(3人)こんばんは。
さぁ「鑑定団」始まりました。
ナベアツの元相方わかります?彼が今うどん屋さんもやってるんですよ。
芸人だけでは食っていかれへんからうどん屋さんに修業行って。
だんだん僕と行きながらうどん屋の情報を仕入れていくんです。
おいしいもんあるとこれ何入ってるんですか?って聞きだすんです。
毎回行くたびにまず食べてこれ何ですか?って言うてから…。
ぶち切れして最後。
お前自分のカネで行けや!って。
歌手の
3歳年上の姉は同じく歌手として活躍中の…
華やかなステージで生き生きと歌う姿を見て憧れ…
すると3枚目のシングル曲『あなた色のマノン』が
勢いそのままに…
また女優として青春ドラマ『スクール・ウォーズ』のラグビー部マネージャー役を熱演。
ラグビーを愛し部員に尽くすひたむきな姿が多くの視聴者の心を打ちました
滝沢先生だけはそんな先生とは違うと思ってました。
そして1985年アニメ『タッチ』の主題歌を歌うと大ヒットを記録し
この曲は発売後30年以上たった今でもアニメソングの定番としてカラオケで歌い継がれています
「タッチタッチここにタッチあなたから」
その後は舞台にも活躍の場を広げミュージカル『アニー』では…
メーンキャストのグレース役を務めました。
人見知りする性格だったためなかなかいい人と巡り会えませんでしたが50歳を迎えた2011年産婦人科の医師とついに結婚。
現在が幸せの絶頂期だそうです
依頼人の登場です。
東京都からお越しのどうぞ。
姉妹で歌うまいですよね。
歌声ちょっと似てましたもんね。
今でもそっくりですけどね。
やっぱり言われますか?言われます言われます。
母は電話の声も間違えてしまいますね。
うわ〜やっぱりそうなんだ。
結婚されてどれくらいですか?4年?4年です。
どうですか?結婚。
いいです。
いいですか。
でも絶対結婚は妥協なさらずに理想の人を探したほうがいいですよ。
だって成功者ですもんね。
妥協せずにいったら会えたんですもんね。
本当に会えました。
これこれ!俺これ!そう俺これこれ!さぁそれでは…じゃあ拝見しましょう。
ほう…。
誰の書なんですか?後藤新平の書です。
明治から大正にかけての政治家の方なんですがもともとはお医者さまなんですよ。
たまたま夫がすごく尊敬する法律家の先生のお部屋に後藤新平の書が飾られててもうレプリカでもいいからいつか欲しいんだって言ったんですよ。
で私ね夫の実家を前にお片づけしたときに押し入れの上の天袋?あそこにですねいくつか桐の箱があってたしか後藤新平…あったんじゃない?って。
家にあるよと。
言ったら夫がそんなうまい話ないだろって言って…。
そらそうですね。
で2人で探したら2幅も出てきたんです。
2つ出てきたんですか!?はい。
ご主人のご両親っていうのは何かおっしゃってました?もう亡くなってて今聞けない…。
じゃあ聞けないんだ。
そうなんです。
中見てもちょっと難しくて私もよく読めなくて。
できたら本物だといいなって。
こっち大きいのにこっちちっちゃいですね何か。
俺手紙書いてたらようこんなことになるんですけどね。
もうちょっとバランス考えたらええのに。
ご本人の評価額ですがおいくらくらいでしょう?デビュー35周年で35万円でお願いします。
わかりました。
35万でオープンザプライス!あら…。
七言絶句の詩でございましてダーウィンの進化論が年々新たな進化論に変化してきていると。
生き物というものはその進化論によって裏づけられているということが真理であると。
国の政治もですね富そして強くなるということが基となるであろう。
やがては日本も大きく発展していくであろうということ。
