皆様あけまして…。
(2人)おめでとうございます。
今年も始まりました。
考えるサッカー番組『FOOT×BRAIN』。
皆藤さん2016年のお正月どうでした?お正月ですか。
もういいです。
おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
本年もよろしくお願いいたします…。
都並さん今年のお正月どうでした?もういいです。
さあ…どんどん始めちゃいましょうか。
もったいないですからね時間が。
新年最初のブレインは…
常にトップに君臨し続ける彼のパフォーマンスはどう維持されているのか?
アスリートっていうのは食事と睡眠ってものすごく大事だと僕は思ってますし…。
レギュラーを奪う…。
今夜はプロを目指す若者をはじめ…
みたいな空気になるんですよね。
それに対して…。
中澤にとっての
J1通算得点ランキング1位タイ…
昨シーズンJリーグを沸かせたベテラン勢の活躍に注目。
そこで今夜のブレインは…
37歳今もなお活躍を続ける秘密はどこにあるのか!?トップアスリートの…
いろいろ変わりました?歳を重ねるごとにある程度体のいろんなところが痛くなったりとかいろんな問題が出ながらどうしていこうかなってなったときにちょっと頭の中でいろんなことを整理できるようになったかなっていうのあるんで。
今でこそ日本のトップでプレーする中澤だが彼を大きく変えることになったきっかけは18歳のとき。
それは…
ブラジルやっぱり…。
これ大きかったですね。
実は中澤高校時代全国大会の出場経験もなくスカウトされることもないまったく無名の選手。
プロのピッチは夢のまた夢。
そこで日本を離れ単身ブラジルでプレーすることを決意
行ったからプロになれるわけじゃないんですけど。
ある程度自信持って行ったんですけど。
ブラジルの僕と同じような立場のヤツらと一緒にやったときにプロになりたいっていう気持が違うんですよ。
自分がプロにならないと家族が大変なことになっちゃう。
貧しくてしようがないっつって。
自分がプロになることによって全員が裕福になれるっていう。
だから俺は死ぬ気でプロになるんだ。
友達とかも削って友達がケガしたらやった!っていうくらいの気持でプロになろうっていうトレーニングをするんですよ。
まずそこを自分は…。
そういう気持にならないといけないのかなっていうのはブラジル留学の1年間で学ばされましたね。
プロとは何かをブラジル留学で学んだ中澤。
その後日本に戻るもJリーグのクラブに入ることはできず母校に出向き後輩たちと練習をすることに
とりあえずサッカーってみんなでやるものだからみんなでやる環境を作らなきゃいけない。
よし高校だっつって。
OBが高校行ってウィーッつって。
練習するよなんつって。
とにかくここでまず練習をして何かあったら…。
そして中澤にプロへの第一歩となる…
当時二十歳だったのだが年齢は隠したまま高校生にまじりヴェルディとの試合に出場
一応ヴェルディのユースの選手からすれば僕は高3になってる設定的に。
それでその試合で1−0でうちの高校が勝つんですけどその1点は僕が決めたんですよ。
ヘディングでバチーンって決めたんですよ。
そしたらヴェルディのユースの監督だった人がすげぇ高3がいる…。
そうだったんだ。
こりゃすげぇぞと。
誰だそれ。
高3でこんなにできるヤツはいねえっていう話になって「何やってんの?」みたいな。
ヴェルディからお話があったんでこれはもういけるぞ食いつくぞっつって。
いけ!っつって。
「えっ!?ハタチなのかお前は」っつって。
それおもしろいわ。
「まぁいいんじゃねえか?」みたいな…。
とりあえずまぁ…話しとくよみたいなのでなんとかヴェルディの練習生にこぎつけたんですよ。
そして現在の地位までのぼりつめた
そうだったのね。
それはちょっと知らなかったな。
いろんなことありますね。
だから何がなんでもっていうところの気持でなんとなくつながってったっていう感じはあるんで…。
遠慮がちだと自分の母校に行くのもちょっと控えたりする人もいるじゃないですか。
絶対っていう意識が強いね。
だからたぶんプロ目指してるブラジル帰りだからちょっと今更高校生と練習できねえやっていう人が結構いっぱいいたらしいんですけど。
