2016年は本当に「ベア(弱気)マーケット」なのか
2016年を占うキーワード「M・O・N・K・E・Y」のうち、今回は、「O・K・E・Y」をとりあげたい。すなわち、原油(Oil)、金(Karat)、為替レート(Exchange Rate)、金利(Yield)である。
これらはすべてマーケットで決まるものであり、しかもお互いが強く連関している。筆者は、今年は予想外のタイミングで、原油価格の底打ちや(長期)金利の上昇が起きるのではないかと考えている。
ちなみに年初から大荒れの各マーケットだが、その状況をみると、原油価格の低下、金価格の上昇、ドル高一服、金利の低下(特に長期金利は米国に連動して動く側面が強いと思われる)が同時発生しており、現段階では筆者の考える方向性とは逆の動きをしている。そして、その間、主要国の株価は軒並み下落している。
そのため、マーケットでは年初から早くも、「2016年は、全般的に『ベア(弱気)マーケット』かもしれない」という見方が増えつつあるが、筆者は必ずしもそうではないと考えている。
理由は、為替レートと原油の「均衡値」が既に「ベアマーケット下のファンダメンタルズ」を十分に織り込んでいると考えているためである。また、ほとんどのマーケットは密接につながっているので、例えば、原油価格の底打ちですべてのマーケットの様相が突然大きく変わる可能性が高いと考える。
そこでまず、各マーケットの価格変動の関係から考えてみよう。
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