(ナース)じゃあ血圧測りますね。
(ナース)すぐ先生に診てもらいますからね。
(神林)じゃあ内科入院で一晩様子見ましょうか。
(純子)はい。
ありがとうございました。
どうも。
お大事に。
(佐智)次は広岡美奈代さん!はい。
(一重)はい。
広岡さん。
広岡美奈代さん。
(小田切)はいお大事に。
ふうー。
(早苗)次お願いします。
(佐智)次渋谷さつきさん!
(早苗)渋谷さん。
(朋子)急患来ました!
(奈津)ストレッチャー入ります。
(馬場)前空けてもらえますか?
(奈津)すいません。
通ります。
(救命士)すいません。
(馬場)通れるかよ?これ。
(救命士)どうしてこんなにナースが?
(奈津)コスプレパーティーで食中毒があったんです。
(馬場)ミニスカのナース偽者だから。
気を付けてっていうか大体分かるね。
(奈津)レントゲンの用意は?
(紗江子)できてます。
ちょっと動かしますよ。
(馬場)せーの。
(一同)123。
(進藤)よし。
後は眼科コンサルトだ。
(ゆき)眼科行きますからね。
(城島)はい。
じゃあ5分後によろしく。
進藤先生。
ICUの古藤さんお願い。
分かりました。
(矢部)もう大丈夫でしょう。
(みどり)今日から内科の病室に移りますよ。
(神林)萌ちゃん。
神林です。
よろしく。
(神林)かわいいね。
これビーズっていうんだっけ?
(みちる)あの。
わたしが飾ったんです。
いつもこの子こうやってるんで。
あ…。
そう。
(奈津)これ自分で作ったの?学校ではやってるの?
(弘正)学校にはほとんど行けません。
(神林)娘さんの重積発作は6回目。
(みちる)はい。
アメリカで治療を受けられるんですか?クライン先生という方が主催する喘息キャンプに来週から参加するんです。
長時間飛行機に乗るわけだ。
まず体力取り戻さなきゃね。
(神林)ウチの子供もね好きなんだよ。
ビーズ。
(奈津)お子さんっておいくつなんですか?子供いないよウチ。
えっ!?ベッドを飾り付けるなんて入院慣れしてんだな。
(たまき)今回肝性こん睡で倒れられたとなるとご主人は肝臓の移植を受けることを考えたほうがいいと思います。
(城島)ご主人の三親等以内には血液型の合う方がいらっしゃらなくて。
(奈々子)同じAB型はわたしだけです。
はい。
ドナーになれるのはわたしだけなんですね。
嫌です。
(たまき・城島)はっ?肝臓あげるなんて。
左太ももを刃物で刺されて昨夜遅く運ばれてきました。
(垣内)傷の具合は?全治2週間ですね。
(座間)2週間か。
どうぞ。
あの。
警察の方。
(垣内)この人か?間違いありませんね。
(垣内)ゆうべチンピラ八人に絡まれて刺されたんですよ。
八人!?よくこれだけの傷ですんだな。
その代わり相手は全員殴り倒されて病院行きだって。
(座間)坂崎元。
日本ランキング2位のプロボクサーです。
プロボクサー。
坂崎さん。
分かりますか?
(ナース)バイタルチェックしに行きましょうか?
(ナース)はい。
分かりました。
(オープニングテーマ)
(城島)ドナーは肝臓の半分を提供することになりますが大体4週間前後で元のサイズに戻ります。
肝機能障害の可能性もまずないと思っていいでしょう。
心配されるほどの負担はないんです。
ご主人このままだとベッドから起き上がる事もできなくなります。
わたしたち結婚したの先月なんです。
思ってた結婚と違ってたんですよね。
主人は仕事で毎日遅いし最近は二人で外食する事もないしだって。
何の関係があんのよ?旦那の命がかかってんのに!要するにそこまで愛してないってことでしょ。
(馬場)結婚式のときに誓ったんじゃねえのかよ。
病めるときも健やかなるときもってさあ。
結婚は神の前で交わす契約だもんね。
肝臓あげることまでは契約事項に入ってなかったのよ。
あまり深入りするなよ。
医者はドナーになることを強要できないんだからな。
そこまでかかわるつもりはありません。
ウチで移植やるわけじゃないんだから。
(矢部)医局長の奥さんだったらドナーになってくれます?当たり前だろ。
でも奥さんはそう思ってないかも。
えっ!?
