インド:12月インフレ率5.61%、予想以上に加速-中銀の緩和問われる
2016/01/12 21:55 JST
(ブルームバーグ):インドでは昨年12月にインフレが予想以上に加速した。今年最初の政策決定会合を2月に控え、インド準備銀行(中央銀行)のラジャン総裁が進める緩和的な姿勢に挑む形となった。
インド中央統計機構の12日発表によると、12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.61%上昇と、伸び率は11月の5.41%を上回った。ブルームバーグがまとめたエコノミスト35人の予想中央値では5.53%が見込まれていた。
インド準備銀の次回会合は2月2日。昨年前半に政策金利を合計で1.25ポイント引き下げた同中銀だが、12月会合では据え置いた。
同日発表された11月の鉱工業生産指数は前年同月比3.2%低下。エコノミスト予想は2%上昇だった。
原題:India Inflation Quickens More Than Estimated Before Rate Review(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューデリー Vrishti Beniwal vbeniwal1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Daniel Ten Kate dtenkate@bloomberg.net Manish Modi
更新日時: 2016/01/12 21:55 JSTニュース一覧
注目のセクション