僕はそんなプライドもなかったんで…。
それ大事だな。
底辺から這い上がってきた
現在37歳。
その能力をサポーターたちはどう評価しているのか?そこで…
これは面白い久しぶりに。
さまざまな選手の能力を視聴者が数値化。
これまでも自分の数値を目の当たりにすると…
不満なところはありますけど…。
スタミナが低すぎる。
パスの精度が73…。
果たしてマリノス不動のセンターバックいや〜怖いな。
では結果を見てみましょう。
スピードがまったく…。
ほぼテクニック関連のものがないってことですね。
ロングパスの精度も…。
テクニックってセンターバックの技術とかあるわけですよ細かいね。
そういうところじゃないんでしょ。
こういうボールをこねたりリフティングしたりそういう…。
しかし守備力フィジカル統率力などセンターバックに必要な要素は高得点
見てくださいよ8080…。
真っ赤ですよ。
血だらけみたいなもんですからね。
気持のプレーヤーってことなんでしょうね。
でも攻撃が低いのはちょっとセンターバックとしてセットプレーあがってきますヘディング強いです得点決めてきてます。
もうちょっとあげてもらってもいい…。
高さは見りゃわかるんだから。
そうですよね。
攻撃力ってそれ活かした力なんだからさ。
なるほどこれは真摯に受け止めなきゃいけない数字ですよねこれ。
どのように生み出されているのか
まずは中澤のふだんのスケジュールを見てみると…
3食しっかり食べ十分な睡眠時間を確保。
かなり規則正しい生活をしているのがわかるが…
でもプロに入って1年目のときは多少先輩に連れてかれてそういう華やかな部分も見ましたけどそれが当たり前の世界なのかなっていうのも当初は僕は思ってましたけどコンディション崩したりとかしたんでこりゃいけねえなと。
自分が目標とする例えば日本代表になるんだとかワールドカップに出るんだっていうものにはつながらないなって途中で気づいたんで。
本当にそういうふうにいきそうになったときにまた戻るこの芯の強さと意識の強さが実は大事なんですよ。
そこからこっち側にいっちゃって帰ってこられない人もいるし。
もうプロの世界はそこが勝負なんですよ。
たぶん一般の人もやってるようなことだとは思いますけれどもアスリートっていうのは食事と睡眠ってものすごく大事だって僕は思ってますし。
朝どんなに眠くても疲れてても朝しっかりとってお昼ご飯はたっぷり食べて夜はあっさり食べるみたいな。
睡眠に関していえば早く寝ることによっていろいろと筋疲労だったりとか成長ホルモンが出たりもしますので。
よかった。
これで豚骨ラーメンの全部のせとかね。
ラーメンも決して体に悪いわけじゃないですよね。
1回茹でてますからスープさえ気をつければ。
詳しいんだね。
ラーメンは決して脂質が多いわけではない。
すごいお勉強されてらっしゃるんですか?まあ書店に行って栄養学の本を見てパラッパラッ見ながら。
ラーメン屋やろうとかそういうことじゃ…。
ラーメンの本を読んでるんだからそういうことですよね?中澤屋みたいなやつ。
(笑い声)
なんと自らパッと見た感じは3食みんなとるし寝る人は寝るじゃないですか。
ところがプロ選手っていうのはもうこれだけのレジェンドになるとものすごい誘惑があるんですよ。
そういうものを断って試合のためにしっかりと1週間コンディションを整え続けるっていうのはよほどの精神力が必要でそれをずっと続けるっていうのはもう至難のワザですね。
欲との戦いっていうかそれが大変なんですよ。
俺は負けました。
(笑い声)やっぱり僕みたいなプレイヤーっていうのは先ほども数値で出ましたけどテクニックとかスピードとかサッカーに関してものすごく大事な部分で他の選手よりも劣ってる部分があるのでじゃあ他の選手とどの部分で戦ったほうがいいんだろう?どの部分で補えばいいんだろうって考えるとサッカーの練習グラウンド以外のところですよね。
そこの部分でどこまで他の選手たちに差をつけられるかって考えると栄養と睡眠かなっていうので。
すごいですよね。
そうしないと勝ち残れないし。
どうにかしてレギュラーを奪う自分がレギュラーでいつづけるっていうことのいろんな危機感みたいのがあったんで。
