資源小国・ニッポンにとっての革命的ビジネスとして羽ばたくだろうか−。ミドリムシを使った機能性食品や化粧品で知られるバイオベンチャー、ユーグレナが新たに乗り出す、航空機とディーゼル自動車向けのバイオ燃料生産。横浜市内に実証プラントを建設し、2020年までに商用化を目指すという。
パリで今月開かれた国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)では、温室効果ガスの削減対策が全加盟国に義務付けられた。地球環境保護への貢献と、“国産新エネルギー”という悲願の実現とが期待される夢のプロジェクトだ。
12月1日、羽田空港近くの全日本空輸(ANA)の格納庫。プロジェクトの発表会見は、整備を待つ巨大なジェット機の足元で行われた。
「これが、飛行機にそのまま使えるミドリムシ由来のジェット燃料です。革新的技術で世界に貢献したい」
演壇でマイクを握るユーグレナの出雲充社長は、透明な液体が入った小瓶を誇らしげにかざした。このバイオ燃料は、生育段階で二酸化炭素(CO2)を吸収するミドリムシが原料のため、燃やしても地球上のCO2の総量は増えないことになる。
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明治安田生命の新企業イメージCM「ささえあう幸せ」篇がWeb上で配信中。同社の“家族の幸せを一生涯支え続けたい”という想いを込めて制作したという。CMソングには、小田和正氏の楽曲「今日もどこかで」を採用。仲睦まじい夫婦の若かりし頃と現在の写真を通じて、ふたりが寄り添い、支えあって歩んできた姿や時間を想像させる内容となっている。