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 北海道大(札幌市)は13日、キャリアセンターのサーバーがサイバー攻撃を受けた疑いがあると発表した。サーバーには全在学生約1万8千人、1998年3月以降の卒業生約9万5千人、企業など約2千社の計11万件の情報が保管されており、データの一部が流出した可能性があるという。

 同大によると、昨年12月27日にサーバーから大量のメールが外部に送信されたのを翌日に覚知。調査したところ、国内外の不特定多数のサーバーと通信していることがわかったという。

 サーバーには学生の氏名や生年月日、住所などのほか、同大の学生の採用活動をしていた企業名や部署、担当者名が保管されていた。同大は外部の業者に委託してデータ流出の有無を調査している。今のところ二次被害の報告はないという。安田和則副学長は「適切な個人情報管理が求められる大学でこのような事態を招き、学生や国民のみなさまに深くおわびする」と陳謝した。

 同大は専用窓口(011・706・8134~8136、平日午前9時~午後6時)を設け、学生や卒業生らの相談に応じる。