そういった部分で勝負しないといけないのかなというのはありましたよね。
ストイックですよ。
でもプロってそういうことだっていうふうに見せつけてくれるのはいいですよね。
更に注目すべきは全体練習の前後にある個人練習
トレーニングの量って昔と比べて増えてるんですか?それとも…。
昔よりは増やしてるっていうイメージのほうがいいですかね。
昔はある程度チームの全体練習で自分の中でやりきった感はあるんですけど。
歳をとるごとにそれだけだと他の選手と同じっていうイメージがどんどんできてきてしまいまして。
プラス30過ぎてからの体にどうやったら二十歳そこそこのヤツらに勝てるようになるんだろうって考えたら全体練習…2時間だったら2時間の練習のあとに1時間…やったりとかする。
若いときってどうしてもボール蹴ったりとかするんですよね。
僕今一切それやってないんで。
ひたすら走ってるんで。
日々のトレーニングに加え…
更に昨シーズンから新たに導入したのがチューブを使用し瞬間的な筋力を鍛えるハイパワートレーニング
コーチの人にゴムチューブを引っ張ってもらうのがあるんですよ。
前に進みたくても進めないっていう状況を作ってある程度20〜30m引っ張ったときにそこでゴムチューブを放してもらって足とかパンパンになって呼吸がつらい状態の中50mダッシュするっていう。
それどうなっていくんですか?年齢とともにどうしてもハイパワーっていうのは落ちるらしいんですよ。
それをどう低下を抑えるのかなってなったときにより体に負荷をかける状態でトレーニングすることで老化するところを緩やかにできるっていうことらしいのでとりあえずそれを1年間トライさせてもらいましたけど…。
その結果
更に昨シーズンはセンターバックというポジションでありながら警告退場がゼロと衰えるどころか輝きを増している
まあ歳を取れば取るほど…。
いろんな意見を聞けるようになりましたしいろんな視点からサッカーを見ることができたのですごく柔軟にはなってきたかなと思いますね。
精神的にも人間的にも。
またフリーの時間を有意義に使ってる感じしますよね。
そうですね基本的にフリーっていってもすることあんまないんですけどね散歩したりとか…。
犬と散歩してスタバでコーヒー飲んで帰ってみたいな感じなんで。
特になんにもしないですよね。
僕基本的に練習場に来たらサッカーに対するスイッチがオンになって練習場離れたら完全にオフになるので…。
そういうタイプね?なのでなるべくグラウンドにいてできる限りのことを個人練習とかでやってあとはもうやらないっていう…。
都並さんはどんな感じでした?ずっとサッカーのこと考えてたいタイプ。
番組視聴者から中澤にこんな質問が寄せられた
俊輔くらいですかねひとつ下なので。
俊輔が頑張ってると俺も負けたくないってたまに思ったりしますんでね。
アイツまだ練習してんなっつって俺もやろうかなって思ったりしますからね。
まぁ俊輔の場合すげぇサッカーのこと考えるんですよ。
もう24時間サッカー漬けみたいな。
でもそういうのを僕たぶんこっそり見てあっすげぇなって思いながらじゃあ自分だったらどうやったら俊輔に勝てる負けないようにするんだろうって思う自分がいるんでしょうね。
続いての質問はこちら
どうしてもサッカーをやらされてるっていうのはたぶん僕の中でないんですね。
自分でやりたい。
自分でやろうって思うのでたぶん楽しんでるようにも見えると思うし自分の中で楽しいなってたぶん思ってるんでしょうね。
だから秘訣というか自分から取り組むっていうだけのことなのかなとは思いますね。
あとはサッカーが好きだっていうねサッカーをやるのが好きだ。
なんか精神的にこうガーンって落ちちゃうようなときってなかったんですか?でも試合で失点に絡んだりとか負けたりとかするとその日の夜まではガクンと落ちますけどその日飯食って寝たら次の日は全然。
よし今日から練習また頑張ろうっていう感じはありますよね自分の中で。
南アフリカのときにキャプテンを代えられたじゃないですか。
あの事件結構ちょっと周りは中澤どうなっちゃうんだろうっていうような思いがあったけどあのときどうだったの?
