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■自民党の高村正彦副総裁

 (安倍晋三首相は今年夏の参院選で)憲法改正に必要な3分の2を自公で獲得するのは困難だということで、改正に積極的な野党を合わせれば3分の2に達しうるかもしれないという願望を述べたのだと思う。同時に憲法改正に積極的といってもそれぞれ中身が違うとも述べている。(改正の)中身については十分話し合うことが必要だし、中身が話し合いで同じになったとしても、国民投票で過半数が取れるのかという問題もある。

 3分の2を目指すということが、即それでもって(憲法改正を)発議しますよ、ということではない。(憲法改正の)中身や国民に対する広報を含めて、しっかり議論していこうと。(首相は)議論していく基礎として、改憲に積極的な野党も含めて3分の2をとれたらいいなという願望を述べたのではないか。(訪問先のモスクワで記者団に)