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「慰安婦は職業」…桜田氏、党内会議で発言

桜田義孝元副文部科学相=2014年3月、藤井太郎撮影

 自民党の国際情報検討委員会などの合同会議が14日午前、非公開で開かれ、桜田義孝元副文部科学相(衆院千葉8区)が慰安婦に関し、「(1950年代に)売春防止法が施行されるまでは職業としての娼婦(しょうふ)だ。ビジネスだ。これを犠牲者のような宣伝工作に惑わされ過ぎている」と発言した。日韓両国は昨年12月に慰安婦問題の解決で合意。日本政府は軍の関与や政府の責任を認めており、今回の発言は韓国側から反発を招く可能性がある。

     会合は沖縄県・尖閣諸島周辺での中国公船の活動などがテーマ。議員約10人が出席した。桜田氏は「職業としての売春婦ということを遠慮することはない」とも主張した。

     昨年12月の日韓外相会談後の共同記者発表で、岸田文雄外相は慰安婦問題について「多数の女性の名誉と尊厳を傷つけた問題だ。日本政府は責任を痛感している」と表明した。

     発言について菅義偉官房長官は14日午前の記者会見で「いちいち議員の発言に答えることはすべきではない。昨年の日韓の両外相が合意したことに尽きる」と述べるにとどめた。【小田中大】

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