こんばんは.卒論書きたくないので感想記事書きます.
朝から寝坊してしまったので、今日はとことんサボって映画3本ハシゴキメることにした。 pic.twitter.com/3GqMt4vhA9
— じゅうそう (@zyusou) 2016, 1月 14
こんな感じで今日は映画を見に行ってきました.一日三本見るの超楽しい.
今日は傷物語一章とスターウォーズも見たんですけど,個人的に一番印象的だったのは「ガラスの花と壊す世界」でした.ので今日はその感想をざっくりと.他2つについてはそのうち書くかもしれません.
引用元:http://www.garakowa.jp/og-image.png
公式サイトはこちら.
アルペジオの後編見に行った時とかガルパン見に行った時も予告編が流れていてマークしていた一本.やはりカントクさんの絵が本当にまんま動いていたのが印象的だったんですよね.情報系の学生としてプログラムが可愛い女の子になっている映画を見ないのも恥ずかしい話ですし,これは見ておこうと思ってました.あと,あやねる出てるし.
わからない時にあげる札には「Lispがわからない時にあげる札」がない.なぜなら我々はLispによって作られ,Lispに見守られ,Lispによって駆動し,Lispが我々であり,そして,すべての遍く人類はLispを理解しているからである.
— 仏 (@schemelisp) 2015, 11月 24
ひょっとして彼女たちはLispで書かれているのでは……?個人的にはPython3で書かれていてほしい…….現実的にはやっぱりC言語なんだろうけど(これも若干ネタバレかもしれないなぁ)
それでは感想に入ります.以降,この映画を指すときは「がらこわ」と表記することにします.公式のURLを見てもそうだし,Twitter見た感じだとみんなこう表記しているので.
がらこわ,正直最初はだいぶ色眼鏡で見ていたところがありましたが,いざ最後まで見るとだいぶ好きな方の映画でした.これはもうちょっと評価されてしかるべきだと思う.
ストーリーそのものはものすごくざっくり書くと,予告編にもある通り,アンチウィルスプログラムの女の子たちがいる世界(というよりストレージ)に突然謎の少女が現れてきて云々,という王道的な展開.こういうストーリーなので,世界観そのものや謎の少女に関する部分が話の軸になります.
この辺は何言ってもネタバレになるのであんまり書けないんですけど,後半は情報系学生としてにやにやできる部分がありました.
まず「がらこわ」の最大の魅力なんですが,私としては60分で綺麗に収まっていることを挙げたいです.改めて考えると本当に上手いことやってるよなこの映画.60分でちゃんと伏線を張ってちゃんと回収していました.せっかくなのでなにか例をあげたいんですがどうしてもネタバレになってしまうので書けないのがもどかしい.
見れば分かるんですけど,がらこわでは60分間をフルに使って話を上手いこと広げてちゃんと納めています.なぜこの世界観に女の子が二人いて,彼女たちがウィルスと戦っているのか?なぜ謎の少女が出てきたのか?そもそもなんでこんな世界なのか?予告見ていればなんかこう,ぼんやりもやもやっとする部分があると思うんですけど,安心してください.全部収まってます.
1クールのアニメでも適当なところが見つかるとすぐにキレる現代の若者代表の私として,この収まり具合は本当に満足.特に後半の伏線回収が急速で行く感じはなかなかに爽快でした.
しかし逆に言うと,ここががらこわの大変もったいない部分でもあって.上手いこと話を収めるために,全体的に話が進むスピードが速めになっています.ぶっちゃけると,これ見て「全部理解できた!」って言える人少ないんじゃないのかなぁ…….私もこれが原因で2000円のパンフ買っちゃった人なんですが…….
なんかね、ポッドキャストのスマート再生してるみたいな映画だった。ずっと総集編みたいな感じ。もったいない。
— じゅうそう (@zyusou) 2016, 1月 14
上映直後にツイートしていたんですけど,本当にこんな感じ.もっと言ってしまうと,表現のための間(ま)を削りすぎているきらいがあるように感じました.このクオリティならもう一時間見たいぐらいです.でもそれは映像そのものが見たいというよりかは「理解するための時間がほしい」のでもうちょっと見たいと言う感じ.最後のオチとか,あのスピードで提示されたらPC触ってない人はそもそも理解できないんじゃないだろうか.
もちろん,もっと単純に見たかった部分というのもあって,特に中盤の日常パートなんか省くにはもったいなさすぎると思う.
https://twitter.com/zyusou/status/687496020297564160
キャラにせよ設定にせよポテンシャルは有り余っていますから,その辺がどうにもなぁ…….本当にもったいない.それだけで終わらせちゃうにはもったいなさすぎる.
そんなわけで,感想でした.なんか褒めてんだか貶してんだかよくわからない文章になってしまいましたが,それでも結構好きな方なんですよ.好きな方だったからこそ粗が目立つというか,目につくところが結構あって.本当にもったいない映画だった…….
この後は本編で書くにはまとまりが無いと思った感想です.読みたい人だけどうぞ.
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おまけ,ストーリー以外で印象に残ったところ
ストーリーの話ばかりしていたのでもう少し違う話をすると,映像そのもののクオリティが予想以上に高かった.作画はすっごくいいです.今日一緒にみた傷物語と比較しちゃうとアレなんですけど(というかあっちは背景のCG等もあるから比べるのがナンセンスな気もするんだけど),それでも劇場版アニメだけあって気合入ってます.
キャラクターみんな超かわいいし活き活きしています.ドロシーちゃんうちのPCでアンチウィルスしてください.くだらない話はさておき,本当にカントクさんのキャラがそのまんま動いていますから,これだけで幸せになれます.
あと主題歌がいい.
映画のタイトルの通り本当に綺麗で透き通ったような曲ですね.買いました.作中でもちょくちょくこのメロディーラインが流れるんですけど,ここからのエンディングへの入りはいい感じですよね.まぁよくあるパターンではありますが.
あぁ,やっぱりもったいない映画だったな…….ストーリーも本当はもっといろいろ描いてるんでしょきっと.うぅん…….