2016.1.13 22:30

落とし物の現金を着服の疑い 20代男性巡査「生活費に使った」

落とし物の現金を着服の疑い 20代男性巡査「生活費に使った」

 宮崎県警の20代男性巡査が、落とし物として交番に届けられた現金約10万円を着服していた疑いのあることが13日、分かった。県警は業務上横領容疑で近く逮捕する方針。

 捜査関係者によると、巡査は宮崎北署員として宮崎市内の交番で勤務していた昨年、落とし物として届けられた約10万円を着服した疑いが持たれている。巡査は「着服した金は生活費に使った」と話しているという。

 交番は複数人が勤務し、防犯カメラも設置されているが、落とし物が届けられた際、巡査はカメラの死角を利用し着服していたとみられる。

 後日、現金を届けた女性が宮崎北署に問い合わせた際、巡査が拾得物預かり書を渡していないなど手続きが不適切だったことが分かり、着服が発覚した。 県警はこれ以外にも、実際よりも少ない金額を手続き書類に記入する手口で着服を繰り返していたとみて調べている。(共同)