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 大阪府熊取町長選(19日告示、24日投開票)で、自民党大阪府連は13日、公認候補を擁立する、と発表した。すでに出している推薦から切り替えた。昨年11月の大阪府知事、大阪市長のダブル選で推薦候補が大敗した反省から、自民党色を前面に出す。府連によると、府内の首長選での公認候補擁立は「1971年の府知事選以来ではないか」(関係者)という。

 府連幹部らによると、地元支部から、新顔で測量士の清原猛志氏(59)の公認申請を受けていた。大阪ダブル選の擁立候補は推薦どまりで中途半端だったとする中山泰秀府連会長が主導する動きで、中山氏は「無所属だと有権者にわかりにくい」と語った。大阪維新の会も、元府議の藤原敏司氏(63)を公認で擁立するため、自民と維新の全面対決となる。

 町長選にはこのほか、現職の中西誠氏(63)、元富士通総研研究員の大屋智浩氏(36)、元町議の鈴木実氏(67)の3人が無所属での立候補を表明している。