車の中から前方を見つめる女。
去年12月から今月までの間顔に重いヤケドを負った3歳の次女、羽月ちゃんを病院に連れて行かず、埼玉県狭山市の自宅に放置したとして逮捕された母親の藤本彩香容疑者。
同居している大河原優樹容疑者も逮捕された。
事件が発覚したのは今月9日。
大河原容疑者からの110番通報で警察が駆けつけたところ羽月ちゃんが布団の中で顔にヤケドをした状態で死亡していました。
羽月ちゃんはその場で死亡が確認され司法解剖も行われたが、死因はわからなかったと言う。
取り調べに対し、こう供述しているという藤本容疑者と大河原容疑者。
羽月ちゃんは顔全体にヤケドをしていたほか、ヤケド以外の複数の傷があったと言う。
また部屋の押し入れの戸は内側から開かないように細工されていたとのこと。
ヤケドと死亡との間に因果関係はあるのか。
専門家はこう指摘する。
自宅周辺では羽月ちゃんが夜中、自宅の外に出される様子が目撃されていた。
ままごとが好きだったという羽月ちゃん。
救うことはできなかったのか。
警察は、去年6月と7月の2回、近くの住民から、女の子が玄関前に出されているなどの通報を受け、自宅に駆けつけて、藤本容疑者から話を聞いた。
虐待を受けている痕跡が確認できなかったことから2回とも児童相談所には通告しなかったと言う。
しかし、この時期に羽月ちゃんを目撃した近くの女性は、こんな証言をする。
羽月ちゃんはこれまで検診を1度も受けておらず、狭山市の担当者が藤本容疑者の実家を2回、訪問していた。
藤本容疑者から生活については実家の支援を受けていると説明され、羽月ちゃんとの関係も良好に見えたとのこと。
警察は羽月ちゃんが日常的に虐待を受けていたと見てヤケドをしたいきさつや死因を調べている。
凄惨な虐待が日常的に行われていた疑いが出てきました。
今回のケースでは、地域社会は警察に通報して一定の役割を果たしていたんですけれども、その一方で行政期間の連携不足という言葉がちらつくのは残念であり、悲しいことですよね。
国は児童福祉法などの改正で対応しようとしているようですが、こうやっている間にもまた子どもたちが犠牲になっているかもしれないわけですから、やはり今何ができるかということとともに根本的に虐待がなぜ起きるのか、そこにまずは向き合わなきゃいけない気がしますね。
年明けから値下がりが続く東京株式市場は今日も大幅に値を下げました。
原因は、原油価格の下落です。
原油安は世界経済にとって大きなリスクとなっています。
都内のガソリンスタンド。
レギュラーガソリンの店頭価格は1リットル当たり105円で去年の夏と比べると2割近く下がっている。
原因は原油価格の下落。
消費者にとってはうれしいことだが、これが今、株式市場のリスクとなっている。
ニューヨーク原油の先物相場は一時、1バレル=30ドル台まで値を下げ、12年1カ月ぶりの安値水準となった。
それを受け、日経平均株価が一時、500円以上値下がりするなど全面安に。
では、なぜ原油が下がると株価が下がるのか。
専門家が指摘するのはオイルマネーの逆流。
中国の景気減速などで原油の需要が減る中、産油国のサウジアラビアはイランへの対抗策から原油の増産を続けているため原油価格が下落している。
原油価格の下落によって財政状況が悪化した産油国がこれまで株式市場に投資していた巨額のオイルマネーを市場から引き上げ始めている。
専門家によると、去年6月時点でサウジアラビアなど中東の4カ国から株や債権の市場に270兆円ものオイルマネーが流れ込んでいたと言う。
市場関係者は、原油価格の下落は今後も続くと見ていて株価にとっては厳しい状況が続きそう。
北朝鮮の核実験を受けて、アメリカ軍がこちらの戦略爆撃機B52を朝鮮半島に派遣しました。
大きさは、路線バスのおよそ5倍と非常に大きな機体です。
日本に原爆を投下したB29の次の世代の爆撃機で、核爆弾も搭載可能です。
この機体はグアムの基地を出て日本の上空を通過し、韓国上空に向かったと見られます。
こうした動きに対して北朝鮮側は戦争の瀬戸際まで追い込んでいるとアメリカへの反発を強めています。
北海道の千歳基地。
