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イラン 拿捕した米軍艦艇の乗組員解放と発表
1月13日 21時20分

中東のペルシャ湾で、アメリカ海軍の艦艇2隻がイランの領海に入りイランの革命防衛隊によって拿捕(だほ)されましたが、一夜明けた13日、革命防衛隊は「意図的なものではなく謝罪があった」などとして、艦艇の乗組員らを解放したと発表しました。
革命防衛隊やアメリカ国防総省によりますと、中東のペルシャ湾で、12日、兵士10人の乗ったアメリカ海軍の小型艇2隻がクウェートからバーレーンに向かう途中、イランの領海で革命防衛隊に拿捕(だほ)され、アメリカのケリー国務長官はイランのザリーフ外相と電話で会談し、兵士の解放を求めていました。
一夜明けた13日、革命防衛隊が声明を出し、「公海上で兵士が解放された」と発表しました。これについて革命防衛隊は「関係機関と捜査を行った結果、領海への侵入は意図的な行為ではなく、アメリカから謝罪があった」などと説明しています。また、「アメリカには、同じ過ちを犯さない義務がある」と強調して、アメリカに対し再発防止の徹底を求めました。
イランとアメリカは断交していますが、核開発問題の解決に向けた交渉をきっかけに、ほかの課題を巡っても、ザリーフ外相とケリー長官が直接、協議する場面がたびたび見られており、そうした対話のチャンネルが存在することも、今回、事態が早期に収束した背景にあると見られます。

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