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テロリストの訓練キャンプに資金提供 再審始まる
1月12日 23時17分

インドネシアのバリ島の爆弾テロ事件を起こしたテロ組織の精神的指導者とされ、テロリストの訓練キャンプに資金を提供した罪で服役中の男の再審理が始まり、男は、訓練はテロを目的としていないとして無罪を主張しました。
2002年にバリ島で日本人観光客を含む202人が死亡した爆弾テロ事件を起こしたテロ組織「ジェマ・イスラミア」の精神的指導者とされるアブバカル・バアシル受刑者(77)は、テロリストの訓練キャンプに資金を提供したとして2011年に禁錮15年の有罪判決を受け、その後、確定しています。
去年、弁護側は新たな証拠が見つかったとして裁判のやり直しを求め、12日、中部ジャワ州の裁判所で再審理が始まりました。
およそ5年ぶりに公の場に姿を現したバアシル受刑者は、審理の中で、「訓練はインドネシア国内外のイスラム教徒を守るためのものだ」と述べ、訓練はテロを目的としていないとして無罪を主張しました。
裁判所の周辺に集まった数百人のバアシル受刑者の支持者は「バアシル師はテロリストではない」などと声を上げていました。
バアシル受刑者は、2002年のバリ島のテロ事件でも有罪判決が確定したあと、再審理の結果、無罪判決を受けています。
バアシル受刑者は、おととし、獄中から支持者に対し、過激派組織IS=イスラミックステートへの参加を呼びかけており、当局はテロへの警戒を強めています。

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