[PR]

 北朝鮮の核実験を受け、世界経済フォーラム(WEF)は13日、世界の経済界や政界などの要人が集う今年の年次総会(ダボス会議)への北朝鮮代表団の招待を取りやめたと発表した。

 WEF幹部は記者会見で「先週、核実験があり、WEFの精神に基づく(北朝鮮との)国際的な地球規模の対話の機会はなくなった。我々はもはや北朝鮮への招待を維持し続けることはできなくなった」と説明した。

 北朝鮮はWEFからの招待を受け、李洙墉(リスヨン)外相をトップとする代表団の派遣をWEF側に打診していた。

 今年のダボス会議は20日から4日間開催され、日本からは林幹雄経済産業相や黒田東彦日本銀行総裁、塩崎恭久厚生労働相、河野太郎行政改革担当相、内堀雅雄福島県知事らが出席することが発表されている。(ジュネーブ=松尾一郎)