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北朝鮮への新制裁決議で連携を ロシア側に呼びかけ
1月13日 21時33分

北朝鮮への新制裁決議で連携を ロシア側に呼びかけ
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岸田外務大臣は、北朝鮮による核実験を受けて、ロシアのラブロフ外相と電話で会談し、国連の安全保障理事会で、北朝鮮への有効な制裁措置を盛り込んだ新たな決議を採択するため、常任理事国であるロシアに対し、緊密な連携を呼びかけました。
岸田外務大臣は、今月6日に北朝鮮が核実験を行ったことを受けて、ロシアのラブロフ外相と、13日午後6時前から、およそ25分間、電話で会談しました。
この中で、岸田外務大臣は、「今回の北朝鮮の行為は、地域や国際社会の平和と安全を損なう安全保障上、重大な脅威であり、国際社会が断固とした対応をとることが極めて重要だ」と述べました。そのうえで、岸田大臣は、国連の安全保障理事会で、北朝鮮への有効な制裁措置を盛り込んだ新たな決議を採択するため、常任理事国であるロシアに対し、緊密な連携を呼びかけました。これに対し、ラブロフ外相は、「北朝鮮の行動は、国連安保理決議に違反しており、懸念している。ロシアとしても、新しい決議の協議に参加する用意がある」と述べました。
会談のあと、岸田大臣は、記者団に対し、日本など12か国の非核保有国で作るNPDI=軍縮・不拡散イニシアチブとして、北朝鮮の核実験を強く非難する共同声明を発表したことを明らかにし、「日本として、核兵器のない世界の実現に向けて、引き続き国際社会を主導していきたい」と述べました。

ロシア外務省も電話会談を発表

ロシア外務省も、13日、日本側の提案で、岸田外務大臣とラブロフ外相の電話会談が行われたと発表しました。
このなかで、両外相は、北朝鮮による核実験を受けた朝鮮半島情勢について意見を交わしたほか、「ロシアと日本の政治的な接触の予定を含む、両国間の差し迫った問題について話し合った」としており、来月にも検討されている外務次官級の協議など今後の政治対話の予定について話し合ったものとみられます。

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