後藤新平という方は大風呂敷というあだ名があるくらい大胆な構想を実現していくという非常にエネルギッシュな政治家だったんです。
書を見てみますとやはり非常に覇気のある元気のいい字を書いてます。
上のほうが字が大きい下が小さくなるというのはこの人の癖なんですけども。
癖なんですか。
楷書っぽい硬い書き出しをしてますけれどももうぐんぐんと気持が乗ってきて最後のところで非常にいい調子になってきている。
書の出来も非常にいいし進化論を詠んだ漢詩というのはたいへん珍しいものなのでお宝として大事にしてください。
嬉しいです。
大事にします。
番組のほうも最後まで楽しんでいってください。
ありがとうございました。
続いては奈良県奈良市から。
その中心部にあるならまちはもともとは奈良時代に建立された元興寺の門前町で江戸から明治時代にかけて建てられた町家が今なおそのまま残されており古都の風情をかもし出しています。
その一角にあるこちらのお宅にお伺いしました。
ごめんください
ようこそいらっしゃいました。
その玄関先にはなんと立派な狛犬が置かれていました
いつ誰がここにこの狛犬を置いたのかはっきりはわからないんですがこのなかに
十津川村の郷士だった10代前のご先祖が江戸時代中ごろこの地に移り住み木綿問屋を始めて以来代々この家で暮らし続けてきたそうです
ほとんど改築をしていないため台所は吹き抜けになっており格子造りの出窓も当時のまま残されていました
趣のある家なので私自身ずいぶん気に入っているんですがご覧のように寒さが厳しいです。
そうでしょうねぇ。
ところで…
明治17年生まれの祖父楢次郎さんは代々続いた木綿問屋をたたみインドから輸入した原料でインクを製造し販売したところ大成功。
莫大な財を築きさまざまな骨董も収集していたそうです
いずれ一人娘に譲りたいのでその前にこの価値を確かめたいです。
鑑定よろしくお願い申し上げます。
果たしてそのお宝とは?
依頼人の登場です。
奈良県からお越しのお願いします。
どうぞこちらのほうへ。
立派なお宅。
ねぇ。
家を建ててあそこに狛犬を置いたんですかね?ちょっとはっきりはわかんないんですけどね。
私らね子供の時分はあれにまたがって遊んでたんですよ。
でも子供んときやりますよね。
ちょうどまたがりたいですもんね。
それではお宝のほう拝見しましょう。
すごいもんが出てきそう。
え〜!いやぁかわいい。
何ですか?これ。
森川杜園という人の一刀彫です。
幕末から明治の初めにかけてのですね奈良人形の彫刻家で第一人者っていわれてるんです。
でもなんか今風やなかわいいななんか。
角はこれ取れるんです。
取れるんですよこれ。
あ…スポッて取れた。
これ取れるんですよね。
やっぱりね。
これは本物なんですね?いやこれも一刀彫…。
これも?これは本物なのかな思った。
え?違った?あれ違う?違うな。
すみません。
(笑い声)あっそうですそうですわ。
よかった。
びっくりした。
特にどこが気に入ってらっしゃいますか?ずいぶんかわいいですしね。
かわいいかわいいですね。
上品な感じでしょ?この裏もね…。
また取るんですか?大丈夫ですか?裏にねこう…。
またつけんの大変ですよ。
脚があって…。
細かいですね後ろまで。
ここに名前も入ってるんですよね。
あらほんまや。
すてきね。
いやほら…ほらまたわからんようになってますやん。
奈良人形は一刀彫による木彫の彩色人形で荒々しい鑿跡がなによりの魅力である
やがて江戸時代になると節句人形や観賞用の人形も作られるようになった
森川杜園はこの伝統工芸を芸術にまで高め奈良人形中興の祖と謳われる人物である
生来手先が器用で13歳の頃…