(奈津)ありがとう。
(萌)名前何ていうの?名前?何の名前?先生の子供。
ヒロミっていうんだよ。
わたしより背高い?えっ?ヒロミが?うーん。
同じぐらいかな。
テレビは何が好き?あー。
アニメ?そう。
ほら。
変身するヤツ。
何とかまる子ちゃん。
まる子ちゃん変身しない。
どんなビーズ作ったの?ヒロミが?あのー。
どんなんだっけかなあ。
見たい!
(二人の笑い声)
(井ノ原)痛むか?坂崎。
(杉)2週間で治るってよ。
よかったな。
誰ですか?ボクシングジムの会長とトレーナーだ。
(坂崎)参ったよ。
いきなり後ろから刺してくんだからよ。
何でお前被害者なのに逃げたんだよ?「何で」って。
(杉)お前がケンカふっかけたのか?いや。
退屈だったからさボコボコにしてやったよ。
プロボクサーが人を殴ったら傷害だぞ。
ライセンス取り上げられてもいいのか!どうせまた弁護士雇って何とかしてくれるんだろ。
坂崎!何度俺たちを困らせりゃ気が済むんだ!?
(杉)もういいじゃないですか。
会長。
あっ先生。
あの傷ボクシングに響きますか?まず影響はないでしょう。
そうですか。
はい。
坂崎はウチの金の卵なんですよ。
よろしくお願いいたします。
金の卵か。
うっ!
(朋子)うわっ!アハハハハ。
(朋子)やめてください!なかなかいい。
なかなかいい。
ねえ?ねえ!ハハハハ。
(萌)かわいい!これヒロミちゃんが作ったの?萌ちゃんにプレゼントだって。
萌ちゃんが元気になりますようにってお守りだよ。
フン。
早く病気治してウチの子の彼女になってくれる?ヒロミちゃんって男の子なの?えっ?男の子だよ。
ああ!ビーズで勘違いしたのか。
普通ビーズは女の子だもんね。
(朋子)先生。
萌ちゃん呼吸機能検査の時間ですけど。
あっはい。
はい。
萌ちゃん。
お願いします。
はい。
何で急に男の子にしちゃうんですか?分かんない。
嘘だってばれちゃいましたよ。
どうしよう。
どうしようって…。
ねえ?ちょっと。
検温の時間ですよ。
だりぃ。
坂崎さん。
そんなわがまま言わないで。
うるせえな。
ほっとけっつってんだろ。
ちょっと。
やめてください!ちょっと!どうした?あっ進藤先生。
(坂崎)あっ!あーっ!痛え!トレーニングは禁止だ。
おい!傷を治したかったら言うことを聞け。
早くボクシングに復帰したいんだろ?ああ。
早くチャンピオンになって偉そうにしてる先生を見返してやんねえとな。
しゃべってるだけでも痛いだろ。
その我慢強さはなじっとしてることに使え。
なっ?これどっかしまっとけ。
はい。
(ゆき)これ測っといてくださいね。
うっ!あっ!ふうー。
あの野郎。
(佐智)たくさんいるわよきっと。
旦那に肝臓提供するくらいなら離婚するって奥さんは。
正直な話ウチのも分かんない。
研修医に突っ込まれたときはもうドキーッとしちゃったよ。
アハハハハ!これ止まんなくなっちゃう。
うん。
止まんない。
でどうなったの?その桂川さん問題は。
旦那のお母さん来ちゃってさ。
今奥さんと話し中。
ちょっと!嫁と姑が話してんの!?大丈夫大丈夫。
クールな香坂先生が一緒だから。
(富喜子)どういうつもり?奈々子さん。
夫を助けるのは妻の役目でしょ!お母さん。
興奮しないで。
肝臓半分ぐらい何てことないじゃない。
違うんです。
これは旦那さんへの愛情っていうか結婚生活の問題で。
お母さんと同居するなんてわたし聞いてませんでした。
同居したがったのはあの子よ。
あんたの料理がまずすぎるからって!お母さん。
何てこと。
(奈々子)ひどーい!肝臓なんか絶対にあげない!まあ。
あんた鬼嫁だわ!ちょっとちょっと!薄情者!ダメダメダメ!落ち着いて!