在日アメリカ海兵隊と航空自衛隊の日米共同訓練が2年半ぶりに始まった。
訓練自体は北朝鮮の核実験より前から決まっていたものだが、アメリカと日本の連携ににわかに関心が高まっている。
これは昨日の「朝鮮労働新聞」に掲載された写真。
キム・ジョンウン第一書記が水爆を開発した研究者らと写真におさまっている。
水爆実験の成果を強調する北朝鮮にアメリカが力で対応し始めた。
核兵器も搭載できるB52戦略爆撃機を韓国に派遣した。
グアムのアンダーセン空軍基地に所属するB52は韓国へ飛行する際には日本周辺を通過したものと見られる。
アメリカ軍幹部は作戦の狙いについて韓国に加え、日本を守ることに対する決意の証しだと言明。
日本の防衛当局も事前に作戦について知らされていた模様。
去年の秋には、自衛隊とアメリカ軍の幹部らが平時から連絡を取り合う同盟調整メカニズムの運用も始まっていて今回の情報共有にも活用されていると言う。
防衛省の幹部は各国との連携の状況をこう評価する。
こうした中、明日、ソウルでは北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の日本、アメリカ、韓国の首席代表者会合が開かれることが決まった。
徐々に狭まる日米韓の包囲網。
ただ、懸念もある。
米韓は、B52戦略爆撃機の派遣に続き、アメリカの原子力空母や原子力潜水艦を朝鮮半島周辺へ展開することも検討。
緊張が一気に高まり北朝鮮が弾道ミサイルの発射実験など新たな挑発に踏み切りかねないとの懸念も出ている。
北朝鮮の瀬戸際政策に強い姿勢で応じる米韓両国。
事態はチキンレースの様相を呈している。
こちらの映像をご覧いただきたいんですが9日の朝鮮中央テレビの映像なんですが、キム・ジョンウン第一書記の前でファン・ビョンソ軍総政治局長がイスから降りて、ひざまずいて話をしている映像が流されたんですね。
この映像を見ると、やはりナンバー2ですらトップの暴走を止めることができないのが明らかなんですね。
恐怖政治の象徴ともいえる映像がわざわざ流されたというのは権威づけのためだと言われていますね。
その北に対して今もお伝えしたようにアメリカはB52を派遣して牽制したわけですよね。
これだけ国際社会が制裁に足並みをそろえられるかというのが課題の一方で、こういう軍事的な手法がどういう効果を生み出すことになっていくのか、ここですよね。
核兵器の使用というのはまず現実味はないんですが、B52に搭載するバンカーバスターという爆弾が脅威だと思うんですね。
ちょっと実験映像を見ていただきたいんですが、貫通爆弾と呼ばれているんですけれども、20〜30mまで地下に潜って爆発する爆弾なんです。
地下の軍事施設だけではなくて暗殺対象者の地下の隠れ家も破壊するわけなんですね。
イラク戦争でも使われまして、地下に隠れたフセイン大統領を狙って大量に投下された爆弾なんです。
こういうことはキム・ジョンウン氏も知っているはずですから、かなり脅威に感じていると思います。
刑務所を再び脱獄し、拘束されたメキシコの麻薬王ことグスマン受刑者。
メキシコ当局がグスマン受刑者の隠れ家に突入した際の映像を公開しました。
激しく鳴り響く銃声。
手りゅう弾を投げ込む様子も確認できる。
これは二度にわたって刑務所から脱獄した麻薬組織の最高幹部、ホアキン・グスマン受刑者が潜伏していた隠れ家にメキシコ海兵隊などが突入した際の映像で現地11日、当局が公開した。
この激しい銃撃戦でグスマン受刑者の関係者と見られる男5人が死亡した。
ロイター通信によると、グスマン受刑者は鏡の後ろの隠し扉からトンネルを使って下水道まで逃走。
しばらくそこに身を潜めていたが、雨によって水かさが増えたためマンホールから外に出た後に身柄を拘束されたとのこと。
拘束された際、グスマン受刑者は俺の休日が終わったとつぶやいたとの情報もある。
一方、ハリウッド俳優のショーン・ペンさんがメキシコの女優らとともに逃走中のグスマン受刑者に極秘接触し、インタビューしていた問題でメキシコの新聞は、グスマン受刑者に会うため、空港に到着したショーン・ペンさんと見られる写真などを掲載した。