するとたちまち頭角を現し17歳にして奈良奉行梶野良材から扶疏の名と杜園の号を賜った。
しかし程なく古美術研究のため奈良を訪れていた
その際杜園はあえて師につかず古作を徹底的に研究しその技法を修得。
もともと絵師だったこともあり従来の奈良人形に写実性を加え独自の作風を確立した。
『高砂置物』は1849年金春太夫が奈良奉行所与力橋本政方の還暦祝いの能を舞う姿を彫ったもので緊張感あふれる一瞬を見事に捉えておりこれが杜園の出世作となった
その後杜園は鋭い鑿を振るい気迫のこもった作品を次々と仕上げたが特に好んで題材にしたのが鹿であった。
とはいえもちろんこれは奈良の単なる鹿ではない。
杜園は春日大社を深く信仰しており鹿はその使いすなわち神格化された鹿であった。
例えば『生玉伏白鹿像』は1866年春日若宮神社前に自ら奉納したものでそのうずくまった姿はあくまで静かで何事にも動じない重厚さを秘めておりまたその胎内には持ち主に長寿をもたらすとされる生玉が収められている。
これを機に杜園は『春日白鹿像』百体の制作を発願し数多くの作例を残したがそれらは高さ18センチほどの小品ではあるものの床に置くと隠れて見えなくなる平らな部分にも4つの脚が折り畳むように彫り込まれておりいずれも目を見張るほどの出来栄えである
更に1893年のシカゴ万博に奈良の一刀彫に西洋の丸彫を取り入れて写実的に仕上げた『牝牡鹿』を出品し…
日本の木彫のすばらしさを広く海外に知らしめた
改めて依頼品を見てみよう。
森川杜園作鹿の置物である。
鑿跡を残す奈良人形独特の造形で底には折り畳んだ脚まで丁寧に彫られている。
また名は扶疏とあるが…
ご本人の評価額ですけどもおいくらくらいでしょう?我が家の宝として100万円でお願いします。
100万円でまいりましょうオープンザプライス!240万!
(拍手)すごい。
すごい。
裏ひっくり返しますと扶疏作になってますね。
扶疏というのは17歳のときにですね奈良奉行から賜ったと。
杜園という号で制作するのはもっと後の30代の初めからなんですね。
そうしますとこれは最初期の作品。
鹿を作り始めるのこれやっぱり40代の後半。
慶応年間になってからですから飛びぬけてやっぱり珍しい作品だと。
そうは言っても目のところがあんまり上手じゃないんですね。
塗りがちょっと雑であると。
さっきのと比べるとね。
ええまあそれにしてもですねよく観察してそれを自分なりの様式で作ってると。
まことに見応えがある若いときの作品であると。
これはぜひ大事にお宝にしていただきたいと思います。
このままでぜひ大事にしてください。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
迎え撃つ…
早速いってみよう
(2人)第12回リベンジ鑑定大会!
3年前坂東出張に登場した飯塚さんは熱烈な骨董収集家で
行くといろいろ買っちゃうんだよな。
その結果家中が骨董で溢れてしまいやむなく大きなコンテナ4台に保管。
しかも数千万円も使ってしまったためいつも妻に怒られてばかりいた。
お宝は…
大枚をはたきなじみの骨董商から買ったものだが妻にはとても安かったと嘘をついていた。
姿かたちがすばらしく気品もあるので本物間違いなしと確信していたが妻は
あららら。
なるほど。
本人評価額は自信満々の700万円
ジャカジャン!
本当に家を追い出されてしまったのか。
飯塚さんが再び登場
出て行けって。
そうそう。
うん偽物だったら。
1回出て行かれちゃったんですか?いや…。
お宝は…
もう二度と骨董は買わないと妻に誓いなんとか家に入れてもらったがその約束を破りまた買ってしまったもの
奥さまもこれを買ったっていうのは知らない?今バレた?
