【甘口辛口】
■1月14日
「アイドルはやめられない」とSMAPの中居正広(43)が満面に笑みを浮かべ、持ち前の美声?で歌うスマホ向けゲームのCMを年末からよく見かけた。中居はじめSMAPなら還暦すぎてもアイドルで居続けられるのではと思っていたら、びっくり仰天。13日のスポーツ紙で「解散」「分裂危機」が伝えられた。
中居と稲垣吾郎(42)草なぎ剛(41)香取慎吾(38)の4人がジャニーズ事務所から独立し、木村拓哉(43)ひとり残留の方向という。まだ決まったわけではないが、育ての親だった女性マネジャーがジャニーズから退社する意思を固めているそうで、流れを止めることは難しいらしい。
言われてみれば大みそかのNHK「紅白歌合戦」では、出場歌手が並んで歌う場面で木村ひとりシレーッと浮いていたのが気になった。「違う番組では楽屋でメンバー同士、口をきかず“大丈夫なのか?”と声も聞かれた。実は10年以上前から木村の独立などが噂され、火だねはくすぶっていた」と関係者は言う。
それぞれが歌、踊り以外も優れた才能を持ち一国一城の主になってもおかしくない年齢。逆にいえば、よくここまでもった感じもする。かつては10代か、せいぜい20代前半までだったアイドルとしては長寿だ。男性アイドルの在り方を見せつけることで他のグループを引っ張り、アイドル“高齢化時代”を作ったことは確かだ。
本当に解散なら「やめられない」アイドルをやめてしまうのか。「まだまだ流動的。4人が翻意して、元のサヤに納まる可能性もないわけではない」と関係者。夏の衆参ダブル選挙を見据え取り沙汰される衆院解散に比べ、先がまったく読めない所が興味深い。 (今村忠)
(紙面から)