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北大サーバーに不正アクセス 学生ら11万人の個人情報流出か

 北海道大は13日、学内のサーバーが外部から不正アクセスを受けた疑いがあると発表した。サーバーには、在学生約1万8千人と卒業生約9万5千人の名前や住所、生年月日を含んだ名簿や、就職活動用の約1600社の企業情報が保管されており、これらの最大約11万人分の個人情報などが流出した可能性がある。

 共同通信の取材で、2015年には22大学を含む140の企業・団体がサイバー攻撃を受けたことが判明。主な流出例としては、日本年金機構の125万件のほか、松山市の印刷・ウェブ制作会社「セキ」では最大26万7千件が流出した可能性がある。北大のケースは、これらに次ぐ規模になりそうだ。

 北大によると、不正アクセスを受けた疑いがあるのは、学生の就職を支援するキャリアセンターのサーバー。昨年12月27日にサーバーから学外に向けて大量のスパムメールが送信される事態が発生し、通信記録を調査すると、メールとは別に国内外の不特定多数の外部サーバーと不審な通信をしていたことが今月4日に分かった。大学はサーバーをネットワークから切り離す措置をした。

 サーバーにアクセスできるのは、キャリアセンターの職員12人で、通常はサーバーは外部と接続されていない。外部の何者かがパスワードを不正に入手して侵入した可能性もあるという。

 大学は8日に調査委員会を設置、情報流出の有無を調べるとともに、サーバーのセキュリティー対策や個人情報の管理が適切だったのか検証している。札幌・北署にも届け出て、調査結果を待って対応を協議する。

 記者会見した安田和則副学長は「個人情報流出の恐れのある学生や企業の皆さまに深くおわびしたい。適正な管理の徹底を図り、再発防止に努める」と陳謝した。

[ 2016年1月13日 18:53 ]

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