骨董市で3点まとめて20万円で買ったうちの一つ。
南紀男山焼は紀州藩の御用窯で作られた期間が江戸時代後期から明治時代初期にかけてのわずか50年と短いためとても珍しいと聞いている。
どこが気に入っているかというと…
形がいいはい。
絵もいいし。
すべていい?うん。
本人評価額は最低でもこのくらいはするはずと50万円。
約束を破ったことを妻にバレるのを承知のうえで再び出場したのは絶対の自信があるから。
果たして結果は!?
どうぞ!ジャカジャン!
あちゃ〜
え〜!出てけ!って。
うん。
この前よりひどい。
偽物の中の偽物とはこういうものを言うんだね。
本物っていうのは官窯ですからねコバルトの原料も九州から特上のものを輸入してますからもっともっと鮮やかなんです。
それから絵もね熟練工に描かせてますからねこういうように漫画みたいな絵じゃないんですよね。
この肌が悪い。
化学薬品を使ってわざと劣化させてるんです。
もし本物の南紀男山でしたら250万円以上するでしょうね。
6年前小松出張に登場した喜多さんは骨董に夢中になってしまいそうで悩んでおり…
いろいろ聞かされてるうちにすごいおもしろいかもしれないって思い始めたんです。
お宝は…
数年前父が骨董市で格安で手に入れたもの。
そこで実際に見てみると確かにすばらしい出来栄えであった。
例えば…
さすがだって…。
蜂ねはいはい。
本人評価額は堂々の300万円
いけ!
あんな赤っ恥は二度と御免。
喜多さんが再び登場
パッて見た瞬間に「1」っていう数字が見えたから。
で「千」が見えたから1,000万かなと思ったんですよ。
私も!「1,000!」でちょっと間が開くじゃないですか。
もしかしたら1,000万かなって一瞬思った自分がいて。
どうでしたか?あの放送終わったあとは。
私書道教室してるんですけども。
先生なんですもんね書道のね。
子供たちに…。
お宝は明治から大正時代にかけ山形で活躍した日本画家…
山形の実家に伝わるもの。
前回は父の言うことを鵜呑みにして恥をかいたので…
お父さまの意見とか考えよりももう私の目で。
そうです。
この絵どこがすばらしいかというと
濃淡とかがすごく惹かれて…。
本人評価額は自信満々の60万円。
今回もしもダメだったらまた次回挑戦するつもり。
汚名を返上するまで絶対に諦める気はない。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
やった〜
リベンジ大成功!前回と…。
加藤雪窓の作品ですね。
秋田県出身。
明治29年に橋本雅邦の門下生になります。
そのあと山形県の酒田に落ち着くんですけども手前の人物中国の春秋戦国時代の人で伯牙という人です。
琴の名手なんです。
その向こう側鐘子期という人で伯牙のことをよく理解をした人なんですね。
輪違いのような印章が押してありますけどもこの形はね雅邦にもあるんですよ。
非常に雅邦のことを尊敬されていたというふうに思うんですね。
画風も非常に雅邦によく似てます。
実は横山大観とか下村観山とか同門なんですけども大観とか観山はどんどん新しさを取り入れて変わっていくんですけどもこれを見るかぎりは雅邦により忠実に描いてるというふうな作風ですね。
去年スタジオに登場した野田さんは野球やサッカーなどスポーツの熱狂的ファンで関連グッズを多数収集していた。
お宝は
もともとは有名なコレクターが持っていたもの。
その方が他界した後インターネットオークションに出品されていたため迷わず購入した
貯金してたん?50万。
はい。
ほんま?ご両親から借りてない?借りてませんよ。
もし今回これが高価なものやったらどうしましょう?売りまして婚活費用にあてたいと思います。
本人評価額はゲーリッグに敬意を表しなんと5,000万円
博物館にあってもおかしくない。
え〜!
