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全在校生らの個人情報流出の可能性

 北海道大は13日、学内のサーバーが不正アクセスされ、全在校生ら約11万3000人の氏名や住所、生年月日など個人情報が流出した可能性があると発表した。北大は調査委員会を設置し、道警札幌北署に通報した。情報の不正利用などは確認されていないという。

     北大によると、学生の就職支援を行うキャリアセンターのサーバーが先月27日、学外に約500件の迷惑メールを一斉送信。翌28日に気付き調査したところ、海外を含めた不特定多数のサーバーと通信していたことも今月4日に判明した。何者かがパスワードを不正入手し、侵入した可能性もあるという。

     センターのサーバーには在校生約1万8000人、卒業生約9万5000人の個人情報のほか、約1700社の求人情報も保存され、同じく流出した可能性がある。記者会見した安田和則副学長は「適切な情報管理が求められる大学で、このような事態を起こし、おわびしたい」と謝罪した。学内の電話窓口(011・706・8134)で、平日午前9時〜午後6時に相談を受け付ける。【千々部一好】

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