(二人の言い争い)落ち着いてー!まあ穏やかな話し合いだったかな。
(城島)へえー。
普通なら修羅場になるよな。
姑が嫁につかみかかってもおかしくないからな。
(矢部)クールな香坂先生がついてたからですよね。
まあね。
あれ?ボタン変ですよ。
えっ?ボタン。
あれ?どうしちゃったのかしら。
変なとこ見ないでよ。
すいません。
どうして女の子が急に男の子になっちゃうかな?あっ分かった。
ウチの奥さんが男の子ほしがってたからだ。
うん。
ヒロミなんて紛らわしい名前つけるからよ。
萌ちゃんには謝るしかないよな。
止まらなくなっちゃうなこれ。
正直に言うべきだね。
全部作り話だったって。
あー。
どんな顔して言えばいいのか。
あっ神林先生。
萌ちゃんのご両親がお話があるそうです。
(奈津・神林)えっ!?親が出てきたか。
面倒なことになるのだけは勘弁だよ。
神林先生。
(奈津・神林)どうもすいませんでした!
(二人)申し訳ありませんでした!
(奈津・神林)えっ?
(弘正)息子さんが友達になってくれるというのに萌が失礼な態度を取ってしまったそうで。
はっ?
(みちる)娘は女の子としか遊んだことがなかったので戸惑ったんです。
ホントはすごく喜んでます。
(弘正)ぜひ友達にしてやってください。
そうですか!何だぁ。
そう言ってもらえると息子も喜びます。
似てる?ん?ヒロミ君先生に。
どうかなあ。
そっくりよ。
この顔をこのまま子供にした感じ。
あだ名はそら豆。
ツルン。
そら豆。
(三人の笑い声)
(坂崎)そら豆ねえ。
えっ?どんなお子さんなんですか?もやしみたいな?ひ弱なんだよ。
ヒロミ君体が弱いの?小さいころだけどね。
それでなかなか友達できなかったんだ。
わたしと同じ?だから萌ちゃんつらいのよく分かるんだよ。
会いたいな。
ヒロミ君に。
(神林)そのうち。
ねっ?今ほら風邪ひいちゃっててさ。
何鍛えてんの?矢部君。
えっ?男はさ結局腕力なんだよ。
クソ!見て。
萌ちゃんの検査データ。
えっ?状態よくなってるの。
ホントだ。
信じられないでしょ?うん。
こんなことってあるんだね。
まあ喘息は精神的な影響も受けますからね。
きっとヒロミ君のお陰ですよ。
水ようかん食べよ。
小豆と小倉どっちいい?
(坂崎)よお。
ホントのこと教えてやろうか?
(奈津)お母さん電話口で涙声になってましたよ。
そうか。
はい。
(紗江子)神林先生。
萌ちゃんが。
どうした?萌ちゃん。
苦しいの?ヒロミ君はホントはいないって坂崎さんが。
チクんなよ。
バカ!何てことするのよ。
(坂崎)医者の偽善を教えてやったんだよ。
それがこの子のためになるってこと?信じられない!あんたなんか!