今度こそ婚活費用捻出となるか。
野田さんが再び登場
ちょっと落ち込みましたかねじゃああのあとは。
婚活をするって言ってましたけど。
あのあとはどうなったんですか?婚活は。
もう5000円では婚活の費用にならない。
お宝は…
シーズン最多本塁打のタイトルを獲得したときのトロフィーである。
ジョー・ディマジオはニューヨーク・ヤンキースに所属し56試合連続安打という不滅の大記録を残した大打者でまたかのマリリン・モンローと結婚したことでも知られる
ディマジオが持ってたものが今自分の手もとに。
そうです。
すごいことじゃないですか。
去年コレクター仲間に見せてもらいひと目惚れ。
どうしても欲しくなり売ってもらえませんかとお願いしたところ20万円ならと言われたが…
僕はそこのところをねばりにねばって交渉しまして1万円まけてくれた。
はい。
本人評価額は堂々の100万円
とんでもない珍品なのでこれを手放すのは忍びないが今度こそ婚活費用を捻出し1日も早く結婚したい。
果たしてどうなるのか?
第12回リベンジ鑑定大会に登場したのはジョー・ディマジオが1937年シーズン最多本塁打のタイトルを獲得したときのトロフィー。
去年コレクター仲間に見せてもらいひと目惚れ。
どうしても欲しくなり19万円で売ってもらったが果たして結果は!?
どうぞジャカジャン!
まさか!
崩れ落ちた!婚活はどうかな?お腹に力入れて!確かにディマジオは1937年に最多本塁打のタイトルをとっていますけれども個人タイトルは賞ではありませんのでこういったトロフィーを作って選手に贈呈するという習慣がメジャーリーグには当時ありませんでした。
「HOMERUNKING」と書かれています。
アメリカでは通常シーズンのタイトル獲得者は「KING」とは言わずに「LEADER」という単語を使います。
これはおそらく日本で作られたトロフィーで直訳して「HOMERUNKING」というふうにそこに刻んだのだと思います。
このトロフィーの素材はプラスチックと金属です。
非常に安っぽいです。
過去にディマジオに贈られたトロフィーが市場に出回ったことがあるんですけれども600万円くらいするものもやはりあります。
去年スタジオに登場した佐藤さんは絵を描くのが趣味で自宅の敷地内になんと自分の作品を展示する美術館を建ててしまった。
しかしこれまで入場者はほとんどなく…
お宝は
15年前近所の道の駅に行くと老婆が骨董を売っておりこの茶碗にひと目惚れ。
どうしても欲しくなり80万円で購入した
家ではよく見てますけれどもスタジオで見たらまたすばらしいです。
いやいや自画自賛。
裏を返しましたら高台が低くてそして高台の中がやっぱり唐九郎のにおいがプンプンとします。
本人評価額は本物ならこれくらいはするはずと800万円
雪辱に燃える佐藤さんが再び登場
前回のあの放送のあとはいかがだったですか?その夜はすごかった。
放送が終わった夜は。
更にその後地元のラジオ局からこの番組に出演したときのことを話してほしいとの依頼があり生放送の番組に出演。
当初は15分の予定だったがとても盛り上がり…
お宝は…
10年ほど前になりますけども知り合いが庭を造りたいでも資金が少し足りないということで私のところに来られましてこの作品をなんとか200万で購入していただけないかっていうことで来られたんです。
そこで見てみるとすばらしい出来栄えだと思えたので迷わず言い値の200万円で買ってあげた
1万円まけてもらうとかないの?ないです。
なかったんですか。
特に気に入っているところは…
持ったら…。
今日もだからすばらしい作品のにおいがプンプン?
本人評価額は買ったときと同じく200万円。
これが本物だったら信用が一気に回復し自分の美術館の入場数も増えると思うのだが果たして結果は!?
どうぞジャカジャン!
よかった!
