衆院予算委 今年度補正予算案を可決

1月13日 15時46分

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「一億総活躍社会」の実現に向けた対策などを盛り込んだ、今年度の補正予算案は、衆議院予算委員会で採決が行われ、自民・公明両党の賛成多数で可決されました。補正予算案は、１４日衆議院を通過して、参議院に送られる見通しです。

今年度の補正予算案は、一般会計の総額が３兆３２１３億円で、「一億総活躍社会」の実現に向けて所得の低い高齢者に対する１人３万円の臨時給付金や、ＴＰＰ＝環太平洋パートナーシップ協定交渉の大筋合意を受けた農林水産業の競争力の強化策などが、盛り込まれています。
補正予算案は、１３日午後、衆議院予算委員会で、安倍総理大臣も出席して、締めくくりの質疑が行われたあと採決が行われ、自民・公明両党の賛成多数で可決されました。一方、衆議院で統一会派を組んでいる、民主党と維新の党は、補正予算案の組み替え動議を提出しましたが、否決されました。
これを受けて、衆議院議院運営委員会は、理事会を開き、１４日衆議院本会議を開いて、補正予算案の採決を行うことで与野党が合意し、補正予算案は、１４日衆議院を通過して、参議院に送られる見通しとなりました。
また、参議院予算委員会は、理事懇談会を開き、１５日と来週１８日の２日間、安倍総理大臣とすべての閣僚の出席を求めて基本的質疑を行い、補正予算案の審議に入ることで与野党が合意しました。与党側は、参議院でも審議を急ぎ、来週中にも成立させたい考えです。