(神林)太田川先生。
やめなさい。
ごめんね。
萌ちゃん。
悪気はなかったんだよ。
ほっとけっつってんだろちょっとあっ!ああー痛え!ああっ。
痛えー。
痛え。
痛みますか?
(坂崎)ああ。
ちょっと診ましょうね。
退院したら俺とつきあわねえか?あっ!ちょっと!アハハハ!
(井ノ原)脳血管の異常!?この辺り煙のようになってるの分かりますか?細かい血管が異常な形で広がってるんです。
ウィリス動脈輪閉塞症です。
運動マヒやけいれん場合によってはクモ膜下出血をきたすような病気です。
あの。
治るんですか?症状は軽いので安静にしてれば日常生活に支障はありません。
そうじゃなくてボクシングさ!それは危険です。
ボクシングはもう無理でしょう。
嘘だろ!ここまで育ててそりゃないよ。
本人にはまだ伝えてないんだ?ええ。
会長が様子を見て話すそうです。
同情することないですよ。
自業自得。
ボクシングができなくなるだけのことだしな。
矢部。
なあ?気持ち分かるけど僕らは医者なんだから。
(奈津)萌ちゃんどんどん具合悪くなってるんです。
あいつのせいです。
(矢部)僕もそう思います。
いや。
僕が悪いんだよ。
気分はいかがですか?おなか張りませんか?奈々子は?ご主人の着替え取りに帰られました。
何だかんだ言ってもやっぱり奥さんなんですね。
考え直してくれたのかな。
・
(城島)ちょっと待って!奥さん!何なの?これ。
あなたに来てるメール全部わたしの知らない女から。
(耕作)これはねあの。
こん中にいるんじゃないの?肝臓くれる人。
お願いしてみれば?
(耕作)みんな飲み屋の女の子だって。
奈々子ぉ。
(三宅)よお。
三宅さん。
(三宅)ケンカで刺されたんだって?記事にするんですか?スポーツ新聞で取り上げるほどのことじゃないでしょ。
いやいや。
ネタになるよ。
新人王取ったボクサーが傷害事件起こしたあげくに引退だからな。
「引退」?お宅の会長から聞いてきたぜ。
えー。
ウィリス動脈輪閉塞症。
大変そうな病気になったもんだな。
(三宅)どうよ?引退に追い込まれた感想は?あっ?とりあえず写真先撮っとくか。
(みどり)ちょっと!あの。
やめてください。
やめてください。
おい!何やってんだ?おい!おい。
ちょっと待ってくれ。
離せよ。
お前誰だ?患者に何を言った?
(矢部)坂崎さんは?
(みどり)えっ?分かんない。
今までいたのに。
(ゆき)どこ行っちゃったんだろ。
捜すんだ!
(ゆき・矢部)はい。
(坂崎)会長。
俺は引退なんかしねえぞ。
ふざけんな!迷惑してんのはこっちだ!才能あったから大目にみてきてやったのにここまで来てつぶれやがって。
お前なんかもういらないよ!おい!・
(井ノ原)それからあの傷害事件な正当防衛にはならねえぞ。
どっちみちライセンスははく奪だ。
(坂崎)なあ?会長。
・
(井ノ原)坂崎。
お前はもう終わったんだ。
(電話の不通音)
(坂崎)終わった!?終わった?フィルムは取り返したぞ。
よし。
病室に戻るぞ。
うるせえ!ああっ!
(矢部)進藤先生!俺からボクシング取ったらな何も残んねえんだよ!ああっ!ちょっと待て!
(矢部)お前!