名品ですね。
島岡達三っていう人は濱田庄司に弟子入りするんですよ。
それで濱田庄司とそっくりのものばっかり作る。
そこで濱田さんが自分の独特のものを考案しろって諭すんですね。
それで作ったのがこの縄文象嵌というものなんです。
まだ生の土の上を組紐を転がしていくわけですね。
そこへコバルトを混ぜた白い土を埋め込んでいっている。
そして見込みに円い窓が6つございますね。
その中に白泥と鉄砂でもって草花文を描いてる。
それを1,300℃くらいの高温で焼きしめて叩くとカーンっていう音がまるで磁器のようになっておりますね。
でこの箱を見ますと地釉と書いてある。
この地釉っていうのは透明釉のなかに磁器を焼くときのカオリンという土をわずかに混ぜてそれですべて上掛けしてある。
ですからしっとりしたやわらかさがある。
これが島岡達三の焼物の特徴なんですよね。
生涯の傑作だと思いますよ。
くれぐれも大切になさって楽しんでください。
3年前スタジオに登場した若木さんは長年北海道で玩具店を経営していたが最近はほとんど客が来ないため売れ残った懐かしいおもちゃを展示する博物館をつくろうと考えていた。
そこでその用地として廃業した水産加工場を450万円で買い取ったが中は戸棚などが放置されたまま。
そのため…
お宝は
これがもし高ければ売り払いその改装費用に充てるつもりであった
いけ!あ〜!えっちょっとこれはかわいそうだわ。
やっぱりでした。
やっぱり!
その後おもちゃ博物館はどうなったのか!?若木さんが再び登場!
前回どうだったですかね?あの放送終わったあとは。
北海道は広いけども暇人が多いんでテレビがっちり見てるんですね。
テレビみんな見てるんですか?見てる見てる。
それでダメだったらおそらくまたね先ほどのジョー・ディマジオの次になるんじゃないかと。
しかしその後なんとか資金を調達し2年前おもちゃ博物館を開いた
めちゃめちゃすごいじゃないですかちゃんと。
現在は1960年代のおもちゃなどおよそ1万点を展示しているがこれに満足することなくもっと充実させるつもりでいる。
お宝は…
おもちゃ博物館を開いた際知人からお祝いとしていただいたもの
まあね。
なかなかお会いする方今ね…。
だけどねこの方なかなか堂々としてるんですね。
西郷さんみたいな空気出てます?僕。
出てます。
いい目つきしてますか?いえいえ。
本人評価額は期待を込めて70万円!なんと書いてあるのかまったくわからないがもしも本物ならこれもおもちゃ博物館に堂々と飾るつもり。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
残念!またもや惨敗!
ん〜!明時代の馬文升という政治家の詩が出典です。
世間を渡る道というものは羊の腸のように非常に曲がりくねっていると。
名をあげるということはカタツムリの角の上くらい狭いことではないかと。
それほどつまらないことではないかという。
流れがないんですねこの書には。
例えば世路ときて羊という字にいきますけどもいきなりそんなちっちゃく書くっていうことはないですよね。
それからカタツムリの角っていうところですね。
続いてますよね。
その部分が本来はもっとかすれてるはずなんですよね。
またでも待っておりますんで。
中島先生田中先生お元気でね。
また会いましょう。
第12回リベンジ鑑定大会はこれにて無事閉幕
続いては…
早速ご自宅にお伺いすると庭で猫の世話をしていらっしゃいました。
次なる依頼人は…
とてもお腹が空いていたようです
めんこいでしょ。
三浦さんは5年前東日本大震災でご自宅が4mの津波に襲われ全壊したため高台に建つこの家に移り住んだのですが半年ほどたった頃次々と猫がやってくるようになったそうです。
そのほとんどが住む家を失った飼い猫で…
うちで世話してます。
