[PR]

■大阪の街の歴史を掘り起こす 鈴木遙(すずきはるか)さん(32)

 5年前から大阪に住み、街の歴史を訪ね歩いている。ウェブサイトで連載中の「本読みのための大阪まちある記」のテーマは、谷町周辺になぜ紙関係の店が多いのか。古い長屋で営業する小さな印刷所の風景を入り口に、江戸期の紙の仕入れルートや俳諧師の活躍の考察へと、話を広げていく。

 「文献からではなく、街角の気になる風景から、歴史を掘り起こしていくのが好きなんです」