光回線普及率「韓国38%・日本73%」

超高速インターネット、日本が韓国を抜くのは時間の問題

 通信3社の超高速インターネット加入件数1678万件のうち、光ケーブルを利用しているのは649万件にすぎない。加入者の60%以上は依然銅ケーブルを使用している。

 光ケーブルは10年前から本格的に普及した。しかし、韓国で光ケーブルの世帯カバー率はSKブロードバンドで25-30%、LGユープラスで20-30%にすぎない。有線分野で強いKTは65%と比較的高い。老朽マンションや一戸建てなどに住む人はギガインターネットの申し込みすらできないか、KTしか選択の余地がないことが多い。KTは過去4年間に毎年1兆1000億-1兆6000億ウォン(約1100億-1600億円)を有線通信網に投資した。しかし、SKブロードバンドとLGユープラスは既存のネットワークを維持しているにすぎず、投資額はKTの半分にとどまっている。

 通信会社が有線ネットワークへの投資を渋るのは、カネにならないと考えているからだ。例えば、KTの超高速インターネット加入件数が昨年1年間で18万件増えたのに対し、SKブロードバンドとLGユープラスはそれぞれ20万件、45万件の増加だった。投資の多寡と加入者の増加は比例しなかった。最近3-4年間は携帯電話、超高速インターネット、インターネットテレビ(IPTV)などが抱き合わせ販売されることが多く、通信事業者による超高速インターネットへの投資が相対的に少なかったとも言える。通信業界関係者は「以前は通信速度で超高速インターネットを選んでいた消費者が今はスマートフォンも同時加入するからと値引きを求めている」と語った。

成好哲(ソン・ホチョル)記者
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