雑談です。最近、「電子マネー」という言葉のイメージが、ニュースや新聞によって悪くなっているんじゃないかと心配しています。例えば下記のニュース。
携帯電話やメールを悪用した特殊詐欺で、インターネット上での買い物に使える「電子マネー」をだまし取られる被害が全国で急増している。現金を口座に振り込ませたり、直接受け取ったりする必要がなく、犯行の“足跡”を残しにくいことが理由とみられる。
兵庫県内では昨年の被害は3件440万円だったが、今年は12月24日時点で30件2730万円。電子マネーの使用に抵抗感の薄い若者に被害が広がっている。
こんな感じで「電子マネー=騙し取られる」とか、「電子マネー=詐欺に使われる」というニュースが多いような感じがするんですよね。
他にも下記の朝日新聞の報道なんかも同じ感じのニュースですが、LINE乗っ取り詐欺などでiTunesカードやVプリカを使った詐欺が横行しているような状況です。
特殊詐欺の被害が、現金だけでなくプリペイドカード型の電子マネーにも広がっている。2014年後半から増え始め、15年1~6月には38都道府県で約1億9500万円と前年同期の27・9倍になった。ID番号があれば、誰でも、どこからでも使える仕組みが悪用されているという。
確かにすべて電子マネーだけれども:
個人的なイメージでは、電子マネーってSuicaやnanaco、楽天Edyといった支払いに使えるもののことを指す言葉だと思うんですが、報道の中で言う電子マネーはiTunesカードやVプリカ、Amazonギフトカードなどが中心なんですよね。
- 私の思う電子マネー:Suica、楽天Edy、nanaco、WAON
- 報道でいう電子マネー:iTunesカード、Vプリカ、Amazonギフトカード
まぁ確かに言われればそれらのギフトカードも電子で使われるお金なので「電子マネー」であることには変わりないんですが、まったく悪用もされてなければ詐欺にも巻き込まれていないSuicaや楽天Edyなどのイメージまでついでに悪くなるのはなんだか違うような気がしてしまいます。
プリペイドカード型の電子マネー 通販サイトや音楽配信サイトでの買い物、オンラインゲームでの課金などに利用できる。コンビニや家電量販店、ネットなどでカードを購入し、それぞれに割り振られた識別番号を利用サイトで入力して使うタイプが多い。スマートフォンやタブレット端末の普及とともに広がった。
前払い式のため使いすぎる心配が少なく、クレジットカードでの支払いに抵抗感がある消費者にも人気が高い。
プリペイドカードという言葉を使うすべき?:
それよりも個人的にiTunesカードやAmazonギフトカードは「プリペイドカード」か「ギフトカード」という言葉のほうがしっくりくるんですけどね。なぜ敢えて電子マネーという言葉を使い、電子マネー全体の印象を悪くしてしまうのか、ほんと疑問です。
- 現在:iTunesカードも電子マネー
- 理想?:iTunesカードはプリペイドカード、もしくはギフトカード
以上、「電子マネー」のイメージが、最近、悪化しているんじゃないかと心配中。ニュースの中で否定的に報道される機会が多いような気がします…という雑談でした。
参考リンク:
下記記事の中ではiTunesカードなどのことをギフトカードと呼んでいます。個人にはこっちのほうがしっくり来ますが、みなさんはどうでしょうか?