(矢部)うっ。
(坂崎)ああっ!あっ!ああー!ちきしょー!裏切りやがってよ!手のひら返すようなことしやがってよ!ちきしょう…。
(ゆき)誰か!おい!騒ぐな。
警察ざたにしたくない。
(坂崎のうめき声)傷口は大丈夫だ。
俺がどうなろうとおめえらに関係ねえだろ!どんなヤツだろうがお前は俺の患者だ。
ガーゼ。
(ゆき)はい。
ちきしょー!もう信用できるヤツなんて誰もいねえんだよ!あんたが自分で敵をつくってんじゃないか!矢部。
ちょっとやめろ。
人のことばっか恨みやがっていつも自分から先に手出してんだろ!俺はホントにもうダメなのか?ボクシングはあきらめろ。
包帯です。
お前が巻いてやれ。
(坂崎の泣き声)冷静に。
冷静に。
どうか冷静に聞いてください。
ドナーになるかどうか決めるのは奥さんです。
わたしたちはご主人の容態を説明することしかできません。
それを聞いてお二人で話し合ってほしいんです。
城島先生。
はい。
えー。
ご主人の今の状況はですね。
(奈々子)何も聞きたくないわ。
結局わたしを追い込もうとしてるんじゃない!失礼します。
待って!今日はご主人のそばにいてあげて。
もうほっといてください。
じゃあ離婚届持ってきてあげるからハンコ押しちゃいなさいよ!
(城島)香坂先生。
今日は冷静に話すんじゃ?医者として言ってるんじゃないわ。
個人的な意見よ。
自分の体の一部を差し出せって言われてるんだから嫌だったらさっさと別れればいいじゃない。
夫婦続けたいの?やめたいの?ご主人のこと愛してるの?愛してないの?正直な気持ちはどっちなのよ?
(たまき)ご主人のこと愛してるの?愛してないの?正直な気持ちはどっちなのよ?
(井ノ原)お前はもう終わったんだ
(矢部)あんたが自分で敵をつくってんじゃないか!人のことばっか恨みやがっていつも自分から先に手出してんだろ!
(進藤)どんなヤツだろうがお前は俺の患者だ
(萌の苦しそうな息遣い)おい。
どうした?
(紗江子)ゆっくり呼吸してね。
(ナース)お願いします。
(ゆき)大丈夫だからね。
(警告音)
(神林)萌ちゃん。
(奈津)萌ちゃん。
(ゆき)サチュレーション下がってます。
(紗江子)挿管準備しますか?いや。
マスクでいい。
はい。
点滴も。
(紗江子)これお願い。
(ゆき)はい。
萌ちゃん!萌ちゃんしっかり!萌ちゃん!萌ちゃん!救急カート持ってきます。
(神林)うん。
(ゆき)マスクつけるよ。
(奈津)萌ちゃん!
(神林)ライン取れ。
萌ちゃん。
太田川!落ち着け。
ラインだ。
はい。
(ゆき)萌ちゃん。
頑張って。
(神林)萌ちゃん。
ヒロミってさ実は僕のことなんだ。
僕はね子供のころそら豆ってあだ名で体が弱くてホントに友達がいなかった。
8歳の夏にね手紙書いたんだよ。
便せんに大きな字で「誰か僕の友達になってください」って。
それから住所と名前を書いてケチャップの空き瓶に入れて港の桟橋から海に投げたんだ。
この手紙がどこかに流れ着いて誰かが読んでくれますようにって。
遠い外国に流れ着いてもいいから誰か僕の友達になってくれますようにって。
(神林)返事は秋になっても冬になっても来なかった。
春になって。
返事来たんですか?うん。
(一同の笑い声)何て書いてあったの?「僕が友だちだ。
いつでも君を見守ってる」それだけ?名前もなかった。
でも僕はねうれしかったよ。
初めて友達ができたんだから。
誰かが自分のことを見てくれてることって幸せなんだよ。
かけがえのない存在になる。
僕は萌ちゃんのそんな友達になりたかった。
(坂崎)信じねえぞ俺は。
(坂崎)俺はな親からも優しくされた事なんかねえんだよ。
誰かが自分のことを見守ってくれてる?そんなヤツ世の中にいるわけねえだろ。
どうせそれも作り話だよ!君にだってきっとかけがえのない人が現れる。
(弘正)さあ。
よいしょ。
飛行機の中ではしゃいじゃダメだよ。
しっかり寝てね。
うん。
うん。
じゃあ行こうか。
待って。
(萌)お兄ちゃん。
これあげる。
早くよくなってね。
(泣き声)ごめん。
ごめんな。
(弘正・みちる)ありがとうございました。
萌ちゃん。
きっと元気になるよ。
きっと。
失礼します。
ちょっと待って。
ありがとう。
ヒロミ君。
うん。
(弘正)失礼します。
(神林)どうも。
バイバイ。
(奈々子)わたしドナーになります。
えっ?