急遽キャプテンが中澤から長谷部に変更。
あまりに突然の出来事のため物議を醸したが…
なんかよく言われるんですけどねなんかショックじゃない?とか。
降格でしょみたいなこと言われますけど別に僕は…。
代理で巻いてた。
そのとき楢崎さんとか能活さんとかがいたんですけど2人がずっとキャプテンマークを巻いてたんでだからなんかキャプテン代わって大変だったねって言われるんですけどあんま気にしてないんですよね。
むしろキャプテン代わってくれて助かったなっていう。
そうなんだ。
なんか国際試合とかってレフェリーとコミュニケーションとかとらなきゃいけないじゃないですか。
宮本ツネさんみたいにレフェリーに抗議こうやってしたりとか英語で…変えろ!とか僕できないんですよ。
逆にちょっとラッキーみたいな。
長谷部頑張れよお前!みたいな。
お前いけって。
俺後ろでなんか盛り上げるから頑張ってくれよみたいな感じですよね。
今年38歳になる中澤
こんなことを…
日本サッカー界ってどうしてもベテランが邪魔みたいな空気になるんですよね。
若手どんどん使えと。
それに対して意地でも逆らってやろうかなみたいな。
やっぱり自分は試合に出たいっていう気持があるのでどういったトレーニング…新しいのをやっていこうかなっていう欲も出てきてるんで。
意地でも居座ってやろうかなっていうのを逆にエネルギーにかえたりしてるんで。
そういったエネルギーがある限りはやり続けたいなっていうのはありますよね。
37歳トップアスリートに問う
限界は自分の中では決めてないので。
たぶん限界を決めるときが来るってことは自分の中でサッカーなのかトレーニングの方法なのかわからないですけど何かに対して諦める何かに対してエネルギーがわかないってなったらそこがたぶん自分の中の限界なのかなと…。
11年前の今日…。
鮮烈なデビューを飾りました。
皆さんおわかりですか?お願いします。
知らないですよそんな。
去年3年連続でJリーグ得点王に輝いた…。
中澤選手は実際に対戦されて大久保選手どういった選手ですか?すごく荒っぽいイメージがたぶん世の中ではついてるんでしょうね。
口も悪いですし実際に。
だけど彼の場合は点をとりたい。
チームを勝たせたい。
そういう思いが前面に溢れるプレーヤーなのでね。
非常にすべての能力が高い選手かなと思いますよ。
(矢作)いっぱいいるね。
(大木)新宿はね2016/01/09(土) 23:30〜23:55
テレビ大阪1
FOOT×BRAIN【新年第一弾!カリスマDF中澤佑二登場!!】[字]
2016年のFOOTXBRAINはベテランに注目します!カリスマたちをゲストに招く第一弾!日本代表110試合出場、現在もマリノスの要、中澤佑二が登場します!!
詳細情報
番組内容
ストイックすぎるカリスマディフェンダー、ボンバーヘッドこと中澤佑二が番組初登場!朝5時に起きて、夜10時には寝る…というその徹底したプロ意識と、ある意味想像がつきにくい風貌のギャップ。スタジオトークも爆笑の連続!?日本代表では通算110試合に出場、昨シーズンもリーグ戦全試合出場した中澤は今何を思うのか?今だからこそ中澤佑二の言葉に耳をかたむけよう!日本サッカーが強くなるための金言がきっとある!!
出演者
【司会】
勝村政信、皆藤愛子
【ゲスト】
中澤佑二(横浜F・マリノス)
【解説】
都並敏史(元日本代表)
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無料番組公式スマホアプリで番組視聴中にTV音声をキャッチして視聴マイルを貯めよう!累積視聴マイルに応じて番組グッズや豪華プレゼントなどを続々投入予定です。くわしくは番組ホームページまで!
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