メキシコ当局が撮影したものと見られるが、ショーン・ペンさんはAP通信に取材に対し、当局に監視されていたことについて、やましいことは何もないとだけコメントしている。
メキシコ当局は、この極秘接触がグスマン受刑者を拘束するための非常に重要な要素となったとしている。
全国で最も寒い朝でした。
朝日を浴びてきらめいているのは空気中の水蒸気が凍ったダイヤモンドダスト。
陸別町は今朝7時前にマイナス23.9度を観測し、この冬、全国で一番の冷え込みとなった。
どのくらいの寒さかというと濡れたタオルを10秒ほど振り回してみると…パリッパリに凍りました。
1時間ほど外に置いたバナナはカチカチに凍ってしまう。
シャボン玉を膨らませると数秒で凍って、ふわりと飛び散るように割れてしまう。
一方、東京では初雪を観測。
平年より9日遅く、去年より29日遅い初雪。
安倍総理は年末に日本と韓国が従軍慰安婦問題での合意に達したことに関連し日本が求めているソウルの日本大使館前にある少女の像の撤去について、移転されると考えていると述べた。
また、安倍総理はせっかく合意したわけだからお互いの感情を逆なですることがないよう、言葉遣いに注意していると話した。
明治時代から続く新年恒例の講書始の儀が皇居・宮殿で行われました。
講書始の儀は学問の奨励を目的に様々な学問の第一人者から講義を受ける行事です。
午前10時半から天皇・皇后両陛下や皇族方が西洋中世史、労働経済学、宇宙物理学の3人の専門家から講義を受けられました。
厳かな雰囲気の中、両陛下は熱心に耳を傾けられていました。
平均寿命が全国で最も短い青森県である取り組みが今、注目されています。
生活習慣病を予防するため地方銀行が行員に対して減量するよう業務命令を出したのですが、果たして効果はあったのでしょうか。
青森に本店を置くみちのく銀行。
スーツをトレーニングウェアに替え、体を動かす職員たち。
なぜ、こんなに一生懸命取り組んでいるかというと…その業務命令とは、脱メタボ。
驚きのミッションの裏には青森県が長年抱える深刻な事情がある。
こちらは都道府県別の平均寿命。
青森県は1965年に統計を取り始めて以来、全国最下位から抜け出せない状態が続いている。
特に懸念されているのが、働き盛りの男性。
45〜49歳の死亡率は全国一の長寿県・長野のおよそ2倍に達している。
そこでみちのく銀行は、おととし4月に健康経営宣言を発表。
生活習慣病のリスクが高いメタボリックシンドロームの職員を対象に県内の企業で初めて取り入れたのがメディコトリム。
メディコトリムとは、メディカル=医療とトリム=整えるをかけた言葉。
医療の力で体を整えるその取り組みは運動はもちろん、研修やさらには食事のカロリー計算まで徹底している。
では、メディコトリムはどれほどの効果を上げているのか?小野博之さんは47歳。
メディコトリムを始める前の体重は83kgだった。
小野さんが重点的に実践したのは食事のとり方。
野菜、おかず、ご飯の順に食べる生活を続けた。
すると、1年5カ月後、体重は69.8kgに。
なんと13.2kgの減量に成功した。
みちのく銀行が去年8月、メディコトリムを実践した職員64人を調べたところ、54人が減量に成功。
中には20%以上、体重が減った人もいた。
脱メタボで職場に空気が明るくなったという企業側。
この動きをほかの企業にも広げたいと指導する医師は話す。
企業がリードする脱メタボ。
2016/01/12(火) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ[字]
取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。
詳細情報
番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
出演者
【Nスタ ニューズアイ】
竹内明(TBS報道局)
佐古忠彦(TBS報道局)
加藤シルビア(TBSアナウンサー)
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