石巻は冬は特に寒いもんですからこの出入り口にこういうふうに紙を切ってすだれにして風を防いで作ってます。
猫たちもとても気に入っているそうです。
ところで…
三浦さんはもともと医薬品卸業の会社に勤務しており…
ということを聞きましたのですぐ訪ねていきました。
実は三浦さんは30歳の頃からそのお宝に興味がありいつか自分も手に入れたいと思っていたものの一度も目にする機会がなかったそうです。
そこでダメもとでその方の屋敷を訪ねると…
なんとそれは500年前の書状で武田信玄が川中島の戦いで武勲をあげた家臣馬場信房に褒美として与えたと書かれていたため本物に違いないと確信
今度はまとまった額の現金をかばんに入れ再びその方を訪ねたのでした。
用意した金額はなんと…
その500万円をおもむろに差し出し…
と頭を下げると快く応じてくれたそうです
鑑定よろしくお願いします。
500万大丈夫かな?依頼人の登場です。
宮城県からお越しのどうぞ!お願いします。
いや〜500万出しましたね。
今日はっきりしちゃいますけどいいですか?まずいんだけどね。
まずいんだよね。
エピソード的にはまずいんだよね。
いや〜でもそれくらいすごいもんじゃないかと。
はい!自信のほうはございますか?はい!じゃあ石坂さん見てみましょうか。
はい!ほ〜!刀には銘はないんですけど白鞘に有名な鑑定家の本阿弥公遜先生の鞘書きがあるんです。
これ1本の刀が鎌倉時代から武田家にず〜っと伝来したっていう証明だと思うんですよ。
川中島の際の武田信玄の論功行賞なんですけど。
でもこっちにね銘がないしいやほんとかなという疑いはなかったんですか?見ればわかるんです。
47年間刀一筋。
偽物のわけないです今のお話聞いてたら。
なんつって…。
いや…今褒めたら褒めたでどうなんですか?はい。
この鍔がね武田信玄の風林火山を表した鍔なんです。
日本で1つだけだと思いますよこれ。
奥さんはなんておっしゃってるんですか?正宗だなんだかんだ言うけど大根も切れねえような刀持ってくんなと。
京都国立博物館に鎌倉時代の作と思われる無銘の刀が寄贈された。
しかし調査の結果なんとそれは皇女和宮が第14代将軍徳川家茂に降嫁した際徳川家が孝明天皇に献上したもののその後行方不明になっていたものと判明したのであった。
その作者が日本刀剣史上最も有名な刀工…
慶長年間以前の刀いわゆる古刀は5つの地方で隆盛を極めたがその1つ相模で作られた刀を相州物という。
正宗は鎌倉時代の末相州鍛冶の祖新藤五国光に作刀を学んだとされるがそれ以外の経歴や生没年は不明である。
また正宗は自作に銘を刻むことが極めて少なくわずか数振りの短刀にその名を残すのみである。
その理由について室町時代の刀剣書にはこう記されている
すなわち日本一の名人が作った比類なき名刀であるがゆえにあえて銘を入れなかったというのである
この正宗を誰よりも高く評価したのは豊臣秀吉に仕えた刀剣鑑定家本阿弥光徳で光徳は秀吉が全国から集めた名刀を鑑定したが無銘の刀を正宗の作と見抜くと金象嵌で極めを記した。
そしてこれを受け秀吉が正宗の刀を褒賞として与えたためそれらは諸大名の憧れの的となったのであった。
その1つ城和泉守所持と刻まれたこの刀はもともとは武田信玄の家臣城昌茂の愛刀で現在は国宝に指定されている。
硬軟の鋼を組み合わせて鍛えた地肌は実に美しく刃文はゆったりと寄せる波のようなのたれに丁子乱れが混ざり変化に富んでいる。
また刃と地肌の境目に現れる細かな粒すなわち沸がまるで銀の砂を振りかけたようにキラキラと輝いている。
沸は鋼を焼き冷却することにより偶然現れる文様だが正宗の沸はまるで水墨画における破墨のごとくで雪の斑消えとたたえられた。
また江戸時代8代将軍吉宗は古今の名刀を網羅した『享保名物帳』を編さんさせたがそのなかでは名だたる名工を差し置いて正宗の作が最も多く山城の藤四郎吉光越中の郷義弘とともに天下三作と称され以来その名は不動のものとなった
