ピカソ、天才の秘密
2016年1月3日〜3月21日
愛知県美術館
一面廃棄カツ、弁当・精肉店にも ダイコーを家宅捜索へカレーチェーン大手「CoCo壱番屋」を運営する壱番屋(愛知県一宮市)から廃棄処分を依頼された冷凍ビーフカツが横流しされた問題で、愛知県は引き続き、流通経路を調べているが、県の調査で判明した食品スーパー「Aマートアブヤス」(本部・名古屋市中川区)以外にも、冷凍カツは名古屋市内の弁当店や精肉店などで幅広く販売されていた。一方、同県警は十四日午後にも廃棄物処理法違反の疑いで、処分の依頼先の同県稲沢市の廃棄物処理業ダイコーを家宅捜索する方針を固めた。 また、名古屋市は十四日午前、食品衛生法に基づき、スーパーや弁当製造施設など十三カ所の立ち入り調査を始めた。同市食品衛生課によると、十三カ所への立ち入り調査で、保健所職員らが仕入れや販売、在庫状況を確認している。ほかへの流通の有無や、不正販売を知っていたかなどを聞き取りし、愛知県とも協議し、今後の対応を決める。 一方、岐阜県は十四日午後、食品衛生法に基づき、ダイコーからビーフカツを購入した岐阜県羽島市の麺類製造業「みのりフーズ」を立ち入り調査する。県は十三日午後に同社を調査し、転売先の特定を進めている。 本紙の取材によると、この問題が発覚した十二日以降、愛知県が食品衛生法に基づき立ち入りや聞き取り調査したスーパー、弁当店、仲介業者などは計三十カ所近くに達する。 この問題で、壱番屋から冷凍カツ四万枚の廃棄を依頼されたダイコーは食品としてみのりフーズに売却。少なくとも四つの仲介業者を経て「Aマートアブヤス」の神守店(愛知県津島市)と春田店(名古屋市中川区)の二店に流れ、県は、この二店で五千四百五枚が販売されたことを確認している。 カツは、生肉に衣を付けて冷凍し、一袋五枚入り。昨年九月の製造中に合成樹脂片が混入した。県によると、樹脂片は小さく、食べても健康を害する可能性は低いが、廃棄物として扱われたため、温度管理など適切に保存されたか不明。 問い合わせは愛知県の「食の総合相談窓口」=電052(951)4149=へ。十四日朝から「食べてしまった」「保管しているが、どうしたらいいか」など電話が相次いでいる。 ◆産廃業者、転売認める壱番屋が廃棄処分を依頼した冷凍ビーフカツが不正転売されたとされる問題で、廃棄物処理法違反の疑いで、愛知県稲沢市の廃棄物処理業、ダイコーを家宅捜索する方針を固めた愛知県警は、押収資料などをもとに、ダイコーが壱番屋から廃棄物として処理を引き受けながら、短期間で仲介業者に転売した経緯や流通ルートの解明を目指すとみられる。県の調査では、ダイコーは昨年十月、壱番屋から廃棄依頼されたビーフカツ計四万枚のうち三万三千枚を翌月、仲介業者に転売していた。ダイコーの会長は県の調査に「仲介業者から買いたいという依頼があったから、私が一人でやった」と不正転売を認めている。 PR情報
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