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廃棄カツ横流し 処分依頼受けた業者を捜索へ1月14日 12時24分
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カレー専門店の「CoCo壱番屋」を展開する「壱番屋」が廃棄処分したはずの冷凍のビーフカツが横流しされ、愛知県内のスーパーで販売されていた問題で、警察は流通のいきさつを解明するため、処分の依頼を受けた愛知県稲沢市の業者を、14日午後にも廃棄物処理法違反の疑いで捜索することにしています。
この問題は、愛知県一宮市に本社がある壱番屋が、県内の工場で製造した冷凍ビーフカツに合成樹脂の異物が混入したおそれがあるとして、およそ4万枚を廃棄処分するよう稲沢市の廃棄物処理業者「ダイコ-」に依頼したのに、愛知県内のスーパーマーケットで販売されていたものです。
連絡を受けた愛知県などが12日と13日に関係先に立ち入り調査を行い、13日に結果を公表しました。
それによりますと、ダイコ-は「処分を依頼された大部分を処分せず仲介業者に販売した」と説明し、岐阜県羽島市の食品関連会社「みのりフーズ」が買い取っていたことが分かったということです。
これについて警察は、流通のいきさつを解明するため、14日午後にも廃棄物処理法違反の疑いでダイコーを捜索することにしています。
連絡を受けた愛知県などが12日と13日に関係先に立ち入り調査を行い、13日に結果を公表しました。
それによりますと、ダイコ-は「処分を依頼された大部分を処分せず仲介業者に販売した」と説明し、岐阜県羽島市の食品関連会社「みのりフーズ」が買い取っていたことが分かったということです。
これについて警察は、流通のいきさつを解明するため、14日午後にも廃棄物処理法違反の疑いでダイコーを捜索することにしています。
スーパーの客から憤りの声
「壱番屋」が廃棄処分にしたはずの冷凍のビーフカツが販売されていた名古屋市のスーパーには、客からの問い合わせが相次いでいて、返品に訪れた客からは憤りの声が聞かれました。
問題のビーフカツは、これまでに「Aマートアブヤス」の、名古屋市中川区にある春田店と、津島市にある神守店で販売されたことが分かっていて、このうち春田店の店頭では、購入した客に申し出てほしいと呼びかける文書が掲示されていました。
この店によりますと、13日から14日にかけて客からの問い合わせが電話でおよそ20件寄せられているということですが、今のところ健康被害の訴えは無いとしています。
三輪敏也店長は、「お客様にご迷惑をおかけして申し訳ない。購入した客には真摯(しんし)に対応したい」と話していました。
14日の午前中は、この店で購入した問題のビーフカツを返品しに訪れる人もいて、40代の女性は「家族が喜ぶと思って買ったのに、転売した業者には腹が立ちます。こうした問題は私たち消費者には防ぎようがなく、どうすることもできません」と話していました。
買い物に訪れた68歳の男性は、「このスーパーは安くてみんなが買いに来るところだから、管理をきちんとしてほしい」と話していました。
問題のビーフカツは、これまでに「Aマートアブヤス」の、名古屋市中川区にある春田店と、津島市にある神守店で販売されたことが分かっていて、このうち春田店の店頭では、購入した客に申し出てほしいと呼びかける文書が掲示されていました。
この店によりますと、13日から14日にかけて客からの問い合わせが電話でおよそ20件寄せられているということですが、今のところ健康被害の訴えは無いとしています。
三輪敏也店長は、「お客様にご迷惑をおかけして申し訳ない。購入した客には真摯(しんし)に対応したい」と話していました。
14日の午前中は、この店で購入した問題のビーフカツを返品しに訪れる人もいて、40代の女性は「家族が喜ぶと思って買ったのに、転売した業者には腹が立ちます。こうした問題は私たち消費者には防ぎようがなく、どうすることもできません」と話していました。
買い物に訪れた68歳の男性は、「このスーパーは安くてみんなが買いに来るところだから、管理をきちんとしてほしい」と話していました。