改めて依頼品を見てみよう。
刃渡りはおよそ70センチで銘はないが大正から昭和にかけて活躍した刀剣鑑定家本阿弥光遜が相州正宗と鞘書きをしており更に昭和18年馬場七之助なる人物がこの刀を八幡宮に奉納したと記されている
またともに添えられた書状には武田信玄が川中島の戦いで武勲をあげた家臣馬場信房に正宗の刀を与えたとあるが…
ご本人の評価額をお聞きしますおいくらくらいでしょう?1,000万!わかりました1,000万でまいりましょう。
オープンザプライス!500万で買ってますからこっちは。
いけ!おっ…!4…40万。
これまた40万…。
相州正宗とは違うと思います。
はい。
正宗の沸というものはですね本当にキラキラ光りまして銀河のように輝くんですね。
これはそういう光が戻ってこないんですね。
150年くらい下がったところの関の刀ではないかと。
で鞘書きこれはですね残念ながら光遜さんの鞘書きではないですね。
本阿弥光瞭ですね。
光遜さんのお弟子さんです。
光瞭さんの場合沸がこうついてまして少し乱れててそういうのが入った刀はなんでもだいたい正宗。
であとこの鍔なんですけどねこれは風林火山ではありません。
鶴丸というやつです。
鶴が松の木の上に行って羽をこういうふうに上げた図柄なんですけども日本航空JALのマークになっております。
でその書状は花押が2つついてますけどもこれはあげた人がかしこまってサインをするものであってですねもらう人がですねありがとうってサインなんかしないんですね。
領収書じゃないですからね。
でもねちゃんと事実が知れましたね。
でも40万ですから猫ちゃんのいい家建てられるような。
ね?これからは猫ちゃんにちょっとね愛情をじゃあ注いでいただいてよろしいですか?はい!すみません。
ありがとうございましたどうも。
ありがとうございました「鑑定団」また来週ですさようなら。
2016/01/12(火) 20:54〜21:54
テレビ大阪1
開運!なんでも鑑定団【名刀“正宗”登場!?果たして本物?】[字]
500万円で購入した、鎌倉時代を代表する名工の傑作と言われるお宝。武田信玄が川中島の戦いで武勲を挙げた家臣にそのお宝を与えたと書いてある書状もあるが、果たして?
詳細情報
番組内容1
【信玄が家臣に与えた!?鎌倉時代の名宝】
お宝は、鎌倉時代を代表する名工の傑作。
20年程前、近所の屋敷に住む人が凄いお宝を持っていると聞き訪ねてみた。お宝は見せてくれなかったが、添えられた書状だけ見せてくれた。そこにはなんと、武田信玄が川中島の戦いで武勲を挙げた家臣にそのお宝を与えたと書かれているではないか!これは名品に間違いないと確信!
番組内容2
3ヶ月後、今度は現金500万円を用意して再び訪ねると、快く譲ってくれた。そのお宝とは、名刀と名高い“正宗”。はたして信玄の書状は本当か?そして正宗の名刀に驚きの鑑定額が!
出演者
【司会者】石坂浩二、今田耕司
【アシスタント】吉田真由子
【ゲスト】岩崎良美
【出張リポーター】松尾伴内
【ナレーター】銀河万丈、冨永みーな
鑑定士軍団1
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
阿藤芳樹(「阿藤ギャラリー」代表取締役)
永井龍之介(「永井画廊」代表取締役)
鑑定士軍団2
増田孝(愛知東邦大学教授)
大熊敏之(富山大学大学院芸術文化学研究科教授)
柴田光隆(「刀剣柴田」代表取締役)
ホームページ
http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32118(0x7D76)
TransportStreamID:32118(0x7D76)
ServiceID:41008(0xA030)
EventID:49301(0xC095)