・羽田圭介
番組内容
ニュースやワイドショーで話題になった、誰もが知っている“アノ話”。でもよく調べてみると、そこには世間の人々が勘違いしていることや、知られざる真実が隠されていた!
当番組では、そんなアノ話の「じゃない」をスクープ。かつてテレビをにぎわせたアノ当事者やその周辺を徹底調査し、事件の舞台裏を探る。
▼2012年8月、スペインの教会で『史上最悪の修復劇』と呼ばれた事件が発生し、世界中でセンセーショナルな
番組内容2
ニュースとして報道された。キリストの壁画が無断で修復され、当時非難の的となった老女・セシリアさんを訪ねて、俳優の金子昇が現地へ向かう。
すると、壁画にまつわる意外な事実や、騒動が発端で巻き起こった驚きの事態が明らかに!そして、金子の身にも予期せぬ出来事が起きてしまい…。さらに「最近は人に頼まれても絵を描かない」というセシリアさん本人が描いた、ある人物の超貴重な肖像画がスタジオで公開される。
番組内容3
▼2011年、お正月に大騒動を巻き起こした“スカスカおせち事件”。ネット通販で購入したおせちが見本とはまるで違い、中身がスカスカだったというこの騒動。今回は、当時の販売元の社長が登場し事件の経緯やあの頃の心境をテレビで激白!当事者へのインタビューで明らかとなった数々の誤算とは?さらに舞台裏にはもう1人、事件のカギを握る重要人物がいた!そして当事者2人の証言を元に、騒動の全貌を再現VTRで紹介する。
ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
バラエティ – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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