カヌーの韓国代表選手が後輩選手に暴行していた事実が発覚した。大韓カヌー連盟などが12日に明らかにしたところによると、大学4年生のあるカヌー選手の男が昨年9月、大学の寄宿舎で「礼儀がなってない」という理由で、同じ大学カヌー部の1年生の後輩に2時間にわたり暴行を加えたという。男は泥酔状態だった。
被害を受けた後輩は「先輩は普段から後輩たちによく歌を歌わせ、歌詞を間違うとBBガン(おもちゃのモデルガン)で撃たれることがよくあった」と説明しているという。BBガンは弾のスピードが秒速40メートルに達し、目に当たると視力を失う恐れもあることから、人に向けると非常に危険だ。
カヌー連盟は「昨年11月の時点で報告を受けていたが、当事者らが覚書をやりとりするなどして合意し、問題は解決したと認識している」とした上で「問題の選手は8月のリオデジャネイロ・オリンピックに出場する選手ではない」と説明した。二人が通う大学も問題について把握していたが、特別な処分などは行っていないという。
今月初めに重量挙げ韓国代表のサ・ジェヒョク容疑者が後輩選手に暴行を加えたことが大きく報じられたが、今回カヌーでも代表選手が暴力事件を起こしていた事実が発覚し、スポーツ界における暴力体質があらためて問題になりそうだ。