(奈々子)やっぱりかけがえのない人ですから。
(富喜子)わたしが切ってあげるよ。
いいよ。
子供じゃないんだから。
(富喜子)そう。
覚悟決めましたわたし。
そう。
じゃあご主人を第一外科に移しましょう。
(進藤)事情聴取は無理させないでください。
(垣内)分かってます。
彼はあくまでも参考人ですから。
(座間)正直にあったことをしゃべってくれるよな?
(坂崎)ええ。
話しますよ。
悪かったな。
ホントだよ。
世話になったよ。
何かあんのかな?ボクシング以外に。
見つかるさ。
本気で探せばな。
あんなヤツ絶対友達になれませんよ。
わたしも。
患者じゃなかったら。
わたしも。
患者がいない!これはいいこと?結構なことじゃないの。
アハハ。
(神林)萌ちゃん大丈夫かなあ。
あの夫婦もボクサーもこれからどうなるか僕たちには分かんないんだよな。
ええ。
どうしてこんなこと考えちゃうんだろう。
こんな暇な夜はめったにないからでしょう。
そうか。
あしたからまた忙しくなりますよ。
うん!・『いつのまに』2016/01/12(火) 14:55〜15:50
関西テレビ1
救命病棟24時 #06[再][字]【帰ってきた天才外科医!命と向き合う使命感とは…】
「キミは友だち」
詳細情報
番組内容
喘息の発作をおこし、両親に付き添われ運び込まれた少女、永尾萌(井上結菜)。肝臓昏睡で倒れ、昏睡状態で横たわる桂川耕作(櫻庭博道)。そして、チンピラとの乱闘騒ぎをおこし、左太股を負傷したプロボクサー坂崎元(青木伸輔)。救命センターICU室に、三人の患者が入った。重い喘息を抱えた萌。萌の担当となった、神林(小日向文世)は、いもしない我が子の存在を作りあげ、
番組内容2
学校にもいけず友達も作れない萌を励まそうとする。
耕作の担当となった、たまき(松雪泰子)は、肝臓移植を拒む唯一のドナーである耕作の妻・奈々子(小西美帆)の説得に乗り出す。そして、坂崎を担当することになった進藤(江口洋介)は、ナースに悪態ばかりつくこの問題児を一担当医として冷静に治療にあたっていた。
だが、ある日のこと、坂崎が萌に神林の子供の話が嘘であるとバラしてしまった。
番組内容3
復帰のメドも立たない坂崎が不自由な現状に苛立ってやってしまったこと・・・。しかし、進藤は坂崎が二度とボクシングできない体であるとの診断を下していた。
出演者
江口洋介
松雪泰子
伊藤英明
須藤理彩
田畑智子
小日向文世
宮迫博之
谷原章介
田根楽子
木村多江
唐木恵子
君嶋ゆかり
三宅恵美
山崎めぐみ
青木伸輔
井上結菜
櫻庭博道
小西美帆
津嘉山正種
渡辺いっけい
原作・脚本
【脚本】
福田靖
監督・演出
【プロデュース】
和田行
中島久美子
樋口徹
【演出】
田島大輔
水田英成
音楽
佐橋俊彦
【主題歌】
「いつのまに」DREAMES COME TRUE
【挿入歌】
「flow」bird
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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